無料の請求書発行システムを比較!メリットとリスクも解説
紙ベースの請求書作成を離れ、クラウド型の請求書発行システムを導入すると、担当者の負担や時間だけでなく、紙資源や保管スペースなどを大幅に削減できます。また、パソコンだけでなくスマホなどから操作可能なツールを選べば、場所を問わずに請求書の発行業務が可能です。
今回は、無料でも使えるおすすめの請求書発行システムを10個紹介します。特徴や機能、料金などを徹底比較したので、まずは無料で導入してみてください。
Outline
請求書発行システムを導入するメリット

企業規模を問わず、請求書発行システムを導入することで、時間や資源などのコストを全面的に削減できるのがメリットです。
紙ベースによる請求書業務は、月末などの一定時期に集中しやすいため、担当者はそれ以外の業務に着手する余裕がなくなってしまいます。また、請求書の発行から印刷、封入に加え、郵便物の投函作業など、かなりの時間を要します。さらに、誤発送を予防するための複数名による確認作業や、郵送代などのコストも経費を圧迫する要因です。
手作業による請求書業務をオンライン化することで、担当者の業務負担やコストの削減、ペーパーレス化にも対応できます。さらに、クラウド型を利用することで、パソコンの故障や被災時など万が一の場合でも、データを失うことがないので安心です。
請求書発行システムは無料で使えるものもある!

請求書発行システムは、月額課金など有料で提供されるケースが多いですが、無料ですべての機能を使えるツールや、無料トライアル期間を設けているツールも多々あります。また、クラウドサービスの普及に伴い、請求書発行システムを提供する会社は増えている傾向にあります。
請求書発行システムは直感的に操作できる部分が多く、Excelなどを利用した請求書作成よりも手間がかからず、担当者が変わった際でも簡単に引き継ぐことができます。
自社にマッチする請求書発行システムを探すには、まずは無料で使ってみることをおすすめします。
無料で使える請求書発行システム11選

請求書発行システムにはさまざまな機能があります。代表的な機能として、請求書や見積書、領収書などの作成機能、メール送信機能などが搭載されています。ツール提供先で印刷・封入・投函までおこなう郵送代行機能もありますが、今回紹介する10選も含め、ほとんどのツールは有料プランもしくは別途費用が必要です。
有料プランでなければ使えない機能もありますが、無料トライアル期間内にすべての機能を体験できるツールもみられます。
ここでは、すべて無料で使えるツールのほか、無料プランや無料トライアルが用意されているおすすめの請求書発行システムを10社紹介します。
まずは、10社の簡易的な比較表をご確認ください。
システム名 | 無料プラン | 有料プラン 月額料金 |
無料トライアル | 郵送代行 |
---|---|---|---|---|
- |
5,000円~ |
○ |
○ |
|
○ |
800~10,000円 |
○ |
○ |
|
○ |
0円 |
– |
○ |
|
○ |
0円 |
– |
– |
|
○ |
0円 |
– |
– |
|
○ |
1,080~3,480円 |
– |
○ |
|
○ |
980円~ |
– |
○ |
|
– |
500~1,000円 |
○ |
– |
|
○ |
0円 |
– |
– |
|
– |
1,000~10,000円 |
○ |
○ |
|
○ |
4,980円~ |
– |
○ |
BtoBプラットフォーム 請求書

「BtoBプラットフォーム 請求書」は、多くの国内企業によって導入されているクラウド型請求書発行システムです。
電子帳簿保存法に対応しているため、電子データのみで請求書を保管することが可能です。取引先には利用料がかからないため負担をかける心配がなく、安心して導入することができます。
請求書添付ファイル保存機能により、稟議書などの請求書に関するデータをまとめて管理できるため、あとで書類を探す手間を省くことが可能です。
会計システムとの連携ができるため、リアルタイムで会計データが更新されます。
支払い側は、運送料や公共料金などの請求明細をまとめて受け取ることができます。店舗や営業所を複数持っている企業にとって便利な機能です。
通常のOCR技術よりも高精度な「AI-OCR」を採用しており、紙で受け取った請求書をすばやく正確にデータ化することが可能です。
【機能】
- 請求書・支払通知書の自動発行
- 公共料金明細の自動取り込み
- 関連書類の添付機能
- AI-OCR機能
- 経営ダッシュボード
- 入金消込の自動化
- 会計システムとの連携
- 請求書の郵送代行(有償)
プラン名 | 月額基本料金 | 年額基本料金 | 無料トライアル |
---|---|---|---|
- |
5,000円~ |
- |
○ |
月額料金のほか、導入には初期費用(100,000円~)がかかります。
無料IDを発行すれば、すぐにシステムを利用することができます。同時に資料請求もできるので、具体的な料金を知りたい方は一度問い合わせてみると良いでしょう。
Misoca

