同時通訳機能付きWeb会議システムおすすめ3選|利用方法や注意点も解説

Web会議で通訳が必要なときの対応方法

海外とWeb会議をするときは、通訳が必要になるケースもあります。Web会議で通訳を入れる方法は、主に次の2つです。

  1. Web会議システムの通訳機能を使う
  2. 通訳者を介してWeb会議をおこなう

通訳機能の付いたWeb会議システムを使うほか、通訳者を介する場合でもWeb会議システムが役立ちます。ここでは、Web会議システムで、同時通訳をするときの対応方法について解説します。

Web会議システムの同時通訳機能を使う

Web会議システムのなかには、同時通訳機能が付いているシステムもあります。同時通訳機能とは、話者の発言をリアルタイムでほかの言語に翻訳して、字幕表示する機能です。

同時通訳機能のあるWeb会議システムでは、通訳者が不要なため、コストダウンにつながります。さらに話者から通訳者、聞き手と通訳者を挟むと会議に時間がかかるので、同時通訳機能を使えば、Web会議では会議時間の短縮にもなります。

同時通訳機能のないWeb会議システムもあるため、通訳機能が付いたシステムを選ぶことがポイントです。

通訳者を介してWeb会議システムと併用する

同時通訳機能のないWeb会議システムでも、通訳者を介する方法で、会議の通訳が可能です。話者と聞き手の間に通訳者が入るため、やりとりに時間はかかるものの、より正確な通訳が期待できます。

Web会議システム専用の通訳サービスを利用すれば、会社で使っているWeb会議システムをそのまま使って、オンラインで通訳をしてもらえます。多言語に対応できることと、現地までの交通費を削減できることがメリットです。

通訳者を介して、海外とWeb会議をするときは、画面の多言語表示と音声のミュート機能に注目して選ぶとよいでしょう。おすすめのWeb会議システムについては、後述します。

Web会議システムの通訳機能のデメリットと注意点

同時通訳機能のあるWeb会議システムは、リアルタイムで複数言語の通訳が可能になるメリットがあります。
一方で、通訳の精度が通訳者に劣ることは否めないでしょう。話者の熱量が伝わりにくい面もあり、商談などの重要な場面では使用しにくいかもしれません。同時通訳機能の特性を知ったうえで、機能を利用することが大切です。

ここでは、Web会議システムの同時通訳機能を使うデメリットについて、解説します。

1. 正確性に欠ける可能性がある

Web会議システムの同時通訳機能は、通訳者を介さず自動で翻訳して字幕表示する機能です。近年の音声認識技術や翻訳技術の向上により、短い文章の場合は、ある程度の精度を期待できます。

ただし、長文になると、文章の切れ目を認識しにくくなり、翻訳精度が落ちる可能性があります。そのため、通訳者を介するWeb会議と比べて、翻訳の正確性に不安が残ることが、同時通訳機能のデメリットです。

2. 話者の熱量が伝わりにくい

多くのWeb会議システムでは、同時通訳機能は字幕表示で翻訳をします。聞き手は、話者の表情を見るよりも、字幕を追ってしまうため、話している側の熱量が伝わりにくいことも、デメリットの1つです。

強調したいポイントも、字幕では伝わりにくく、大切な商談では使いにくいと感じるかもしれません。その場合は、Web会議システムの画面共有機能で重要なポイントを指し示したり、ポイントがわかるような資料をあらかじめ用意しておいたり、といった工夫が必要です。

Web会議システムに搭載されているそのほかの機能

Web会議システムに搭載されているそのほかの機能

Web会議システムには、同時通訳機能のほかにも便利な機能が多く搭載されています。ここでは、Web会議システムに搭載されている機能を紹介します。

チャット機能

チャット機能とは、Web会議ルーム上でチャットできる機能のことです。

大人数でWeb会議をしていると、自分が発言したときに意図せずほかの人の発言を遮ってしまうことがあります。また、参加者が自由に発言してしまうと、会議が円滑に進まなくなってしまうこともあります。

Web会議ルーム内のチャット機能を使って、発言する前にチャット上で発信し、ファシリテーターから話を振られたときに発言するようにすると、会議を円滑に進めることができます。チャット機能は、参加人数が多くなればなるほど重要になります。

画面共有機能

画面共有機能とは、自分の画面に表示されているものを参加者の画面にも表示させられる機能のことです。

オフィスで働いていると、画面を何かを教えたり、相談したりすることがあるでしょう。しかし、テレワークでは同じ場所で話し合うことはできません。

Web会議システムの画面共有機能を利用すると、自分の画面に表示されているものを参加者にも見せることができます。これにより、オフィスで働いているときと同様に、同じものを見ながら話を進めることができます。

