Web会議用ノートパソコンの選び方7つのポイントを徹底解説
昨今の世情からテレワークに踏み切った企業は多くあります。2021年現在、テレワーク実施者の割合は19.7%にものぼり、およそ5人に1人はテレワークをしている計算です。[注1]それに伴いWeb会議システムの利用率も向上しており、Web会議を快適
昨今の世情からテレワークに踏み切った企業は多くあります。2021年現在、テレワーク実施者の割合は19.7%にものぼり、およそ5人に1人はテレワークをしている計算です。[注1]
それに伴いWeb会議システムの利用率も向上しており、Web会議を快適におこなうために、パソコン自体にもそれなりの性能が求められています。
近年は、オフィスワークにもテレワークにも対応できるようにノートパソコンの注目が高まっています。そのため、「使いやすいノートパソコンがほしい」という人も多いのではないでしょうか。
本記事では、Web会議用に最適なノートパソコンの選び方を主にスペックの点から紹介します。デスクトップとノートの違いやチェックしたいパソコンメーカー、さらにはおすすめのノートパソコンも紹介するので、併せて確認してみてください。
Web会議用のノートパソコン選びでチェックしたい7つのポイント
Web会議では画像データ、音声データのやりとりが必要となるほか、画像共有やメモを取るなどといったアクションも必要となります。あまりにも低スペックなノートパソコンを使うと、会議の内容を把握したり発言したりが困難になるかもしれません。
Web会議用のノートパソコンを選ぶとき、チェックしたいポイントを8つみていきましょう。
1. 画面サイズ:13インチ以上
画面サイズは、1つの画面で表示できる情報量に影響します。Web会議では、会議資料のほか自身で用意した資料やメモ、写真などを同一画面で見ることがあるでしょう。
このとき画面サイズが小さいと、複数のウインドウを開くのがストレスになってしまいます。ノートパソコンに視認性を求めるなら、画面サイズは最低でも13インチ程度必要です。
ただし、13インチでも提示資料が多いときや共有するもの多いときは「見づらい」と感じることもあります。文字や図などをよりはっきりと見えるようにしたい場合は、もう1サイズ大きい15インチがおすすめです。
2. 画面解像度:1920×1080(フルHD)
次にチェックしたいポイントは解像度です。
画面解像度とは、画面の鮮やかさを示すもので、数値が高いほど画面内に多くの情報を表示できます。逆に解像度が低ければ、画面に表示できる情報が少なくなり、画面内でスクロールが必要になったりします。
最近では、よほどの格安ノートパソコンでない限り、1920×1080(フルHD)が採用されていることが多いです。この解像度であれば、Web会議中の画面共有や資料共有にも対応することができるでしょう。
1920×1080の解像度は、アスペクト比(横縦比)が16:9となっており、現在では多くのノートパソコンがこの比率を採用しています。
仮に、アスペクト比が異なるうえに解像度も低いノートパソコンを使うと、Web会議の見え方が変わる可能性があるので、注意が必要です。
3. CPU:Core i5以上、Ryzen 5以上
「CPU(Central Processing Unit)」はノートパソコンの処理速度に関係します。性能が低いものを選ぶと、一つひとつの処理に時間がかかります。
Web会議で必須の画像データのやりとりや画面共有・ホワイトボードといった機能は、著しくCPUを消費します。頻繁に画面がフリーズしたり相手の動きがカクカクしたりして、Web会議のたびにストレスを感じてしまうかもしれません。
Web会議用のノートパソコンのCPUは、Intel社の「Core i」シリーズならCore i5以上、AMD社の「Ryzen」シリーズなら「Ryzen 5」以上がおすすめです。
ただし、Web会議をホストする場合はもう少し高性能なCPUが好ましいかもしれません。「Core i7」「Ryzen 7」以上だと安心です。
4. メインメモリ:8GB以上
CPUと同じく、ノートパソコンの処理速度に関わるのがメモリです。いくら高性能のCPUを搭載していても、メインメモリが小さければノートパソコンの処理速度は遅くなります。
メモリはいわば料理をするときのまな板のようなものです。容量が小さいと調理できる材料が少なくなり、料理の完成は遅くなります。ところが容量が大きければたくさんの材料を1度に調理できるため、早く料理が完成するというわけです。
ノートパソコンをWeb会議用に使う場合は、8GB以上のものがおすすめです。また会議をホストする場合は、16GB以上あるもと不安が少ないでしょう。
5. ストレージ:128GB以上
データの保存に関係するのがストレージです。ストレージの容量が少ないと、必要な資料などを内部にためることができません。万が一容量がいっぱいになってしまえば、OSが正常に稼働しなくなるおそれがあります。