「Misoca」は、わずか3ステップで請求書や納品書などの作成ができる、クラウド型請求書発行システムです。個人事業主におすすめの完全無料プランのほか、中小企業におすすめの有料プランが3つ用意されています。また、「弥生会計」や「マネーフォワード クラウド確定申告」「freee」など、一部の会計ソフトとの連携サービスがあります。
請求書発行の詳しい知識がなくても、消費税10%・軽減税率8%の自動計算式が入ったテンプレートが用意されているので、設定された項目に数値を入力するだけで簡単に請求書を作成できます。
【機能】
- 見積書・納品書作成
- 注文書・注文請書・領収書・検収書作成
- 取引先登録
- メール送信
- 請求書の自動作成予約
- 請求書のCSVアップロード
- API経由の請求書作成
- 請求書の郵送代行(有料プランのみ)
Misocaの有料プランには、請求書の封入作業や投函の手間を削減できる「請求書の郵送代行」機能があります。また、無料プランから「請求書の自動作成予約」機能が使用でき、設定後はワンクリックで請求業務をおこなえて便利です。
【料金】
プラン名 | 月額基本料金 | 年額基本料金 | 無料トライアル |
---|---|---|---|
無料プラン |
0円 |
0円 |
(必須) |
プラン15 |
800円 |
8,000円 |
1年間 |
プラン100 |
3,000円 |
30,000円 |
1年間 |
プラン1000 |
10,000円 |
100,000円 |
1年間 |
無料プラン・プラン15・プラン100・プラン1000の4つのプランの大きな違いは、請求書の作成数と同時利用人数です。いずれも見積書・納品書・取引先登録は無制限で使えます。
個人向けの「無料プラン」の同時利用人数は1名のみです。月間請求書作成数の上限は5通ですが、ずっと無料で使い続けることができます。また、無料プランの契約は、「無料体験」プランに申し込むのが条件です。
有料プランの「プラン15」は小規模の法人向けで、月間請求書の作成数上限は15通です。上限を超える場合、1,000通までなら1通につきプラス70円で使えます。同時に2名まで利用可能です。
有料プランの「プラン100」は複数人で管理したい法人向けで、月間請求書の作成数は100通までです。101通から1,000通までは、プラン15と同じく1通につきプラス70円になります。同時利用は5名まで可能です。
有料プランの「プラン1000」は、月間請求書の基本作成数は、上限が1,000通となります。同時に30名まで利用可能なので、多くの従業員を抱える規模の法人におすすめです。
すべての有料プランにおいて、1年間の無料キャンペーンを実施していますが、年額払い契約が対象につき、月額払いは該当しないので注意してください。
INVOY

「INVOY」は、機能制限なしに請求書や納品書などを作成できる、クラウド型請求書発行システムです。書類作成や管理の基本機能を、すべて無料で使えます。発行枚数が5,000通を超える場合は、問い合わせが必要です。現時点において、会計ソフトなどとの連携はできません。
操作性も簡単でスマホからも利用できます。フリーランスやスタートアップ企業、請求書を数多く発行する企業にもおすすめです。無料とはいえ、日次でデータバックアップを行っています。
【機能】
- 請求書・見積書・納品書・領収書・発注書作成
- 取引先登録
- メール送信
- 請求書の自動作成予約
- CSVアップロードで複数請求書を一括作成
- 書類のPDFダウンロード
- 請求書の郵送代行(有償)
郵送代行は有償ですが、すべての基本機能を無料で使えるのは魅力です。また、帳票類の保存期間に制限はなく、会社のロゴの設定などもできます。
【料金】
プラン名 | 月額基本料金 | 年額基本料金 | 無料トライアル |
---|---|---|---|
Free |
0円 |
0円 |
– |
郵送代行は、1件あたり147円で、定形郵便物で送付されます。支払い方法はクレジットカード(VISA、Mastercard)のみです。
PASELLY

