ウェビナー集客率を上げるポイントやツールを紹介
Web会議システム
2023.05.30
2023.05.30
ウェビナーを成功させるためには、開催当日までにしっかり集客をおこない、より多くのターゲット層に参加してもらう必要があります。ウェビナーの集客方法は複数あり、それぞれメリット・デメリットが異なります。自身の予算やニーズなどに合わせて最適な方法を選びましょう。 今回は、ウェビナーの集客率を上げるポイントや、集客方法ごとのメリット・デメリット、集客に使える便利ツールについて解説します。
ウェビナーの集客を成功させるコツ
新型コロナウイルスの影響もあり、オンラインで参加できるウェビナーの開催数は右肩上がりに増加しています。選択肢が複数あるなか、顧客の注目を集めるためには、集客のコツやポイントを掴んで計画的に呼び込みをおこなう必要があります。
ここでは、ウェビナーの集客を成功させるために覚えておきたいポイントを5つ紹介します。
1. ウェビナーの目的を明確にする
ウェビナーの集客率を上げるためには、ウェビナーのテーマや目的に合致したターゲット層に対し、集中的に呼び込みをおこなうのがポイントです。
たとえば自社の商品やサービスの知名度を上げたいのなら、不特定多数の人の目に触れるSNSなどを使ってウェビナーの告知をおこなう方法が効果的です。
一方、自社の商品やサービスをある程度理解しているターゲット層に対し、より深いアプローチをおこないたい場合は、自社サイトや、過去に取引のあった顧客へのメール送信などで告知するほうが効果的です。
このように、ウェビナーの目的によって選ぶべき集客方法は大きく変わるので、まずはウェビナーを開催する目的や目当てを明確にし、どんな集客方法が合っているのかチェックするところから始めましょう。
2. 集客は10日前~2週間前くらいに始めるのがベスト
ウェビナーは会場参加型のセミナーに比べると気軽に申込み・参加できる反面、土壇場でのキャンセルや無断欠席が多い傾向にあります。
1カ月以上前に集客をスタートすると、「とりあえず」という軽い気持ちで申し込む人が増えてしまい、当日の参加率が低下する恐れがあります。
また、集客からウェビナー当日までの期間が空きすぎると、ウェビナーの存在を忘れてしまう人も出てきますので、公の場での集客は2週間前くらいから始めるのが適しています。一方で既存顧客への告知は、10日前から実施するのがおすすめです。
3. ウェビナーの趣旨やターゲットをわかりやすく説明する
ウェビナーと参加者のミスマッチを防ぐためには、ウェビナーの趣旨やターゲット層をわかりやすく告知しておくことが大切です。
たとえば、ウェビナーのテーマやタイトルを決める際、「好印象を与えるビジネステクニック」とするよりも、「【営業担当向け】好印象を与えるビジネステクニック」としたほうが、誰をターゲットにしたウェビナーなのかわかりやすくなります。
ウェビナーの説明文や紹介文でも、どんなテーマで、どのような人に役立つ内容なのかを細かく記載したほうが、本来のターゲットを効率よく呼び込めるでしょう。
4. 事前にウェビナーの内容や資料の一部を公開する
ウェビナーの趣旨やねらいを正確に理解してもらいたいのなら、あらかじめウェビナーの内容や資料の一部を公開するというのも有効な手段の一つです。
ウェビナーのテーマや告知文だけでは、どんな内容かいまいち想像しにくいところもあります。その際に、事前に内容や資料の一部を確認しておけば、顧客に「続きを見てみたい」「自分向けの内容だ」と思わせることができます。
「いざ参加したら思っていた内容と違った」といった食い違いも起こりにくいので、参加者の満足度向上にもつながります。
5. シンプルな参加フローを採用する
ウェビナーは、Zoomなどに代表されるツールを利用して参加するのが一般的です。
多くのツールはダウンロードやインストールが不要で、指定のURLにアクセスするだけでウェビナーに参加できます。しかし、初めてウェビナーに参加する人は「どうやって参加すればよいのか」「特別なツールや設定が必要なのか」など、不安や疑問を感じている人も少なくありません。