また、OSの更新の際もある程度ストレージの空きが必要です。ストレージが小さすぎるものは更新もままならなくなるでしょう。
Web会議にノートパソコンを使うなら、ストレージは128GB以上のものがおすすめです。ただし、より不安なくつかいたい場合は256GB以上のものがよいでしょう。画像データを含んだドキュメントなども、余裕を持って作れます。
ストレージには低速で安価な「HDD」と、高速で高価な「SSD」があり、新しいノートパソコンのほとんどはSSDを搭載したものが多いでしょう。
しかし、安価なパソコンでは、中速低容量の「eMMC」が使われていることもあるため、確認するようにしましょう。
6. バッテリー駆動時間:10時間以上
出先や戸外でWeb会議に参加することがある場合は、ノートパソコンのバッテリー駆動時間もチェックしておきたいところです。もしも1日外に出ることが多いような場合は、8時間程度バッテリーが保つものがよいでしょう。
ただしここで注意したいのが、パンフレットなどに提示されているバッテリー駆動時間はWeb会議を想定していないという点です。Web会議で多量な画像データやドキュメントなどのやりとりをすれば、CPUに負荷がかかり電力を消費します。当然バッテリーの減りも早くなるため、「思っていたよりも早くバッテリーが切れてしまった」ということもあるでしょう。
バッテリー駆動時間を見る際は、実際には提示してある時間の5~6割しか持たないと考えるのがベターです。電源なしでノートパソコンを6時間程度使いたいなら、バッテリー駆動時間が10時間以上のものがおすすめです。
7.OS
これまで紹介してきたように、Web会議用のノートパソコンには、相応の性能が求められます。さらに、気をつけたいポイントとして、OSがあります。
OSは、市販されているパソコンに標準的に備わっており、パソコン上で動くアプリを管理したりします。代表的なものには、パソコンではWindows、macOS、スマートフォンではAndroid、iOSなどがあります。
現在、提供されている多くのWeb会議システムは、WindowsとmacOSの両方に対応しているものが多いでしょう。しかし、ChromeOSなど利用者が少ないOSに対応していないWeb会議システムもあります。
すでにどのWeb会議システムを使うか決まっている場合は、そのシステムが対応しているOSを確認しましょう。
8. Web会議システムの提示している要件
OS以外にも、Web会議システムによって、必要とするシステム要件は異なります。多くのWeb会議システムでは、アプリの利用に際して必要となるシステム要件が提示しているので、事前に確認をしてみるとよいでしょう。
そのシステムが提示しているシステム要件をチェックしてみるとよいでしょう。
例えば、jinjer社が提供する「jinjerミーティング」の場合は以下の要件を推奨しています。
- OS:Windows8.1以降
- 搭載メモリ:4GB以上(使用可能メモリ:2GB以上)
一見すると低スペックなノートパソコンで十分なようですが、動作の快適性を求めるならもう少し高スペックなものがよいでしょう。
特に最近のOSは、OS自体のメモリ消費量が多いため搭載メモリが最小限だと必要な容量を確保できない場合があります。
また、Web会議システムによってはCPUが「Corei 7」以上でないと使用可能な機能が制限される場合があります。
Web会議システムについて、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
Web会議用のノートパソコンとデスクトップパソコンの違い
Web会議に使うなら、ノートパソコンだけではなくデスクトップパソコンも選択肢の1つです。その人の使い方や必要なスペックによってはデスクトップパソコンを選択した方がよいケースもあるでしょう。
ここでは、ノートパソコンとデスクトップパソコンの違いを「携行性」「カスタマイズ性」「必要となる機材」のポイントから紹介します。
ノートパソコンのほうが携行性に優れる
当然ながら、携行性に優れるのはノートパソコンです。バッテリー駆動時間にもよりますが、出先や旅先でも、Web会議に参加できます。どこにでも持ち運びできるため、場所を限定されずにWeb会議に参加したい人に最適です。
一方、デスクトップパソコンは携行できません。据え置き型のパソコンとして定位置定めなければならず、Web会議があるときは所定の位置でパソコンに向かう必要があります。
デスクトップパソコンは拡張性・カスタマイズ性に優れる
拡張性とカスタマイズ性に優れているのはデスクトップパソコンです。Web会議用のマイクやカメラを簡単に外付けできるほか、スペックに不足を感じればCPU・HDD・グラフィックボード・メモリなどを増設することもできます。