「PASELLY」は、請求書や納品書などの作成や、顧客管理、商談管理などができる、クラウド型請求書発行システムです。書類作成や入金管理などのほか、顧客リスト管理や行動履歴管理などの機能を、すべて無料で利用できます。発行した請求書などの情報は、会計ソフト「freee」に転送可能です。
複雑な設定もなく、最低限の項目を入力するだけで簡単に請求書を発行できます。無料&シンプルなクラウド型システムをお探しの企業や、経理作業負担を極力軽減したい企業におすすめです。
【機能】
- 請求書・見積書・納品書・発注書・領収書作成
- 取引先登録
- メール送受信
- 顧客リスト管理
- 営業管理
- チームでの共同作業
- 入金管理
- 予実管理
- freeeとの連携
無料ながらも顧客管理を一元化でき、営業がいつなにをしたかがわかる行動履歴も管理できます。チームメンバーを招待することで、共同作業も可能です。請求書の入金・未入金の把握や、売上予定を登録して年間売上高の見通しを立てる予実管理も搭載されています。今後は、書類作成依頼機能や、注文請書作成、未入金時にメールを送るスケジューラーの作成などの機能を実装予定です。
【料金】
プラン名 | 月額基本料金 | 年額基本料金 | 無料トライアル |
---|---|---|---|
– |
0円 |
0円 |
– |
2019年末よりβ版として公開している成長途中のサービスですが、今後は各種機能を取り入れた有料プランの提供も視野に入れているので、より充実したサービスに期待がもてます。
Square

「Square」には、独自のSquare請求書アプリが用意されています。アプリをインストールすれば、パソコンだけでなくスマホからも請求書や見積書などの作成・送信がおこなえる、クラウド型請求書発行システムです。請求書を受け取った側がワンクリックで支払いができる機能など、豊富な機能をすべて無料で活用できます。
見積・請求・支払いを一括管理できるので、個人事業主や小売業、月謝や会費を請求する会員制店舗のほか、飲食業、宿泊業、セミナーの申し込みなどにもおすすめです。
【機能】
- 見積書・請求書作成
- 取引先登録
- 請求書のメール送信
- 請求書の定期送信
- 請求書のリマインダー送信
- 自動継続課金
- freeeとの連携
入金期限が近づいた際に送るリマインダーメールを顧客に送信できるので、メールの作成作業が格段にラクになります。自動継続課金は、顧客の同意によりクレジットカード情報を保存できる機能で、毎回自動的に引き落とされて便利です。売上金額は、最短で翌営業日に振り込まれるので、安定経営にも役立ちます。
【料金】
プラン名 | 月額基本料金 | 年額基本料金 | 無料トライアル |
---|---|---|---|
– |
0円 |
0円 |
– |
請求書の作成や送信の上限枚数はなく、費用も無料です。パソコンはもちろん、Square請求書アプリをインストールしたスマホからも無料で使えます。
顧客との間でクレジットカード決済をおこなう場合、Visa、Mastercard、American Express、Discover、Diners Clubの決済手数料は3.75%、JCBは3.95%が引かれます。
Zoho Invoice

「Zoho Invoice」は、請求書や見積書などの作成のほか、経費の管理やクレジットカード払いの機能を備えた、クラウド型請求書発行システムです。取引企業5社以下の企業におすすめの無料プランと、事業規模に応じた複数の有料プランがあります。
Zoho Invoiceのモバイルアプリをインストールすることで、どこからでも請求書の作成・送信・管理をおこなえます。また、海外企業が提供するサービスのため、アメリカやカナダ、インドなど世界中で使われているのも特徴です。複数の通貨や言語にも対応しており、日本とは一味違う請求書テンプレートなので、海外取引がある企業や差別化したい企業におすすめです。
【機能】
- 請求書・見積書作成
- 取引先登録
- メール送信
- 工数の管理
- 経費の管理
- クレジットカード利用履歴の管理
- オンライン決済対応
- 複数通貨・言語対応
- 請求書の郵送代行(有償)
- API連携
- CRM連携
基本的な機能は、無料プランと有料プランで変わりませんが、請求先の顧客登録数とユーザー数には制限があるので、以下の表を参考にしてください。なお、郵送代行を依頼する際は、郵送クレジットを別途購入する必要があります。
プラン名 | 請求先の顧客登録数 | ユーザー数 |
---|---|---|
無料 |
5人 |
1人 |
ベーシック |
50人 |
1人 |
スタンダード |
500人 |
3人 |
プロフェッショナル |
無制限 |
10人 |
【料金】
プラン名 | 月額基本料金 | 年額基本料金 | 無料トライアル |
---|---|---|---|
無料 |
0円 |
0円 |
– |
ベーシック |
1,080円 |
10,800円 |
– |
スタンダード |
2,280円 |
22,800円 |
– |
プロフェッショナル |
3,480円 |
34,800円 |
– |
※年間契約+割引実施中の価格
無料登録から有料プランへの移行やプランの変更ができます。すべてのプランにおいて、郵送代行は有償です。使用後に、機能などのサービスに納得できない場合は、30日間の返金保証を利用できます。
RaQool

