BONX WORKは音声通話とテキストによるコミュニケーション支援ツールです。音声を活用した業務支援ツールは数多く販売されていますが、現場でのコミュニケーションの支援に特化しているのが「BONX WORK」です。今回はBONX WORKの詳細をお伝えします。
BONX WORKとは
BONX WORKは現場でのコミュニケーションを支援する、音声通話サービスです。IPを利用した電話「VoIP」を基盤にしたシステムで、通話距離の制限はありません。
また発声すれば自動で通話が開始されるので、手が離せない忙しい現場での意思疎通がより簡単になります。
小売、飲食、介護、宿泊、リモートワークなど、さまざまな業界で活用できるシステムで、まるで対面で会話しているかのようなスムーズな音声コミュニケーションを提供します。
BONX WORKの特徴
BONX WORKのおもな特徴は、高性能の通話機能と便利なオプション機能の2つです。ここではBONX WORKの特徴を紹介します。
まるでその場で会話しているかのような優れた通話機能
BONX WORKは対面で会話しているかのような通話機能が搭載されています。
この手軽さを実現しているのが、発話を自動検知するシステムです。これにより、誰かが話し始めれば自動的にグループ通話が開始し、複数人で一斉に意見を交わすことができるため、より円滑なコミュニケーションが図れます。
音声データを活用するオプション機能
BONX WORKには音声データをフル活用する機能が備わっています。プロフェッショナルプランのみの利用となりますが、会話の文字起こしのほかに、外部システムとの連携が可能です。
SFA・CRMシステムなどとも簡単に連携できるので、今までにない手軽な操作感を味わえます。
価格・料金プラン
BONX WORKはおもに4種類のプランから自由にプランを選択できます。アカウントごと月額料金が発生するので、必要な人数分だけ無駄なく契約できるのがポイントです。
アプリケーションのプランはスタンダードとプロフェッショナルの2種類があります。
プロフェッショナルは、ルーム接続人数の上限が50人までとなっており、iOSの場合は複数ルーム通話と個別トーク、チャット・画像送信と全体通知が利用可能です。そのほか、録音と文字起こしや、BONX+のライセンスを取得していればBONX+との連携もおこなうことができます。
BONX+(ボンクスプラス)とは、BONX WORK内で取得した会話データを音声データとして外部もしくは内部に入力できる機能です。
CRM・SFA・在庫システムなどと連携することができます。
さらに、契約プランに関係なく利用できるオプションプランもあります。具体的には、パスコード固定が一回につき55,000円、多人数接続が1アカウントあたり月額440円、接続デバイス管理が1アカウントあたり月額880円で利用することが可能です。
また、BONX WORKではBONXの純正イヤフォンのレンタル料金がセットになった、BONXサブスクプランを選ぶこともできます。BONX GRIPとBONX miniが購入せずレンタル品として使用でき、導入コストが抑えられるのがメリットです。
料金プランは以下の通りです。(※税込価格)
プラン名 | スタンダード | プロフェッショナル | BONXサブスクプランスタンダード | BONXサブスクプランプロフェッショナル |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ | 問い合わせ |
月額費用 | 962円 | 2,200円 | イヤフォンがベーシックの場合:3,712円イヤフォンがプレミアムの場合:5,362円/月 | イヤフォンがベーシックの場合:4,950円イヤフォンがプレミアムの場合:6,600円/月 |
年額費用 | 11,544円 | 26,400円 | ベーシック:44,544円プレミアム:64,344円 | ベーシック:59,400円プレミアム:79,200円 |
補足 | 1ユーザールーム接続人数上限:30名 | 1ユーザールーム接続人数上限:50名 | – | – |
機能一覧
BONX WORKには日々の業務をさらに効率化する、音声システム機能が搭載されています。
BONX WORKではIP(インターネット)を通して通話するVoIPで通話機能を実現しています。また発話検知機能によって、話しかけるだけで自動的に通話が開始できます。