複雑な処理や多量のデータを扱う必要があるときなどは、デスクトップパソコンの方が使いやすいでしょう。
ノートパソコンは必要な機材が少ない
Web会議をおこなうためには、カメラ、マイク、スピーカーといったデバイスが欠かせません。
デスクトップパソコンでは、これらの機能が備わっていないものがあります。とくにカメラは備わっていない場合が多く、Web会議用にWebカメラを購入する必要があります。
しかし、ノートパソコンでは、これらのデバイスが内蔵されているため、追加でWeb会議用の機材を購入する必要がありません。しかし一部のノートパソコンでも、カメラが備わっていないこともあるので、購入の際に確認するようにしましょう。
なお、ノートパソコンでもデスクトップパソコンでも、よりクリアな音声と映像でWeb会議をおこないたい場合は、専用の機材を購入することをおすすめします。
Web会議用ノートパソコンのおすすめメーカー11選
1. Lenovo(レノボ)
香港に本社を置くパソコンメーカーで、2004年にIBM社のPC部門を買収しました。かつてIBM社のフラッグシップだったThinkPadも、現在はこのLenovo社の傘下にあります。
メーカーの特徴としては、「高いカスタマイズ性」「低価格」「バリエーションが豊富」などです。耐久性・操作性も悪くはなく、Web会議用に不足ないものが見つかります。
2. NEC(日本電気)
1979年に本格パソコンをリリースしたのがNEC社です。1991年には世界初のカラーノートパソコンも生み出しました。使いやすさに配慮した仕様と手厚いサポートが特徴です。パソコンに不慣れな人にとっての選択肢としては最有力といえるでしょう。
ただし、現在ノートパソコンの企画や開発を手掛けるのはLenovo社との合弁会社です。
3. Microsoft
創業者のビル・ゲイツ氏も有名なマイクロソフトは、1995年のWindows 95により、インターネットの普及に大きく貢献をしました。
多くメーカーからWindowsを搭載したパソコンが販売されており、パソコンOS市場では2位を大きく引き離し圧倒的なシェアを誇っています。
同社が提供するSurfaceシリーズでは、タブレットやノートパソコンがラインナップされています。
4. Apple
iPhoneで馴染みのあるアップルも世界的なパソコンメーカーの1つです。macOSやiOSなど独自のOSを開発しており、パソコンOS市場では、Windowsに次ぐシェアを誇っています。
iMac、iPod、iPhone、Apple Watchと革新的なデバイスを次々と発売し、洗練されたユーザビリティやデザインで根強いファンを獲得しています。
5. VAIO
日本でも有数の家電メーカーであるソニー社のパソコンブランド「VAIO」を切り離し、設立されたパソコンメーカーです。
ソニー社の音響技術を活かし、AV性能の高い薄型・軽量のノートパソコンとして人気がブランドの1つとなりました。
2021年、独立以前からハイエンドモデルとして提供されていたVAIO Zシリーズで、新モデルの発表がされ再び注目が高まっています。
6. HP(ヒューレット・パッカード)
ノートパソコンの販売台数では世界トップクラスを誇るアメリカのメーカーです。商品のラインアップは幅広く、低価格のモバイルからハイエンドモデルまで多彩にそろっています。
デザイン性の高いノートパソコンが多く、どちらかというと個人向きです。近年は高スペックなゲーミングPCが人気を集めています。
7. 富士通
ノートパソコンの製造を島根県出雲市にておこなっています。高品質な「メイド・イン・ジャパン」が売りで、ノートパソコンメーカーとしては老舗です。
ノートパソコンは打鍵感やディスプレイの見え方など細かな点まで計算して作られており、使い手への配慮とこだわりを感じさせます。
8. パナソニック
レッツノートシリーズは、軽量で耐久性が高い上長時間使用に耐えるとして、ビジネスパーソンからの強い支持を集めています。
また、ノートパソコンの多様化にも対応し、2in1タイプや液晶が360度回転するコンバーチブル型など、豊富なラインナップを取り揃えています。個々のビジネスシーンにマッチした最適な1台が見つかるでしょう。
9. ASUS(エイスース)
もともとはパソコンの部品を専門に作っていた台湾のPCメーカーであり、特にマザーボードのシェア率はトップクラスです。現在ではノートパソコン本体の市場にも積極的に乗り出しており、コストパフォーマンスのよい商品がそろっています。
ノートパソコンは安価なものが多い印象ですが、Core i7搭載のハイエンドモデルもラインアップされています。
ほかのメーカーにはないユニークなノートパソコンも見つかるので、チェックしておくとよいでしょう。
10. Dell
アメリカに本社を置く、BTO(Build to Order)のメーカーです。基本的に受注生産なため、個々のニーズに合った製品を選びやすいメリットがあります。
