オンライン商談とは?導入前に押さえておきたいメリットとデメリット
オンライン商談ツール
2023.06.07
2023.06.07
オンライン商談ツールは、営業職の方がテレワークをおこなううえで欠かせないツールです。オンライン商談ツールとは、インターネットを通じて顧客と商談ができるツールのことです。今回は、オンライン商談ツールとは何か、どのようなメリットやデメリットがあるのかを解説します。
オンライン商談ツールとは
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オンライン商談ツールを利用する3つのメリット
近年は新型コロナウイルス対策としてオンライン商談ツールを利用する企業が増えていますが、感染症対策以外にも、さまざまなメリットが期待できます。従来の対面商談に課題や問題を抱えているのなら、オンライン商談ツールの導入を検討してみましょう。 ここではオンライン商談ツールの導入で得られるメリットを3つ紹介します。
1.移動の時間・コストを削減できる
オンライン商談ツールは、インターネット環境とデジタル端末があれば、いつでもどこでも利用可能です。 たとえばお互いのオフィスでオンライン商談をおこなえば、相手のもとへ移動する時間や交通費などのコストをすべて削減することができます。
2.新規顧客の獲得範囲を広げられる
現地に支社や支店がない場合、県外や海外へ商談に行くにはかなりの時間とコストがかかるため、人手不足や経済面の問題から、新規顧客の獲得範囲を広げられないという企業は少なくありません。 インターネットを利用したオンライン商談ツールなら、距離に関係なくコミュニケーションを取れるので、遠方にいる相手にもアプローチをかけることができます。
3.多彩なプレゼンテーションが可能
電話商談は音声でしかやり取りできないため、相手にわかりやすく説明するには手間と時間がかかります。 オンライン商談ツールなら、商談中に画面やファイルを共有できるので、資料やデータを見ながらプレゼンテーションすることが可能です。相手の理解も深まるうえ、商談時間も短縮できるので一石二鳥です。
オンライン商談ツールを利用する2つのデメリット
オンライン商談ツールは、非対面コミュニケーションが推奨される現代のビジネスに欠かせないサービスですが、その一方で、いくつか気を付けなければいけない点もあります。オンライン商談ツールを利用する際は、メリットだけでなく、デメリットも踏まえて導入を検討しましょう。 ここではオンライン商談ツールの主なデメリットを2つ紹介します。
1.有形商材のプレゼンテーションが難しい
オンライン商談ツールでは、Webカメラを通じて映像のやり取りはおこなえますが、サンプルなどを実際に手にとって確かめることはできません。 形のある有形商材は、実際に見て、触れてもらわないとなかなか魅力を伝えきれないため、対面商談に比べて不利になってしまうことがあります。
2.ネットワークが不安定だと障害が起きる恐れがある
オンライン商談ツールはインターネットを介して映像や音声データをやり取りするため、ネットワーク環境が不安定だったり、何らかの障害が発声したりすると、映像や音声が乱れることがあります。 場合によってはツールが利用できなくなり、商談を中断せざるを得なくなる場合もあるので要注意です。
オンライン商談ツールの主な機能
オンライン商談ツールには、商談をより有利に進めるための便利な機能がたくさん搭載されています。どのような機能が備わっているかはツールごとに異なるので、利用するシーンや目的に合わせて、必要な機能が備わっているツールを選ぶようにしましょう。 ここでは、オンライン商談ツールの主な機能を5つ紹介します。
画面共有機能
自分のデスクトップ画面を相手の画面にも表示させる機能のことです。
たとえば、PCに保存している画像やテキストドキュメントを表示させたり、Webサイトの特定の画面を参考資料として提示したりすることができます。同じ画面を見ながら説明すれば、短時間でも正確な情報を伝えられるので、より効率的に商談を進められます。
なお、画面共有中はデスクトップ画面の変化がリアルタイムで反映されますので、静止画像だけでなく、マウスポインタの動きやウインドウの開閉、Webページの切り替えといった様子も共有されます。 そのため、画面上でマウスポインタを指さし代わりに利用して「ここにあるグラフをご覧下さい」と特定の部位を示したり、「こちらのページにデータが記載されています」とWebページを切り替えて表示したりすることもできます。
画面共有機能はオンライン商談の基本機能ですので、ほとんどのツールに標準搭載されています。 ただ、画面共有に必要な手順はツールごとに異なりますので、必要な時にすばやく共有できるよう、ワンタッチで操作できるツールを選ぶことをおすすめします。