「難しそう」「手間がかかりそう」と思われると集客率が低下してしまう恐れがあるので、「どんなツールを使うのか」「当日はどのような手順を踏んで参加すればよいのか」などを詳細に記載した参加フローを提示しておきましょう。
ウェビナーに初めて参加する人や、ネットに不慣れな人でもわかりやすいよう、できるだけシンプルな参加フローを採用するのがポイントです。
ウェビナーの集客方法ごとのメリット・デメリット
ウェビナーの集客方法にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や予算などに違いがあります。
ウェビナーの集客方法を検討する際は、一つひとつの手段のメリット・デメリットをよく理解し、自分に合った方法を選択しましょう。
ここでは、ウェビナーの主な集客方法6つと、それぞれのメリット・デメリットをまとめました。
1. 自社サイトでウェビナーを告知する
自社で運営しているホームページやブログ上でウェビナーの告知をおこなうオンライン集客です。
公式のホームページやブログを訪れる人は、もともとその企業の商品やサービスに何らかの関心を持っています。したがって、ウェビナーに興味を持ってくれる可能性も高い傾向にあります。
自社サイトでの告知ならコストもかからないので、高い費用対効果を期待できる集客方法といえます。
ただ、自社のホームページやブログに辿り着いた人しか告知を目にする機会がないので、知名度の向上や新規リードの獲得には不向きです。
2. 公式SNSでウェビナーを告知する
TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSで公式アカウントを持っている場合は、ウェビナー情報をツイートして告知するという方法もあります。
リツイート機能やシェア機能、ハッシュタグ機能などを活用すれば、短時間で情報を拡散できるので、不特定多数の人にウェビナーの存在を知ってもらうことができます。
画像や動画などを交えて告知すれば、より強いインパクトを与えられるので、新規リードの獲得や知名度アップに役立ちます。無料で投稿できるのも利点ですが、SNSは非常に情報量が多いため、古い情報はどんどん淘汰されてしまいます。情報がうまく拡散されないと、人目に触れないまま流れていってしまう可能性もあります。
3. Web広告を使ってウェビナーを告知する
インターネット上に広告を掲載するオンライン集客の一つです。
Web広告の種類は複数ありますが、検索キーワードと連動して広告を表示するリスティング広告や、特定のサイトの広告枠にランダムで広告を掲載するディスプレイ広告などが挙げられます。
自社の商品やサービスと関連性のあるキーワードを検索したユーザーに対して集中的にアプローチしたり、逆に不特定多数の人の目に触れる場所に広告を掲載したりできるので、目的に合わせて活用すれば、効率よく集客することができます。
ただ、広告を掲載する期間や、広告の大きさなどに応じて、指定の利用料を支払う必要があります。
4. 集客サイトでウェビナーを告知する
セミナーやウェビナーの開催情報をまとめた集客サイトを使って、告知をおこなう方法です。
集客サイトを訪れる人は、ウェビナーへの参加意欲が高い層なので、ドタキャンや無断欠席のリスクが少なく、高い集客効果を見込めます。
集客サイトには数多くのウェビナー情報が集約しています。テーマやジャンル、地域、開催日など詳細に登録することで、狙ったターゲットにピンポイントでアプローチできるのも大きな魅力です。
一方で、同じテーマやジャンルを取り扱った競合ウェビナーの情報も多数掲載されているため、インパクトのあるテーマや告知文を設定しないと、ほかのウェビナーに顧客を取られてしまうという欠点もあります。
5. ウェビナーの運営代行業者に任せる
ウェビナー人気が高まっている昨今では、ウェビナーの集客から企画、運営まで代行してくれる業者が台頭してきています。
依頼主のニーズやウェビナーを開催する目的を丁寧にヒアリングしたうえで、適切な方法と手段を用いて集客をおこなってくれるので、効率よく人を集めることができます。
ただ、代行業者の利用にはコストがかかるうえ、業者の質によって期待できる効果が大きく左右されるので注意が必要です。