「RaQool」は、わずか1分で請求書や見積書を作成でき、顧客管理もできる便利なクラウド型請求書発行システムです。無料のフリープランと、スタンダード、オリジナルの2つの有料プランがあります。申し込みの段階では、すべてフリープランとなっており、有料プランに変更依頼をしない限り、月額課金は生じません。
請求書や見積書の作成・編集・送付は、スマホやタブレットにも対応しているので、担当者が移動中でもスムーズに実施できます。有償で請求書の郵送代行を依頼できるため、発送業務を効率化したい企業におすすめです。現在はβテスト期間中ですが、個人から法人までが利用しています。
【機能】
- 請求書・見積書作成
- 取引先登録
- メール送信
- 請求書のPDF化
- 顧客情報のExcelデータ(CSV形式)読み込み・抽出
- チームでの共同作業
- 請求書の郵送代行(有償)
顧客など取引先の登録数は、無料プランが5件まで、スタンダードは5,000件、オリジナルは応相談となっています。料金プランにかかわらず、利用可能ユーザー数に制限がないため、チーム内で同時に使える点もおすすめです。
請求書の作成にあたり、消費税や源泉徴収税の計算は不要です。数クリックで請求書を作成できるので、作業効率も高まります。Excelで作成した顧客情報の読み込みができるため、1件1件手入力する必要はありません。また、顧客情報や請求書データをワンクリックで抽出できるのも便利です。
【料金】
プラン名 | 月額基本料金 | 年額基本料金 | 無料トライアル |
---|---|---|---|
フリープラン |
0円 |
0円 |
– |
スタンダード |
980円 |
– |
– |
オリジナル |
応相談 |
応相談 |
– |
プロフェッショナル |
3,480円 |
34,800円 |
– |
請求書だけでなく見積書や送付状印刷も含めた郵送代行サービスは、1通あたり200円で提供されています。代金には、切手代と貼り付け、ポスト投函作業が含まれています。有料プランの料金も安価なので、作業時間を短縮したい企業や、フリーランスなど一人ですべての業務を担当している場合におすすめです。
ツカエル見積・請求書オンライン

「ツカエル見積・請求書オンライン」は、請求書や見積書などの作成はもちろん、入金伝票、請求残高表などで集計までできる、クラウド型請求書発行システムです。画面は直感的に操作できるので、これまで紙の帳票しか扱ったことがない担当者でも簡単に移行できます。
個人事業主やフリーランスなど1人で業務をおこなうケースにおすすめの「Stdプラン(スタンダードプラン)」と、中小企業など複数名で業務をおこなうケースにおすすめの「Proプラン(プロプラン)」の2つの有料プランがあります。無料プランはありませんが、いずれのプランも無料トライアルができるので、気軽に試せるのもポイントです。
【機能】
- 請求書・見積書・納品書・領収書作成
- 合計請求書・入金伝票(Proプランのみ)
- 請求残高表・得意先元帳(Proプランのみ)
- 見積書粗利計算(Proプランのみ)
- 取引先登録
- メール送受信
- CSVアップロード
郵送代行はありませんが、帳票テンプレートはデザイン性が高く、窓枠付きの封筒にも対応しています。さらに、テンプレートのカラー変更などカスタマイズ機能も充実しており、デザイン会社や女性向け製品を扱う企業にもおすすめです。顧客に送信した帳票を閲覧したかどうかも確認できるほか、請求済みや入金済みなどのステータス管理もできます。
【料金】
プラン名 | 月額基本料金 | 年額基本料金 | 無料トライアル |
---|---|---|---|
Stdプラン |
500円 |
5,000円 |
30日間 |
Proプラン |
1,000円 |
10,000円 |
30日間 |
いずれのプランも30日間の無料トライアルが可能で、Stdプランのみ、初月の500円は無料です。トライアル期間中は、Proプラン機能をすべて利用できますが、各帳票の作成数は8枚までに制限されています。期間内であっても、利用ユーザーを3人まで追加可能です。
IKULA