資料共有機能
WordやExcel、PowerPointなどで作成した資料を相手と共有できる機能です。 あらかじめ資料をアップロードしておけば、商談中に資料を画面上に表示しながら商談することができます。
デスクトップ画面を共有する画面共有機能とは異なり、事前にサーバーへ資料をアップロードしておくぶん、ほとんどタイムラグのない状態で資料を閲覧できるところが大きな特徴です。
アップロードされた資料は商談中に表示されるだけでなく、任意でダウンロードや保存することも可能です。 資料の数が多い場合は、相手に資料のダウンロードを促し、後から目を通せるようにしておくと、相手からのレスポンスやアポを期待できるようになります。
なお、共有した資料はペンツールを使ってメモを書き込むこともできます。 アンダーラインを引いたり、注釈を書き込んだりすれば、自社サービスの解説やヒアリングなどに役立ちます。 画面共有機能と同じく、資料共有機能もオンライン商談ツールの基本機能として、ほとんどのツールに標準搭載されています。
ルーム内チャット機能
商談相手とテキストでやり取りできる機能です。
オンライン商談ツールでは、基本的にWebカメラやマイクを介した映像・音声でやり取りをおこないますが、時には口頭だからこそ伝わりにくい情報もあります。
たとえばメールアドレスや電話番号、WebサイトのURLなどは、口頭で伝えるよりもテキストで表示した方が手間がかからず、かつ正確に情報を伝えることができます。 通信環境が不安定で音声のやり取りが難しい場合は、テキストチャットに切り替えて商談をおこなうことも可能です。
複数の人で商談に参加する場合は、テキストチャットならほかの人の発言を妨げずにコメントできるので、商談を円滑に進められます。
ツールによっては、入力する文字の色やサイズを変更したり、チャットログを保存して後から見直したりする機能も搭載されています。
特にチャットログは、上司に提出する報告書や、会議の議事録を作成する場合に便利な機能です。
テキストチャット機能はオンライン商談ツールによって有無が異なりますので、音声通話の補助として利用したい場合や、3人以上で商談をおこなう可能性がある場合は、テキストチャット機能を搭載したオンライン商談ツールを選びましょう。
自動音声議事録機能
商談中にやり取りした音声データをAIが自動で文字起こししてくれる機能のことです。 商談中にメモを取ったり、録音した音声から文字起こししたりする必要がなくなるため、商談の手間を大幅に省くことができます。
自動音声議事録機能で文字起こしした内容は、画面上で確認するだけでなく、データファイルとしてダウンロードすることも可能です。一度保存しておけば、好きな時に商談内容を振り返ることができるので、課題や問題点の整理や、顧客ニーズの精査などに役立ちます。
また、文字起こしした商談内容を教材として活用すれば、新人教育やオンライン商談のロールプレイングなどをおこなうこともできます。ただ、音質が悪いと正常に機能しなかったり、変換ミスが起こったりしやすくなります。
自動音声議事録機能を使って報告書や議事録を作成したり、商談内容の振り返りに利用したりする場合は、高音質でやり取りできるオンライン商談ツールを選ぶことをおすすめします。 また、音質に影響を与えるマイクも、多方向から音を拾うタイプではなく、特定の方向の音だけを集中的に集めるマイクを選ぶのがポイントです。
トークスクリプト表示機能
あらかじめ用意したトークスクリプト(台本)を商談中に表示できる機能のことです。
顧客に対して自社の商品・サービスをよどみなく説明し、質問や疑問に対して適切に回答するには、商談の流れを書き込んだトークスクリプトが必要不可欠です。 特に商談経験の少ない人材は、緊張して説明がぎこちなくなったり、質問をぶつけられた時にあわてたりしがちです。質問に対して十分な回答を提示しなかったり、説明に詰まっておろおろしたりすると、相手の不信感や不安感が増長してしまいます。
トークスクリプトには、どのように商談を進めるか、質問された時にどのように応対するかなど、商談を円滑に進めるための知識やテクニック、流れなどが記載されているため、商談の経験が少ない初心者でも、スムーズに話を進めていくことができます。なお、トークスクリプトは用意した本人側にしか表示されませんので、商談相手に見られる心配はありません。
また、トークスクリプトは同じ画面上に表示されるので、手元で資料をあさったり、目線を落としたりすることなく台本をチェックすることができます。
ホワイトボード機能