資料共有機能

資料共有機能とは、PowerPointやPDFなど、資料を共有する機能のことです。

対面で会議や商談をするとき、資料を見せながら話したり、時には何か書き込みながら話したりすることがあるでしょう。しかし、テレワークでは離れた場所で話し合うことになります。

Web会議システムのなかには、資料を共有するだけでなく、資料にフリーハンドで書き込みながら話すことができるものもあります。この機能を使うことで、より具体的なイメージを持って説明できるようになります。

自動議事録作成機能

自動議事録作成機能とは、会議の内容を自動で書き起こし、議事録を作成する機能のことです。

会議で議事録を作成するとき、議事録作成に時間がかかってしまったり、議事録を作成しているために議論に参加できなかったりすることがあります。
営業担当の場合、商談が詰まっていて議事録を整理する時間がない、ということもあるでしょう。

自動議事録作成機能を利用すると、これらの問題を解消することができます。議事録作成にかける時間を削減することで、業務を効率化したり、議論に参加できるようになったりします。

同時通訳機能を搭載したおすすめのWeb会議システム3選

これまで、web会議システムの同時通訳機能の活用箇所やメリット・デメリットを説明してきました。こでは、同時通訳機能があるおすすめのWeb会議システムを紹介します。まず、同時通訳機能の付いたWeb会議システムを選ぶときは、以下のポイントを確認しましょう。

  • どの言語に対応しているか
  • 必要な人数に対応しているか
  • 接続は簡単

ここでは、同時通訳機能を搭載したおすすめのWeb会議システムを3つ紹介します。

より多くのツールのなかから選びたいという方は、こちらの記事をご覧ください。

【関連記事】Web会議システム比較20選|価格と機能で比較!無料ツールも

Skype

Skype

Skypeとは、マイクロソフト社が提供する通話サービスです。ビデオ通話も可能で、最大50名とのWeb会議ができます。利用するためには、参加者もSkypeアプリのダウンロードが必要です。

Skypeには、リアルタイム字幕表示機能があり、ビデオ通話や音声通話で翻訳した字幕の表示ができます。対応言語は日本語、英語、イギリス英語、中国語(繁体字)、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、スペイン語、ポーランド語、ウクライナ語の11カ国語です。

価格
プラン 初期費用 定額費用 無料トライアル
0円(通話オプションあり)
機能
チャット機能 画面共有機能 資料共有機能 自動議事録作成機能 同時通訳機能
特徴
対応端末 対応人数 システム形態
スマホ・タブレット:アプリ
PC:アプリ、ブラウザ
2~250人(料金による) クラウド

Web会議で役立つSkypeの使い方|ほかのサービスとの違いも解説!

V-CUBEミーティング

V-CUBEミーティング

V-CUBE ミーティングとは、ブイキューブ社が提供するWeb会議のクラウド型サービスです。日本の企業なのでサポートが受けやすく、安心して利用できます。

V-CUBE ミーティングは外国語の会議に対応していて、音声認識と翻訳機能が搭載されています。翻訳機能であるリアルタイム翻訳は、会話を音声認識して、リアルタイムで翻訳やテキスト表示ができます。

音声認識は日本語、英語、中国語(北京語、台湾)、アラビア語、スペイン語、フランス語、ロシア語、イタリア語、ドイツ語、ポルトガル語の11カ国語に対応しています。翻訳可能な言語は50カ国以上です。

価格
プラン 初期費用 定額費用 無料トライアル
ベーシック 月額2,000円/ID 30日間
プロ 月額2,700円/ID
V-CUBE One 問い合わせ
機能
チャット機能 画面共有機能 資料共有機能 自動議事録作成機能 同時通訳機能
○(iOSアプリのみ)
特徴
対応端末 対応人数 システム形態
スマホ・タブレット:アプリ
PC:ブラウザ
50人 クラウド、オンプレミス

Google Meet

Google Meetは、グーグル社が提供するWeb会議システムです。Googleアカウントがあれば誰でも主催者として無料で利用できます。参加者のアカウント登録は必要はなく、使用料がかからないことも魅力です。

Google Meetは無料プランでも自動字幕起こし機能が付いており、同時通訳としての機能を果たします。対応言語は英語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語の5カ国語です。日本語に対応していないことがデメリットで、今後の対応言語の拡大が期待されます。

無料プランでは参加者が3人以上の場合は最長1時間であるため、長時間のWeb会議で使用する際は有料プランを選択するとよいでしょう。また、無料プランは録画機能がないことも理解しておきましょう。