「IKULA」は、請求書や見積書などの作成から顧客管理機能、入金管理機能などすべての機能を無料で使える、クラウド型請求書発行システムです。見積書から請求書への変換やPDF添付送信も簡単にできます。経理業務を一元化したい個人事業主や小規模事業主におすすめです。
消込機能があるため、入金・未入金管理に割かれていた時間を大幅に削減できる点も見逃せません。いまのところ、管理者数無制限で無料提供されていますが、将来的には一部の機能やサービスを、有償で提供する可能性があります。
【機能】
- 請求書・見積書・納品書作成
- 取引先登録
- メール送信
- 請求書のPDF化
- 請求消込機能
- 請求書・入金・顧客データのCSVインポート
- レポート機能
請求書の郵送代行はありませんが、消込機能を活用すれば時短可能となるため、担当者の負担を大きく軽減できます。
【料金】
プラン名 | 月額基本料金 | 年額基本料金 | 無料トライアル |
---|---|---|---|
– |
0円 |
0円 |
– |
CLOUD PAPER

「CLOUD PAPER」は、請求書・納品書などの作成、郵送代行、顧客管理、勤怠管理などもできる、クラウド型請求書発行システムです。パソコンやスマホ、タブレットから利用でき、作成した請求書のPDF化やメール添付も簡単におこなえます。
4つの有料プランがあり、いずれも30日間無料で使えます。安価でありながらも機能が多く、利用メンバー数に応じたプラン別けやメンバー数無制限のプランも用意されているので、個人事業主から中規模事業主におすすめのツールです。
【機能】
- 請求書・見積書・発注書・納品書・領収書作成
- 取引先登録
- メール送信
- 請求書の自動作成予約
- CSVデータエクスポート
- PDFダウンロード
- 入金管理
- 売上レポートの確認
- 請求書の郵送代行(有償)
- freeeとの連携
スッキリとしたテンプレートデザインが用意されており、消費税や源泉徴収税にも対応しています。未入金の請求書や入金予定金額の自動表示、自動的に請求書を作成する機能、売上がひと目でわかるグラフ生成、freeeとの連携機能など、充実した機能が満載です。
定期的なバックアップを行っていますが、CSVデータエクスポートやPDFダウンロード機能があるので、担当者のタイミングでバックアップをおこなえます。
いずれのプランも書類作成枚数の上限はありませんが、利用メンバー数とクライアント数が異なりますので、以下の表を参考にしてください。
プラン名 | 利用メンバー数 | クライアント数 |
---|---|---|
Light(ライト) |
1人 |
30社まで |
Standard(スタンダード) |
3人 |
100社まで |
Premium(プレミアム) |
10人 |
200社まで |
Expart(エキスパート) |
無制限 |
無制限 |
【料金】
プラン名 | 月額基本料金 | 年額基本料金 | 無料トライアル |
---|---|---|---|
Light(ライト) |
1,000円 |
– |
30日間 |
Standard(スタンダード) |
3,000円 |
– |
30日間 |
Premium(プレミアム) |
5,000円 |
– |
30日間 |
Expart(エキスパート) |
10,000円 |
– |
30日間 |
すべてのプランは初月無料なので、実質30日間の無料トライアル期間が用意されています。郵送料金は、Lightのみ180円で、ほか3つの上位プランは170円です。
nakao-san