共有した画面にペンツールなどを使って文字などを書き込める機能です。 書き込みは双方からおこなえる仕様になっており、気になるところにアンダーラインを引いたり、メモを書き込んだりすることができます。使い方は一般的なペンツールとほぼ同じなので、初めてオンライン商談ツールを利用する人でも、直感的に操作できます。
顧客との商談だけでなく、社内での打ち合わせやディスカッションなどに役立つ機能で、会話をしながら各々でアイデアを書き込んだり、追加で情報を加えたりすることも可能です。 もちろん、書き込んでいる間も音声でやり取りできるので、商談の進行を妨げる心配はありません。
初めての相手とのオンライン商談は、緊張でぎこちなくなってしまいがちですが、ホワイトボード機能を使って共同作業をおこなえば、徐々に打ち解けてスムーズにコミュニケーションを取れるようになります。
資料をフル活用してプレゼンテーションしたい場合や、社内会議に活用したい場合などにおすすめの機能です。
録画・録音機能
オンライン商談の様子を録画し、保存できる機能です。 保存したデータは後からいつでも見返すことができるので、商談の内容を振り返りたいときや、顧客のニーズを分析したいときなどに役立ちます。
また、録画した映像を文字起こしすれば、報告書や議事録も簡単に作成できます。 ツールによっては録画した映像をURLで共有することも可能で、チームで商談の課題や問題を洗い出したり、商談のテクニックを学習したりすることができます。
録画・録音機能はワンタッチでON/OFFを切り替えられるので、最初から最後まで記録として保存したり、重要な部分だけ録画して備忘録代わりにしたりすることもできます。 自分の商談の様子を後から見返したい場合や、社員教育の教材として使用したい場合、報告書や議事録を作成したい場合などにあると便利な機能です。
なお、録画したときの画質・音質はWebカメラやマイクの質に左右されますので、頻繁に録画機能を利用する場合は、カメラやマイクの性能にもこだわりましょう。
オンライン商談ツールの主な利用シーン
オンライン商談ツールは、インターネットに接続できる環境とデジタル端末があれば、時間や場所を選ばずに利用できます。さらに、商談に役立つさまざまな機能も搭載されているので、幅広いビジネスシーンに活用することが可能です。 ここでは、オンライン商談ツールを活用できる具体的な利用シーンを3つに分けて紹介します。
ユーザーサポート
企業では、自社の商品やサービスを利用している顧客の質問や疑問、クレームに対応するためのユーザーサポート部門を設置しています。従来は電話やメールでの受付や対応がメインでしたが、口頭や文字だけでは相手の状況を的確に判断できなかったり、逆に顧客への回答がうまく伝わらなかったりすることが少なくありません。
場合によっては、ユーザーサポートの対応が新たなトラブルの火種になることもあるので、慎重かつ適切な対応を心がける必要があります。
オンライン商談ツールを利用すれば、相手の状況を映像で確認したり、こちらから資料やマニュアルページを提示して視覚的に説明できるので、口頭や文字だけで伝えるよりも充実したサポートを提供できます。
ブラウザ通話型のオンライン商談ツールを導入すれば、顧客は特定のソフトやアプリをインストールする必要なく、Web上からアクセスするだけでサポートを受けられるので、気軽に利用できるところも利点です。
セミナー・説明会
多くの人を集めておこなうセミナーや説明会は、これまで大々的な集客や、社員の教育などに活用されてきました。 しかし、新型コロナウイルスの影響によって三密(密集・密閉・密室)を避けなければならない今、大勢の人が一つの会場に集まってセミナーや説明会に参加するのは高いリスクを伴います。
そんなときは、オンライン商談ツールを利用したウェビナー(Webセミナー)を開催してみましょう。一度に複数の人数が参加できるオンライン商談ツールを選べば、1対複数のウェビナーを手軽に開催することができます。
主催者はもちろん、参加者もそれぞれの自宅などで個別に参加できるため、3密を避けてセミナー・説明会を受講できます。オンライン商談では映像だけでなく、音声の相互通信も可能ですので、参加者から主催者へ質問を投げかけることもできます。
企業側にとっても、収容人数の大きな会場を確保する手間とコストが省けるほか、遠方にいる人にも気軽に参加してもらえるところに大きなメリットがあります。
採用面接
従来の採用面接は、本社に就活生が集まり、集団または個別に面接を受けるスタイルが主流でした。 しかし、新型コロナウイルスの流行により、近年はオンライン商談ツールを利用した採用面接をおこなう企業が急増しています。
