給与計算と連携できる勤怠管理システムや3つのメリットを紹介
勤怠管理システム
2023.07.31
2023.07.31
給与計算業務には、「毎月の給与計算に時間がかかる」「計算ミスが多く、手戻りやトラブルが発生する」といった課題があります。課題を解決するには、給与計算と連携可能な勤怠管理システムの導入がおすすめです。この記事では、勤怠管理システムがおすすめな理由と給与計算システムを連携するメリットを紹介します。
勤怠管理システムと給与計算システムを連携する3つのメリット
勤怠管理システムと給与計算システムを連携するメリットは3つあります。
勤怠データを給与計算システムに取り込むことで、給与計算を自動化することが可能です。手作業での給与計算業務とくらべて、ミスや手戻りも発生しづらくなります。また、給与計算システムと連携可能な勤怠管理システムを導入すれば、法改正の際に自動でアップデートがおこなわれるため、対応に手間や時間がとられません。
1. 給与計算を自動化できる
勤怠管理システムと給与計算システムを連携させることで、手間がかかる給与計算業務を自動化できます。従来の業務フローでは、従業員全員の勤怠データをチェックし、一人ひとりの基本給や手当、勤怠控除(欠勤控除)、社会保険料や源泉徴収税額の計算をおこなう必要がありました。
給与計算と連携可能な勤怠管理システムなら、労働時間の管理から給与計算までワンストップで自動化することが可能です。
2. 給与計算のミスや手戻りを防止できる
勤怠管理システムと給与計算システムを連携させれば、給与計算業務のミスや手戻りも防止できます。
たとえば、電卓などで給与を計算する場合、従業員数が多ければ多いほどヒューマンエラーが発生しやすくなります。Excelのシートで集計作業をおこなう場合も、労働時間をシートに転記する過程でミスが起きる可能性があります。
給与計算業務を自動化すれば、こうしたミスや手戻りが発生しづらくなります。
3. 法改正の際に自動でアップデートされる
勤怠管理システムと給与計算システムを連携していない場合や、勤怠管理システムのみ導入している場合、法改正の際に給与計算業務の見直しが必要になる可能性があります。
しかし、給与計算システムと連動した勤怠管理システムを選べば、法改正の際にシステムが自動でアップデートされるため、新法にしっかり対応することができます。
勤怠管理と給与計算を連携する際の2つのポイント
勤怠管理システムと給与計算システムを連携する際のポイントは3つあります。
勤怠管理システムから出力できるデータと給与計算に取り込むデータに互換性がないと、データ加工などの手間が発生します。そのため、、勤怠データをシームレスに連携可能なシステムを選ぶことが大切です。
また、給与計算業務のほかにも連携可能なシステムがあれば、バックオフィス部門の多くの業務を効率化できます。次にそれぞれのポイントについて詳しく紹介していきます。
1. データ連携に手間がかからないか
勤怠管理システムから給与計算システムへのデータ連携に手間がかかる場合、ムダな工数が発生し、業務効率化につながりません。データ連携の方法は3つあります。それぞれの違いを知り、自社に合ったシステムを選びましょう。
連携の種類 | 特徴 |
CSV連携 | 勤怠管理システムで勤怠データをCSV形式で出力し、給与計算システムにインポートする方法 ほとんどのシステムで利用可能な方法だが、出力したデータの加工が必要な場合がある |
API連携 | システムの公開された一部分(API)を利用し、アプリケーション部分を連携させる方法 データの加工は必要ないが、API連携に対応していないシステムもある |
システム連携 | 勤怠管理機能や給与計算機能が一つのシステムとしてパッケージングされ、同一システム内でデータを連携させる方法 すべての情報をやりとりすることができ、データ連携の手間がかからない |
2. ほかのシステムとも連携可能か
給与計算業務のほかにも、人事業務や契約管理、ワークフロー管理など、さまざまなシステムと連携可能な製品を選びましょう。たとえば、年末調整システムと連携すれば、給与計算業務だけでなく年末調整業務もワンストップで自動化できます。
給与計算業務は勤怠管理システムと連携させれば効率化できる
給与計算業務を手作業でおこなうと、数字の入力ミスや計算ミスが発生し、手戻りにつながる可能性があります。
給与計算の効率化なら、勤怠管理システムとの連携がおすすめです。給与計算と連携可能な勤怠管理システムを導入すれば、労働時間の管理から給与の計算までまとめて自動化できます。
勤怠管理システムを選ぶときは、「データ連携に手間がかからないか」「勤怠データの加工は必要か」「ほかのシステムとも連携可能か」の3つの観点に着目しましょう。
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