ノートパソコンの生産・販売においてとことん無駄を省いており、高性能・低価格なノートパソコンが手に入ります。
ただし「今欲しい」というときには対応できないほか、紙ベースの説明書もありません。じっくり待てる人、ある程度パソコンの知識がある人におすすめできるメーカーです。
11. acer(エイサー)
パソコンやパソコン関連機器を製造する、台湾のメーカーです。スペックに対しリーズナブルな価格のものが多く、ブランド名を気にしない人にとっては有力な選択肢の一つとなりそうです。
ノートパソコンのバリエーションは豊富で、エントリーモデルからビジネスユースに最適なハイエンドモデルまでそろっています。
【小型軽量】Web会議におすすめのノートパソコン5選
「最低限のスペックがあればよい」「Web会議には出先から参加することが多い」などという人は、小型軽量パソコンがおすすめです。
一般的なノートパソコンと比較するとスペックがやや低くなる傾向にありますが、なかには高スペックのものも散見されます。ここではWeb会議におすすめの小型軽量パソコンを5点紹介します。
1. Microsoft Surface Laptop Go
重量1.11kgと超軽量なノートパソコンです。12.4インチと小型ですが、フルサイズのキーボードが搭載されています。会議資料の作成等もスムーズでストレスを感じません。
加えて、CPUはCore i5なので、なめらかに動きます。また、HDカメラ内蔵で、どんな照明下でもきれいな画像を約束してくれます。
バッテリー駆動時間は13時間と長いため、電源が見つからないときも慌てずに済むでしょう。
CPU | 第10世代 インテル Core i5 |
メモリ容量 | 8GB |
駆動時間 | 13時間 |
重量 | 1.11kg |
ストレージ | SSD:128GB |
OS | Windows 10 Home(Sモード) |
画面サイズ | 12.4インチ |
本体サイズ | 278.18×15.69×205.67mm |
2. ASUS Chromebook Detachable CM3
キーボードを脱着可能な、2in1タイプのノートパソコンです。タブレットとして使えるため、仕事から遊びまであらゆるシーンをカバーできます。Web会議がないときも、さまざまな用途で使えるでしょう。
サイズは10.5インチ・約506gと超コンパクトサイズですが、スタイラスペンとデタッチャブルキーボードを組み合わせれば資料作りも容易です。キーボードは人間工学に即したデザインが採用されており、小ささのデメリットはさほど感じません。
なお、バッテリー駆動時間は約12.3時間です。屋外での仕事が多いビジネスパーソンも、出先からWeb会議に参加できます。
CPU | MT8183 |
メモリ容量 | 4GB |
駆動時間 | 12.3時間 |
重量 | 506g |
ストレージ | SSD:128GB |
OS | Chrome OS |
画面サイズ | 10.5インチ |
本体サイズ | 255.44×7.9×167.2mm |
3. 富士通 FMV LIFEBOOK CH75
13.3型とコンパクトなサイズ感ですが、CPUは4コアで動作はなめらかです。色のコントラストが美しい有機ELディスプレイを採用し、Web会議の様子や資料がくっきりと見えます。
また、内蔵マイクは全部で4つあり、「Dirac」のボイスモードも搭載されているため、相手の声も聞き逃しません。音声環境は非常に良好で、Web会議にありがちな「すみません、もう一度お願いします」というセリフを繰り返さずに済むでしょう。
CPU | 第11世代 インテル Core i5 |
メモリ容量 | 8GB |
駆動時間 | 13.4時間 |
重量 | 988g |
ストレージ | SSD:512GB |
OS | Windows 10 Home 64bit |
画面サイズ | 13.3インチ |
本体サイズ | 307×15.8×207mm |
4. DELL Inspiron 13 5000
「ExpressChargeTM機能」を搭載しており、充電までの時間が短いノートパソコンです。60分で最大80%の充電ができるため、充電し忘れても数時間待つ必要はありません。
また、使う場所に最適な動作を提供する「アダプティブ サーマル」が搭載されています。ノートパソコンが置かれている場所を温度によって察知して、最大限のパフォーマンスを引き出します。家からでも外からでも、Web会議への参加がスムーズになるでしょう。
CPU | 第11世代 インテル Core i5 |
メモリ容量 | 8GB |
駆動時間 | – |
重量 | 1.053kg |
ストレージ | SSD:256GB |
OS | Windows 10 Home 64bit |
画面サイズ | 13.3インチ |
