日本の労働人口が減少に伴い、多くの企業が抱える課題である「人手不足」の問題について、デジタルの力で解消していく可能性を経済産業省で「デジタル人材育成プラットフォーム」の制度設計をおこなう金杉氏に講演いただきました。企業を成長させるうえでDXを推進することの重要性や、企業のDXレベル別の判断とレベル別の具体的な対応推奨事項の解説、経済産業省が実施する支援施策とその活用方法などを包括的にお話いただきました。人手不足の解消やDX推進において、「今すべきこと」、そして「今できること」が何なのかを把握したい方に向けた講演です。

DX推進の歩留まりやDX人材の不足に悩む企業は多く存在します。人手不足が社会課題化する日本企業において、社員ひとりひとりのスキル、及び組織全体の強化は事業成長にも関わる重要なポイントとなるでしょう。とはいえ、「どんな人材が不足しているのか」、「既存社員が強化すべきスキルは何か」といった不足要素の具体化ができていないというケースも多く見受けられます。本講演では、丸井グループと合弁会社を設立し、丸井グループの組織変革や人的資本戦略など支援している株式会社グッドパッチCEO土屋氏と、モデレーターである株式会社INDUSTRIAL-X代表取締役CEO八子氏の対談によって、現代において必要な「人材開発」の着眼点や、今後求められる「組織改革」についてCEOの視点でお話いただきました。

企業の人手不足が続く中で様々な採用手法が生まれていますが、中でもリファラル採用に取り組む企業が年々増えています。この背景には、多くの企業が採用コストを抑えながら、カルチャーマッチした人材を採用したいと考えていることが挙げられるでしょう。本講演は、株式会社TalentX代表取締役CEOの鈴木氏に登壇いただき、社員が自社を紹介したくなる仕組み作りについてのお話をいただきました。従業員満足度を向上させることで実現する新しい採用のあり方をお伝えします。

DXの必要性が叫ばれる一方で、DX人材の不足が問題視されています。この講演では、日本DX大賞、日本ノーコード大賞において3部門を受賞したエン・ジャパン株式会社の高橋氏、そして同社との共同執筆で2023年8月に『DX人材育成ガイドライン』を発表した、サイボウズ株式会社の玉田氏が実際の事例に基づいたDX人材の育成、そしてDX推進のロードマップを解説頂きました。モデレーターには、組織と人の改革をテーマとした企業支援経験を多数お持ちである、PwCコンサルティング合同会社の丹氏を迎え、「デジタル」に重きを置かれがちなDX推進において、「人」を軸とすることの重要性の議論によって企業DXのあり方に関して知見を得られる講演です。

上場企業における人的資本の情報開示が既に義務化された中、これから全ての企業において人的資本に関する情報開示を進めていく必要性が出てきています。人手不足の解消を考える上でも、この人的資本に関する情報開示への取り組みは割けては通れません。しかし、まだ具体的に何から始めたら良いかイメージできていない企業も多いのではないでしょうか。本講演では、人的資本経営に関して様々な発信をおこなっているUnipos株式会社の田中氏に登壇いただき、人的資本経営に取り組むメリットや自社で実現するための方法に関して基礎的な内容から改めてご紹介頂きました。人的資本経営の取り組みを進めるためのはじめの一歩となる講演です。