オンライン商談ツールなら、Webカメラとマイクを通じて、就活生の身だしなみや表情、姿勢などをチェックしたり、志望動機を尋ねたりすることができます。 企業によっては複数の人事担当者が採用面接にあたりますが、多人数が参加できるオンライン商談ツールを活用すれば、就活生1人対複数の人事担当者で採用面接をおこなうことも可能です。
また、オンライン商談ツールなら場所を選ばないので、遠方にいる就活生ともコンタクトを取りやすくなります。 求人募集するエリアを拡大すれば、優秀な人材を獲得できるチャンスも広がるため、一石二鳥の効果を期待できます。
なお、採用面接にオンライン商談ツールを利用する場合は、より多くの人が参加できるよう、マルチデバイス対応のツールを導入しましょう。
オンライン商談を導入する際の3つの注意点
オンライン商談を導入するにあたって、注意したいポイントを3つ紹介します。
1.商談相手の準備をサポートする
日本国内でのオンライン商談は、まだまだ広がり始めたばかりです。そのため、商談相手の中には「オンライン商談は初めておこなう」という場合もあるでしょう。
いざオンライン商談が始まった際に、相手の準備ができていなかった、設定が間違っていたといったトラブルが起きる可能性があります。大切な商談の時間をこういったトラブルで無駄にしてしまわないように、事前に使用するツールの使い方に不安はないか確認し、不安がある場合は使い方をまとめたページやサイトを送るなど、スムーズに商談へ入れるよう商談相手への気配りを忘れず行いましょう。
2.聞き取りやすい口調で話す
オンライン商談ツールでは、マイクが拾った音声をデータにしてやり取りをおこないます。そのため、対面商談に比べると、どうしても声が聞き取りにくい場合があります。
対策として、性能の良いマイクや、音質の良いツールを利用すればクリアな音声でやり取りできますが、オンライン商談ツールを利用するときはなるべくはっきりとした口調で話すよう心がけましょう。
3.リアクションは大きめを心がける
オンライン商談ツールは画面越しにコミュニケーションを取るので、リアルよりも仕草やリアクションが小さく映りがちです。特に画面の小さいスマートフォンは動きがわかりづらいので、相手から「リアクションが薄い」「反応があまりないな・・・」などと思われてしまう可能性があります。
オンライン商談では相槌やリアクションは大きめに取るよう心がけましょう。
オンライン商談ツールを利用する前に押さえておきたいコツ
オンライン商談は、従来の対面商談とはシチュエーションが異なるので、初めて使うときは戸惑うことも多いでしょう。ただ、オンライン商談ツールそのものは非常に便利なサービスなので、「慣れていないから」と敬遠するのはもったいないことです。オンライン商談初心者でも、コツをつかめばすぐにツールを使いこなすことができるので、積極的にビジネスに取り入れていきましょう。
ここでは、オンライン商談ツールを利用する前に押さえておきたいコツを5つ紹介します。
1.基本的な機能をチェックする
オンライン商談ツールに搭載されている機能はサービスごとに異なるので、まずはどんな機能を使えるのかチェックしておきましょう。
特に画面やファイルの共有、録画機能、チャット機能、メモ機能などは商談中によく使う機能なので、どのボタンがどの機能と連動しているのか、あらかじめ確認しておくのがポイントです。 オンライン商談ツールの機能や使い方はマニュアルに記載されているので、実際の商談に使う前に、一度目を通しておくことをおすすめします。
使い方についてわからないことや、不明な点があれば、サポートセンターなどに問い合わせると適切なアドバイスをもらえるでしょう。
使い方に不安がある方は、顧客と商談する前に、社内の人間とやり取りしてみるのも一つの方法です。 実際にオンライン商談ツールを使ってコミュニケーションを取りながら、基本的な機能を一通り試しておけば、本番でもスムーズに操作することができます。ただ機能を試すだけでなく、相手の気になるところを指摘し合い、必要に応じて修正や改善を加えると、万全の状態でオンライン商談に臨めます。
2.相手と共有したい資料・画面を準備しておく
オンライン商談ツールでは、相手と画面や資料を共有することができますが、操作に慣れていないと目当ての画面や資料を呼び出すのに手間取ってしまう可能性があります。商談に使う画面や資料はあらかじめスタンバイしておき、必要に応じてすぐに呼び出せるようにしておきましょう。
資料が多いときは、画面共有ではなく、資料共有機能を使って事前にアップロードしておくと、タイムラグなしで相手に資料を提示することができます。
アップロードした資料は、画面に表示するだけでなく、相手にダウンロードしてもらうことも可能です。 商談が終わった後でも目を通してもらいたい資料がある場合は、事前にアップロードを済ませておくとよいでしょう。