Google Meet
  • 英語のみ同時通訳対応している
  • 同時通訳機能も無料で利用できる
  • 法人向けのG Suiteを導入すると、グループウェアとして活用できる
価格
プラン 初期費用 定額費用 無料トライアル
無料 0円 0円 2020年9月30日まで無償提供
G Suite Essentials 0円 月額10ドル/ユーザー 2020年9月30日まで無償提供
G Suite Enterprise Essentials 0円 月額20ドル/ユーザー 2020年9月30日まで無償提供
機能
チャット機能 画面共有機能 資料共有機能 自動議事録作成機能 同時通訳機能
特徴
対応端末 対応人数 システム形態
スマホ・タブレット:アプリ
PC:アプリ、ブラウザ
10~50人(料金による) クラウド

Web会議システムはGoogle Meetがおすすめ!便利機能を紹介!

通訳サービスを使うときにおすすめのWeb会議システム2選

同時通訳機能の付いたWeb会議システムはまだ少なく、そもそも選択肢が限られることがデメリットです。また、AIによる自動通訳のため、精度にも問題点があります。
そのため、重要な会議や商談では、通訳者を介したWeb会議が一般的です。
ここでは、通訳サービスを利用する際におすすめのWeb会議システムを2つ紹介します。

Zoomミーティング

Zoom
出典:https://zoom.us/jp-jp/meetings.html

Zoomミーティングとは、アメリカのZoomVideo Communications社が提供する、Web会議ツールです。電話やウェビナーなどのプランが用意されており、そのなかでもZoomミーティングはWeb会議に特化しています。

基本プランでは無料で最大100名まで参加できます。また、ビジネスプランと企業プランでは参加人数の上限も上がり、言語通訳機能も搭載されています。ただし、Zoomミーティングの言語通訳機能は言語チャネルごとに通訳者を振り分ける機能となっています。自動通訳ではない点には注意しておきましょう。

Zoomミーティングの言語通訳機能を使うと、参加者は任意の言語チャネルに切り替えられるため、Web会議を同時通訳するときに便利です。会議の時間短縮にもつながります。

プラン 初期費用 年間費用 通話可能人数 録画機能
基本 無料 最大100名
プロ 20,100円/1ライセンス 最大100名
ビジネス 26,900円/1ライセンス 最大300名
企業 32,300円/ライセンス 最大500名

LiveOn

LiveOn
出典:https://www.liveon.ne.jp/

LiveOnとは、ジャパンメディアシステム社が提供する、日本製のWeb会議システムです。IDを持っていない参加者でも、招待URLから簡単にアクセスできます。
システム内で使用する言語は日本語や英語、中国語の3カ国語から選択が可能です。またAIによる同時通訳機能はないものの、グルーピング機能によって通訳者を介した通訳が利用できます。

海外とのWeb会議では音声の遅延や画像の乱れが懸念されますが、LiveOnのシステムは独自技術により、高音質と高画質であることが強みです。

プラン 初期費用 月額費用 参加者数 録画機能
ASP版(クラウド/SaaS型) 78,000円 3,000円/1ライセンス 最大150拠点(オプションで無制限)
イントラパック版(オンプレミス型) 100万円
+78,000円/1ライセンス
無制限

Web会議システムについて、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

通訳が必要なWeb会議では多言語対応のシステムがおすすめ

通訳が必要なWeb会議では、次の方法で通訳が可能です。

  • 同時通訳機能の付いたWeb会議システムを導入する
  • 通訳者を介した会議を用意する

Web会議システムの同時通訳機能は自動通訳のため、正確性に欠けるというデメリットがあります。そのため、海外との会議や商談には通訳者を介してWeb会議を開いたほうがよいかもしれません。

通訳を利用するときは、多言語に対応したWeb会議システムを選びましょう。最低限、英語と日本語の表示ができるシステムが理想です。また、言語表示だけでなく、録画機能やグループ分け機能など、そのほかの機能についても、比較検討するとよいでしょう。

いかがでしたか。
海外の方と連絡を取る機会が多い企業では、同時通訳機能を搭載しているWeb会議システムを導入すると良いでしょう。英語力に自信がある社員でも、字幕表示することでより深い議論をおこなうことができるようになるかもしれません。

また、Web会議システムを選ぶ際には、同時通訳などの機能性以外にも、利用環境やサポート体制などさまざまな選定ポイントがあります。こちらの選び方ガイドでは、どんなポイントに注目してサービスを選べばよいのかを詳しく紹介しています。より自社に最適なサービスを導入するためにチェックしてみてください!

【1分でわかる!】Web会議システムの選び方ガイド

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