さらにプロフェッショナルプランでは、通話の複数同時接続やチャット機能も使用可能です。チャットの文字は音声で読み上げられ、画像や音声メッセ―ジも共有できるようになっています。
一度で全員に情報を共有できる一斉発信機能など、業務をさらに効率化する各種機能がBONX WORKの魅力です。
ブラウザ通話 | – | スマホアプリ通話 | ○ |
デスクトップアプリ通話 | – | 画面共有 | – |
資料共有 | – | ホワイトボード | – |
チャット | – | リアクション | – |
メモ | – | 画面録画 | – |
録画共有 | – | アンケート | – |
任意ルームID設定 | – | ルームパスワード設定 | – |
ブレイクアウト | – | 背景ぼかし | – |
バーチャル背景 | – | 通話前の設定確認・プレビュー | – |
表示レイアウト変更 | – | 字幕・翻訳 | – |
ダイヤルイン | – | 文字起こし | ○ |
Q&A | – | 挙手 | – |
ピクチャ・イン・ピクチャ(モバイル) | – | 使用状況管理 | – |
グループ管理 | ○ | 権限割当 | – |
ビジネスチャット連携 | – | カレンダー連携 | – |
ブラウザ拡張機能 | – | メール拡張機能 | – |
提供環境・技術情報
BONX WORKはスマートフォンアプリケーションからの利用が便利ですが、Windowsにアプリをダウンロードして、パソコンから機能を使うこともできます。
基本的にはアプリケーションとしての提供となりますが、よりプライバシーを重視したい企業にはオンプレミス型やプライベートクラウド型などの提供もおこなっています。こちらは事前に相談が必要です。
またシステムの利用にあたり、人数分のスマートフォンに加えてマイク付きイヤホンが必要です。イヤフォンはBONX純正イヤホン以外も使用できます。
提供形態
- クラウド
OS
- Windows
- macOS
- Android
- iOS
ブラウザ
- Microsoft Edge
- Google Chrome
- Firefox
- Safari
アプリ
- PC – Windows
- PC – Mac
- スマホ – Android
- スマホ – iPhone
API連携・サービス連携
BONX WORKにはBONX+(ボンクスプラス)というカスタマイズ機能があり、BONX+のライセンス契約とプロフェッショナルプランの契約で利用可能です。
BONX+は、BONX WORKで発生した音声データを外部システムに出力する仕組みです。音声のみでの業務日報作成や、会話データの保存ができるようになりました。
セキュリティ
BONX WORKを通した音声データなどはすべて暗号化されるため、外部に漏れる心配がありません。
またユーザーには「ユーザー」「マネージャー」「テナント管理者」の3種類の権限を付与でき、従業員ごとに操作の制限下できます。
暗号化通信 | ○ | データバックアップ | – |
ユーザー管理 | ○ | シングルサインオン(SSO) | – |
操作ログ管理 | – | 二段階認証 | – |
アクセスログ管理 | – | ワンタイムパスワード | – |
デバイス管理 | – | IPアドレス制限 | – |
プライバシーマーク | – | VPN接続 | – |
ISO/IEC 27001(情報セキュリティ) | – | BCP対策 | – |
ISO/IEC 27017(クラウドサービスセキュリティ) | – | SLA(サービス水準合意) | – |
ISO/IEC 27701(プライバシー情報) | – | GDPR | – |
JIS Q 15001(個人情報保護) | – | CCPA | – |
CSMS(IEC 6244321)(制御システムセキュリティ) | – | ダブルオプトイン | – |
ISO/IEC 20000(ITサービス) | – | データ閲覧制限 | – |
情報セキュリティ安全対策適合証明 | – | データエクスポート制限 | – |
24時間365日監視 | – | AD連携 | – |
サポート
BONX WORK導入後は専用窓口にてサポートが受けられます。詳細は導入時に確認できます。
電話 | – |
メール | ○ |
チャット | – |
運用コンサルティング | – |
サポートサイト | – |
ユーザーコミュニティ | – |
セミナー | – |