資料が複数ある場合は、商談相手ごとにフォルダを作成しておくと、誤ったデータをアップロードしてしまうリスクを予防できます。
なお、アップロードできるファイルの種類はツールごとに異なりますので、どのファイル形式に対応しているのか、事前にしっかり確認しておきましょう。
3.トークスクリプトを作成する
初めてオンライン商談ツールを利用するときは、商談の内容や流れをまとめたトークスクリプトを作成しておくのがおすすめです。
特に営業初心者の方は、自己紹介の仕方から始まり、商品やサービスの説明、会話の展開の仕方、予測される質問への適切な回答、商談の切り上げ方などをフローチャートにまとめておくと、順序立てて商談を進められます。
オンライン商談ツールのなかには、作成したトークスクリプトをツールに取り込むことができる機能が搭載されています。トークスクリプトを事前にアップロードしておくと、画面にトークスクリプトが表示されるので、内容を確認しながら商談をおこなえます。 画面共有機能を使っても、トークスクリプトの画面は相手側に表示されないので安心です。
もちろん、商談の流れによっては、トークスクリプト通りに進行しないこともありますが、大まかな筋道を立てておくことで、自信をもって商談に臨むことができます。
オンライン商談の内容はツールの録画機能を使って保存しておき、その都度フィードバックをおこなえば、より洗練されたトークスクリプトを構築できるでしょう。
4.相手と自分のネットワーク環境や通信機器を確認する
オンライン商談ツールの画質や音質は、ネットワーク環境に大きく左右されます。 ネットワーク環境が十分に整っていないと、途中で通信が途切れてしまい、商談を中止せざるを得ない状況に陥る可能性があります。商談当日は、早い段階からネットワーク環境や、Webカメラ・マイクなどの通信機器の状態を確認し、問題なく動作するかどうかチェックしておきましょう。
また、相手にオンライン商談ツールの利用をお願いするときは、先方のネットワーク環境や通信機器の有無をあらかじめ確かめておくのがマナーです。
オンライン商談ツールを利用する際に必要な環境や機器を伝えたうえで、「ご不明な点がありましたら、いつでもご相談ください」と言い添えておけば、本番でもスムーズにオンライン商談に移行できます。
なお、オンライン商談ツールを指定するときは、なるべくソフトやアプリのインストールが必要ないタイプを選びましょう。オンライン商談をおこなうにあたり、相手に余計な手間をかけさせてしまうと、商談そのものを断られてしまう恐れがあるので要注意です。
5.前日にリマインドメール・連絡をおこなう
オンライン商談ツールは、いつでもどこでもつながれるという手軽さゆえに、対面商談よりも予定を忘れられやすい傾向にあります。特にアポを取った日から商談当日まで時間が空く場合は、失念されるリスクが高いので、前日にリマインドメールを送っておきましょう。
メールでは商談の日時とともに、商談に利用するツールや、入室の仕方、商談の流れなどを説明しておくと、相手もスムーズにオンライン商談に参加することができます。
もちろん、自分でもオンライン商談の予定を忘れないよう、通知やスケジュール設定をしておくことが大切です。
オンライン商談ツールに資料共有機能がついていない場合は、リマインドメールに資料ファイルを添付し、事前の確認をお願いしましょう。相手のメールアドレスがわからない場合は、前日に電話をかけ、オンライン商談のスケジュールを伝えておきます。
その場合、資料は事前に先方のオフィスに郵送しなければなりませんが、リアルに対面しないオンライン商談では、なるべく相手から目線を話さずに対話したいところです。紙の資料を使用すると目線が手元に落ちてしまいがちになるので、資料共有機能のついたオンライン商談ツールの利用をおすすめします。
オンライン商談は生産性と成約率を向上させる!
いかがでしたか。今回は、オンライン商談について解説してきました。
オンライン商談ツールを活用することで、移動時間や交通費などのコストが削減されて、営業担当の生産性を向上させることができます。また、オンライン商談ツールは導入する企業側だけではなく、お客様にとってもメリットがあり、双方に役立つツールといえるでしょう。
オンライン商談ツールの導入は、自社でやりたいことや必要な機能を明確にしてから決めることが大切です。 テレワークに対応するため、この機会にオンライン商談ツールを導入してみてはいかがでしょうか。
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