「nakao-san」は、請求書や発注書などを最短1分で作成できるだけでなく、請求書の受け取りから取りまとめまで一元管理できる、クラウド型請求書発行システムです。無料で多くの機能が使える「個人プラン」と、「ベーシックプラン」「ビジネスプラン」の2つの有料プランがあります。
請求書などの作成から受け取りまでが簡単なので、フリーランスやスタートアップ企業など、請求作業を簡略化し、空いたリソースをほかの業務に振り当てたい人におすすめです。また、案件ごとにグループ作成ができるため、チーム全体で簡単に共有・管理が行なえます。
【機能】
- 請求書・見積書・納品書・発注書・領収書・検収書作成
- 取引先登録
- メール送信
- 請求書のCSVアップロード(有償プランのみ)
- API開発対応(有償プランのみ)
取引先登録数は、無料の個人プランは100までですが、ベーシックプランとビジネスプランは無制限です。また、利用ユーザー数は、個人プランは1人、ベーシックプランは4人、ビジネスプランは5人以上に設定されています。
PDFダウンロードや自動作成予約機能、郵送代行なども備わっていますが、個人プランでどこまで使用できるのか、郵送代行料金についての言及はないため、契約前にご確認ください。
【料金】
プラン名 | 月額基本料金 | 年額基本料金 | 無料トライアル |
---|---|---|---|
個人プラン |
0円 |
– |
– |
ベーシックプラン |
4,980円 |
– |
– |
ビジネスプラン |
相談 |
– |
– |
無料ツールと有料ツールの違い

すべての機能が無料で使えるツールであれば、導入障壁が低いのはもちろん、自社にマッチしているかのトライアル導入が可能です。
無料ツールと有料ツールとの大きな違いは、同時に利用できる人数と、登録できる顧客数に制限がある点です。また、多くの有料ツールでは、月額料金が高くなるほど、利用人数や登録顧客数は増加する傾向にあります。
チーム作業で請求書の発行や送信などをおこなう場合は、ユーザーやアカウント、管理者と呼ばれる利用可能人数を確認してください。個人事業主であっても、多くの取引先がある場合は、請求書の発行制限が何枚なのかを確認する必要があります。
電磁的記録を保存する場合は、CSVデータやPDFでのエクスポート機能が搭載されている無料ツールまたは有料ツールを選びましょう。請求書発行部数が多い場合は、CSVデータのインポート機能が搭載されているツールが便利です。
請求書発行システムの多くは有料で提供されていることから、個人事業主や小規模事業者にとって少々ハードルが高いと感じることがあるでしょう。上記で紹介したツールであれば、無料プランや無料トライアル期間が設けられています。また、すべての機能を無料で使える無料ツールであっても、必要最小限の請求書発行機能が備わっています。悩むよりも、まずは無料で使ってみるのが一番です。
無料ツールの注意点
無料と有料のプランがある請求書発行システムは、それぞれのプランを比べてみると、使用感が異なる場合があります。ここでは、無料で請求書発行システムを利用する際の注意点について説明します。
カスタマイズができない
有料プランでは、システムをカスタマイズできることがあります。そのため、自社に最適な状態でシステムを利用することできます。
しかし、無料プランだとカスタマイズができない場合がほとんどです。使いやすさを求める場合は自社の状況に合わせて、自由にカスタマイズできるプランや有料オプションなどを選択するとよいでしょう。
有料プランの導入を検討するために無料プランを試したいという場合は、検討している場合は、無料プランを利用するだけではなく、営業担当から本格的なデモを見せてもらったうえで導入に踏み切るようにしましょう。
システムと連携できない
請求書発行システムは会計システムなどとデータ連携することで、業務をさらに効率化することができます。
しかし、無料プランではデータ連携ができないものもあり、請求書発行システムの利便を活かしきれないでしょう。せっかくシステムを導入したのにもかかわらず、あまり業務を効率化できないかもしれません。
外部ツールと連携を確実におこないたい場合には、有料プランの利用を検討するとよいでしょう。
サポートが不十分
有料プランでは、導入から運用まで丁寧にサポートしてくれるサービスが多いです。要望や困ったことがあった際は、専属のスタッフからアドバイスを受けられることもあり、業務の効率化をスムーズにおこなうことができます。
無料プランの場合、電話やメールでの簡単なサポートを受けることができても、手厚いサポートを受けるのは難しいといえるでしょう。サポートを手厚く受けたいのであれば、有料プランがおすすめです。
請求書発行システムは無料トライアルから始めよう!
請求書発行システムは、クラウド上で請求書などを作成し、メール添付送信が簡単におこなえるのが特徴です。提供される各ツールには、有料プランのほかに無料プランや無料トライアル期間を設けているケースが多くみられます。郵送代行が備わったツールを選べば、Excelなどで作成した請求書を印刷し、封入作業から投函まで行っていたときと比べると、半分もしくはそれ以上の時短やコスト削減が可能です。まずは無料トライアルから着手してみてください。