多様な働き方の促進を目的として、テレワークの導入を検討している企業が増加しています。そこで近年では、テレワークでも快適にミーティングをおこなえるように、さまざまなWeb会議システムが登場しています。
本記事では、KDDI TeleOfficeの特徴や機能、料金プラン、セキュリティについて詳しく紹介します。Web会議システムの見直しや導入を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
KDDI TeleOfficeとは
KDDI TeleOfficeとは、KDDI社が提供しているWeb会議システムです。KDDI社では電気通信事業を主におこなっており、モバイルサービスや通信サービスなど、信頼性の高いサービスを数多く提供しています。
KDDI TeleOfficeは、新しい形態のWeb会議の導入や、多様な働き方の促進をしたいと考えている法人向けに開発されたWeb会議システムです。さまざまな端末で利用できる点や、シンプルに操作できる点が特徴といえます。また、独自のセキュリティ対策を用意しており、安全性も高いです。
KDDI TeleOfficeを導入すれば、気軽にWeb会議をおこなうことができるので、迅速な意思決定や、効率的な情報共有を促すことが可能です。
KDDI TeleOfficeの特徴
ここでは、Web会議システム「KDDI TeleOffice」の特徴について詳しく紹介します。
わかりやすいデザインでマニュアル不要の簡単操作
KDDI TeleOfficeでは、ユーザーIDを1つ作成すれば、PCだけではなく、スマートフォンやタブレットなどのさまざまな端末で利用することができます。スマートデバイスに対応したシンプルでわかりやすいインターフェースが採用されているため、パソコンが苦手な方でも、簡単に使いこなすことが可能です。さらに、面倒な会議ルームの予約も必要ありません。
このように、KDDI TeleOfficeは、簡単な仕様でさまざまな端末で利用できるため、気軽なミーティングから取引先との会議まで、あらゆる用途に応じた会議をおこなうことができます。
アプリとブラウザのどちらにも対応
KDDI TeleOfficeは、クラウドサービスであるため、インターネット環境さえあれば使用することができます。また、AndroidやiOSのアプリからでも利用することが可能です。ただし、利用する端末によって使用できる機能は異なるので、注意してください。
このように、KDDI TeleOfficeはアプリとブラウザの両方に対応しているため、自社の環境にあわせて使い方を選択することができます。
フォーマル/インフォーマルモードを会議の用途によって使い分け
KDDI TeleOfficeでは「カンタン・シンプル」という機能があり、フォーマルとインフォーマルのモード切り替えをおこなうことができます。
フォーマルモードの場合、Web会議の参加者が発言するには、権限が必要となるため、セミナーや研修などのフォーマルな会議をおこないたいときにおすすめです。一方、インフォーマルモードの場合、誰でも発言や資料などへの書き込みができるため、気軽にインフォーマル会議をおこないたいときにおすすめといえます。
このように、KDDI TeleOfficeでは2つのモードを切り替えることで、それぞれの目的に沿った形式の会議をおこなうことができます。
価格・料金プラン
KDDI TeleOfficeの価格・料金プランは、以下の表の通りです。ID制となっているため、利用者1人に対して、IDが1つ必要となります。
30日間の無料トライアルが提供されているので、導入前にお試しで利用してみるとよいでしょう。
プラン名 | インターネット接続 | イントラネット接続 |
---|---|---|
初期費用 | 1,100円/ID | 1,100円/ID |
月額費用 | 1,027円/ID | 1,320円/ID |
詳細 | - | 別途、「KDDI Wide Area Virtual Switch」の費用あり |
機能一覧
また、資料共有機能を利用すれば、ほかの参加者に画像や資料を共有することができます。さらに、ホワイトボード同期表示機能では、メモやマーカーだけではなく、拡大表示も反映させることが可能です。
このような機能を利用することで、スムーズで快適にWeb会議をおこなうことができます。
ブラウザ通話 | - | バーチャル背景 | - |
スマホアプリ通話 | 〇 | 通話前の設定確認・プレビュー | - |
デスクトップアプリ通話 | - | 表示レイアウト変更 | - |
画面共有 | - | 字幕・翻訳 | - |
資料共有 | 〇 | ダイヤルイン | - |
ホワイトボード | 〇 | 文字起こし | - |
チャット | 〇 | Q&A | - |
リアクション | - | 挙手 | - |
メモ | 〇 | ピクチャ・イン・ピクチャ(モバイル) | - |
画面録画 | - | 使用状況管理 | - |
録画共有 | - | グループ管理 | - |
アンケート | - | 権限割当 | - |
任意ルームID設定 | - | ビジネスチャット連携 | - |
ルームパスワード設定 | - | カレンダー連携 | - |
ブレイクアウト | - | ブラウザ拡張機能 | - |
背景ぼかし | - | メール拡張機能 | - |
提供環境・技術情報
提供形態
- クラウド
- パッケージソフト
- オンプレミス – Windows
- オンプレミス – Mac
- オープンソース
OS
- Windows
- macOS
- Android
- iOS
- iPadOS
- Chrome OS
ブラウザ
- Internet Explorer
- Google Chrome
- Firefox
アプリ
- PC – Windows
- PC – Mac
- スマホ – Android
- スマホ – iPhone
- スマホ – iPad
セキュリティ
セキュリティ対策として搭載されている端末認証機能では、ユーザーIDとパスワードに加えて、登録した端末でしか利用できないようにすることも可能です。また、Web会議で使用したデータは、端末やサーバーに保存されない仕様となっているため、情報漏洩の心配はありません。
さらに、KDDI TeleOfficeは、インターネットだけではなくイントラネットでも使用できるため、安全性を高めることができます。
このように、KDDI TeleOfficeは独自のセキュリティ対策によって、高セキュリティな環境を実現させています。
暗号化通信 | 〇 | データバックアップ | - |
ユーザー管理 | 〇 | シングルサインオン(SSO) | - |
操作ログ管理 | - | 二段階認証 | - |
アクセスログ管理 | 〇 | ワンタイムパスワード | - |
デバイス管理 | 〇 | IPアドレス制限 | - |
プライバシーマーク | - | VPN接続 | - |
ISO/IEC 27001(情報セキュリティ) | - | BCP対策 | - |
ISO/IEC 27017(クラウドサービスセキュリティ) | - | SLA(サービス水準合意) | - |
ISO/IEC 27701(プライバシー情報) | - | GDPR | - |
JIS Q 15001(個人情報保護) | - | CCPA | - |
CSMS(IEC 62443-2-1)(制御システムセキュリティ) | - | ダブルオプトイン | - |
ISO/IEC 20000(ITサービス) | - | データ閲覧制限 | - |
情報セキュリティ安全対策適合証明 | - | データエクスポート制限 | - |
24時間356日監視 | - | AD連携 | - |
サポート
電話 | ○ |
メール | ○ |
チャット | × |
運用コンサルティング | - |
サポートサイト | - |
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