営業支援システムは、営業担当はもちろん、会社全体の目標達成においても重要な役割を担うシステムです。そのため営業支援システムには、データの可視化や素早い情報共有など、効率的に営業活動がおこなえることが求められます。本記事では、営業管理支援システムの一種である「アクションコックピット」の特徴や機能・価格を紹介します。
アクションコックピットとは
アクションコックピットはクラウド型のSFA・CRMであり、営業活動に役立つさまざまな機能を搭載しています。
営業担当にとっては、顧客それぞれの商談の記録をまとめることができる営業ノートとして活用でき、マネージャーにとってはプロセス管理やPDCA管理をおこないやすいツールとして利用できます。
画面構成もわかりやすく直感的に操作できるようになっているので、初めてSFAシステムを利用する方でも簡単に導入することが可能です。
アクションコックピットの特徴
アクションコックピットの特徴としては、次の3点が挙げられます。
- クラウドなので手軽に導入・運用が可能
- 直感的に操作できてわかりやすいUI
- 営業スタイルに合わせてさまざまなカスタマイズが可能
それぞれの特徴について、説明します。
クラウドなので手軽に導入・運用が可能
営業支援システムは、大きくクラウド型とオンプレミス型の2つに分けられますが、オンプレミス型の場合はサーバの設置やシステムの導入に時間がかかることも多いです。
一方、クラウド型の場合は導入してすぐに利用することができ、システムも常に最新のものに更新されます。そのため、システムメンテナンスをおこなう必要もなく、運用にあたっての負担もほとんどないので、手軽に導入することができるでしょう。
直感的に操作できてわかりやすいUI
アクションコックピットのUIは、利用シーンや利用目的を考えたうえで設計されています。そのため直感的に利用することができ、必要な項目が必要なページに配置されているなど、利用にあたってストレスを感じることは少ないでしょう。
利用者からのフィードバックをもとにして改善もおこなわれているため、今後さらに使いやすくわかりやすいUIになることも期待されます。
営業スタイルに合わせてさまざまなカスタマイズが可能
アクションコックピットには、Basic版・進捗管理版・案件版PREMIUMの3種類があり、営業スタイルに合わせて利用するシステムを選ぶことができます。また、項目の追加やオリジナルデータベースの構築など、さらなるカスタマイズをおこなうことも可能です。
営業支援システムは、自社の業務内容に沿ったものを利用することで業務効率の改善を効果的に後押ししますが、アクションコックピットはその点において大きく優れているでしょう。
価格・料金プラン
アクションコックピットの料金体系は導入にあたっての初期導入費と月額利用料で構成されており、どちらもユーザー1名あたりでの計算となっています。
データの閲覧と編集が可能な「通常アカウント」と、閲覧のみおこなうことができる「見るだけアカウント」、カレンダー機能を共有できる「スケジュールアカウント」でそれぞれ月額利用料が異なるので、企業の業務内容に応じたアカウントを選択すると良いでしょう。
料金プランは以下の通りです。(※税抜価格)
プラン名 | BASIC | 案件Premium |
---|---|---|
初期費用 | 10,000円/1名 | 10,000円/1名 |
月額費用 | 2,000円/1名 ※見るだけアカウント:500円/1名 ※スケジュールアカウント:300円/1名 | 3,000円/1名 ※見るだけアカウント:500円/1名 ※スケジュールアカウント:300円/1名 |
補足 | 50名以上の場合:「月額利用料」別途見積もり 100名以上の場合:「初期導入費」および「月額利用料」別途見積もり 顧客マスター入力(2,000件未満):30,000円 ご利用オリエンテーション:50,000円/回 ファイルサービス月額利用料:1GB以降1GBごとに800円が加算 | 50名以上の場合:「月額利用料」別途見積もり 100名以上の場合:「初期導入費」および「月額利用料」別途見積もり 顧客マスター入力(2,000件未満):30,000円 ご利用オリエンテーション:50,000円/回 ファイルサービス月額利用料:1GB以降1GBごとに800円が加算 |
機能一覧
アクションコックピットには、営業ナビ・予実管理・商談履歴といった機能が備わっています。営業部門内での連携だけでなく、バックオフィスを含めた全社的な連携をおこなう際にも役立つでしょう。
パイプライン管理 | – | アトリビューション分析 | – |
商談・案件管理 | ○ | エリア分析 | – |