6. メールを使ってウェビナーを告知する
顧客向けに配信しているメールマガジンなどを使って集客する方法です。
自社の顧客以外にも、さまざまなメディアが用意しているメルマガ広告枠に出稿するなど、チャネルの選択肢が豊富にあります。
デメリットとしては、迷惑メールとしてフォルダ分けされてしまい読んでもらえないリスクがあることや、広報担当者に一定水準のコピーライティングスキルが必要となることが挙げられます。
ウェビナーの集客にメールを活用する方法
ここまでウェビナーの主な集客方法を紹介しました。なかでも汎用性の高い方法として知られているのがメールによる集客です。
LogMeIn社が実施した調査によると、ウェビナーに参加したきっかけは「メール」と回答した人が57%と半数以上を占めており、集客の方法として有用な手段であることがうかがえます。[注1]
メールを受け取るのは、既存の顧客やメールマガジンに登録している人など、もともとその企業の商品とサービスに関心を寄せている層です。したがって、ウェビナー情報の告知が注目されやすく、参加にもつながりやすいという特徴があります。
また、参加申込者に対し、前日までにリマインダーメールを送っておけば、ウェビナーの日にちを忘れていた人や、参加するかどうか迷っていた人の参加を後押しすることができます。
さらに、ウェビナー終了後に参加後アンケートへ誘導するメールを送信すれば、今後のマーケティング活動に活かせるデータを収集することも可能です。
このように、メールはウェビナーの集客をあらゆる面でサポートしてくれる便利な手法なので、積極的に活用することをおすすめします。
ウェビナーの集客に使えるおすすめツール
メール以外にも、ウェビナーの集客に使えるお役立ちツールが複数存在します。
ウェビナーの集客方法と合わせて活用すれば、より効率的に人を集めることができます。ぜひ、自社が採用している集客方法に合わせて便利なツールの導入を検討してみましょう。
ここではウェビナーの集客に役立つおすすめツールを2つ紹介します。
MAツール
MAとはMarketing Automationの略で、文字通り、マーケティング活動の一部または全部を自動化するためのツールです。
ウェビナーの集客にMAツールを使うと、顧客情報の管理や、集客メールの自動送信、告知ページと申込みフォームの作成といった作業を簡単におこなえるようになります。
MAツールのなかには、顧客情報をもとにデータ分析をおこなう機能が搭載されているものもあり、ウェビナーのターゲティングや見込み顧客のピックアップなどにも役立ちます。
オートウェビナーツール
ウェビナーの集客からアフターフォローまで、すべてのプロセスを自動化してくれるツールです。
あらかじめウェビナー用の映像や、告知メール、リマインダーメール、アフターフォローメールなどを用意しておけば、指定した時間にウェビナーを配信したり、メールを送信したりすることができます。
オートウェビナーツールを利用すれば、ウェビナーの集客にかかる手間を削減できるうえ、申込者に対して迅速な対応をおこなえるので、集客効率が上がります。
ウェビナーを成功させるためには、集客率の向上が必須
ウェビナーによる販促効果や宣伝効果を向上させるには、自社の商品やサービスに合ったターゲット層を効率よく集客することが大切です。
まずはウェビナーを開催する目的や狙いを明確化し、ニーズに合った集客方法を用いて地道に告知と宣伝をおこなっていきましょう。
集客方法にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴やメリットが異なりますので、複数の方法を比較検討し、最適な手段を見つけるのがポイントです。
また、MAツールやオートウェビナーツールなどの便利なツールを活用すれば、集客効率をより高めることができます。必要に応じて導入を検討してみることをおすすめします。
[注1]10 Webinar Benchmarks Every Marketer Should Know|LogMeIn
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