ユーザー割当・アサイン機能 | – | ユーザー管理 | – |
見積書・請求書作成 | – | 組織管理 | – |
承認プロセス・ワークフロー | – | 任意の管理項目 | – |
スケジュール管理 | ○ | 自動化・RPA | – |
タスク管理 | – | 組織単位のカスタマイズ | – |
スコアリング機能 | – | 個人単位のカスタマイズ | – |
ドキュメント管理 | – | 管理項目のカスタマイズ | – |
予実管理 | ○ | レイアウトのカスタマイズ | – |
日報管理 | ○ | フィード・コミュニティ機能 | ○ |
地図機能 | ○ | グループチャット | – |
連絡先・取引先管理 | ○ | 個人チャット | – |
見込み客管理 | – | プロジェクト管理 | – |
活動履歴管理 | ○ | カレンダー機能 | ○ |
検索・フィルター | – | 掲示板機能 | – |
顧客セグメント・属性分類 | – | データインポート(ローカルファイル) | – |
キャンペーン管理 | – | データインポート(競合システム) | – |
メール配信 | ○ | API連携 | ○ |
Webフォーム | – | チャットツール連携 | – |
ランディングページ | – | CTI・BPX連携 | – |
A/Bテスト | – | SNS連携 | – |
アンケート機能 | – | SFA連携 | – |
名刺管理 | – | MA連携 | – |
OCR・デジタル化 | – | メールアプリ連携 | – |
ダッシュボード | ○ | 名刺管理アプリ連携 | ○ |
レポート作成 | – | ヘルプデスクシステム連携 | – |
リアルタイム更新 | – | Web会議ツール連携 | – |
予測分析 | – | ERP連携 | – |
RFM分析 | – | 経費精算システム連携 | – |
デシル分析 | – | – | – |
提供環境・技術情報
アクションコックピットの提供環境・技術情報は、以下の通りです。
PCだけでなく、スマートフォンやタブレットでも利用することができます。
提供形態
- クラウド
OS
問い合わせ
ブラウザ
問い合わせ
アプリ
問い合わせ
API連携・サービス連携
アクションコックピットは名刺管理アプリ「CAMCARD」と連携することが可能で、読み取った名刺の連絡先を顧客として管理することができます。
スマートフォンで名刺を読み取ることで、その場でテンプレートを利用してメールを送ることも可能なので、営業活動のスピード感が増すでしょう。
セキュリティ
アクションコックピットは、マイクロソフト社による高度なセキュリティで守られたクラウドプラットフォームである、Azureで運用されています。
また、データのバックアップも万全の体制でおこなわれているので、安心して利用することができます。
暗号化通信 | – | データバックアップ | ○ |
ユーザー管理 | – | シングルサインオン(SSO) | – |
操作ログ管理 | – | 二段階認証 | – |
アクセスログ管理 | – | ワンタイムパスワード | – |
デバイス管理 | – | IPアドレス制限 | – |
プライバシーマーク | – | VPN接続 | – |
ISO/IEC 27001(情報セキュリティ) | – | BCP対策 | – |
ISO/IEC 27017(クラウドサービスセキュリティ) | – | SLA(サービス水準合意) | – |
ISO/IEC 27701(プライバシー情報) | – | GDPR | – |
JIS Q 15001(個人情報保護) | – | CCPA | – |
CSMS(IEC 6244321)(制御システムセキュリティ) | – | ダブルオプトイン | – |
ISO/IEC 20000(ITサービス) | – | データ閲覧制限 | – |
情報セキュリティ安全対策適合証明 | – | データエクスポート制限 | – |
24時間365日監視 | – | AD連携 | – |
サポート
アクションコックピットは、無料デモでシステムのUIや使い勝手などを事前に確認したうえで申し込むことができます。
また、電話やメールでの問い合わせにも対応しているので、導入を検討していて疑問点がある場合や実際に運用していて気になる点がある場合は、そちらから問い合わせをおこなうとよいでしょう。
電話 | ○ |
メール | ○ |
チャット | – |
運用コンサルティング | – |
サポートサイト | – |
ユーザーコミュニティ | – |
セミナー | – |