本体サイズ | 305.96×15.85×203.4mm |
5. Panasonic Let’s note SV1 CF-SV1DDUQR
「日経コンピュータ 顧客満足度調査2020-2021」において、ノートパソコン部門で1位に選ばれたノートパソコンです。
高解像度のWebカメラと、周囲の雑音をカットするアレイマイクを搭載しました。ステレオスピーカーは相手の声をクリアに届けてくれるため、Web会議でのコミュニケーションが安定します。
また、バッテリー駆動時間は最長で19.5時間です。電源のない場所でのWeb会議でも、フル充電状態なら電池切れを心配する必要がありません。自宅のあらゆる場所からWeb会議に参加でき、自由度の高い使い方が可能です。
CPU | 第11世代 インテル Core i7 |
メモリ容量 | 16GB |
駆動時間 | 19.5時間 |
重量 | 1.109kg |
ストレージ | SSD:256GB |
OS | Windows 10 Home 64bit |
画面サイズ | 12.1インチ |
本体サイズ | 283.5×24.5×203.8mm |
【ビジネス用モバイル】Web会議におすすめのノートパソコン5選
Web会議だけではなくビジネス用として不足なく使うなら、画面サイズ14インチ程度のものがおすすめです。携行性と実用性を兼ね備えており、あらゆる場所での資料作りやWeb会議への参加をスムーズにしてくれます。
ここからはビジネス用モバイルとして使用できる、14インチサイズのノートパソコンを紹介します。スペックや駆動時間をチェックしながら、好みのノートパソコンを見つけてください。
1. ASUS ExpertBook B9 B9450FA
ボディ素材にマグネシウムリチウム合金が使われており、約870gという軽量設計が魅力的なノートパソコンです。14インチサイズでも13インチサイズと同様の携行性を持ち、外回りが多いビジネスパーソンの負担を軽減します。
また、バッテリー駆動時間は30時間です。39分で約60%の充電が完了する高速充電機能もあり、電池切れの心配はほぼありません。
振動テストや落下テスト、加圧テストなども問題なくこなしており、堅牢性も十分です。
CPU | 第10世代 インテル Core i5 |
メモリ容量 | 8GB |
駆動時間 | 30時間 |
重量 | 0.87kg |
ストレージ | SSD:512GB |
OS | Windows 10 Home 64bit |
画面サイズ | 14インチ |
本体サイズ | 320×14.9×203mm |
2. Lenovo ThinkPad X1 Carbon 20R1S09G00
約14.95mmとスリムなボディが特徴です。HDR 4K IPS液晶(3840×2160ドット)を選択すれば、画像がより一層クリアに見えます。Web会議中に細かい文字や絵を見るときなども、困らずに済むでしょう。
また、ベゼル部分には4つの360度全方位マイクが付属しています。4m先の音もクリアに拾うため、Web会議中の発言もスムーズです。スピーカーの性能も高く、Web会議中の臨場感もきちんと伝えてくれるでしょう。
CPU | 第10世代 インテル Core i5 |
メモリ容量 | 8GB |
駆動時間 | 19.5時間 |
重量 | 1.09kg |
ストレージ | SSD:256GB |
OS | Windows 10 Home 64bit |
画面サイズ | 14インチ |
本体サイズ | 323×14.95×217mm |
3. VAIO Z VJZ14190311B
マグネシウム合金の約2倍の強度を誇る「カーボンファイバー(炭素繊維)」をほぼ全面に使用したノートパソコンです。最大5.00GHz駆動のスペシャルエディション「Core i7-11375H」を搭載し、未だかつてない高速・高性能パフォーマンスが実現しています。
また、「VAIO Z SIGNATURE EDITION」には、キーボード部分に「隠し刻印」が施されています。薄暗い会議室でもキーボードが浮き上がるため、タイピングに迷うことがありません。
「バッテリー駆動時間34時間」「第四世代 ハイスピードSSD搭載」などいずれのスペックも飛び抜けており、Web会議への参加やホストにストレスを感じることはないでしょう。
CPU | 第11世代 インテル Core i5 |
メモリ容量 | 16GB |
駆動時間 | 34時間 |
重量 | 0.958kg |
ストレージ | SSD:512GB |
OS | Windows 10 Home 64bit |
画面サイズ | 14インチ |
本体サイズ | 320.4×16.9×220.8mm |
4. Acer Swift 5 SF514-54T-F58Y/B
大画面IPSフルHDディスプレイで、表示エリアが限界まで拡張されています。加えて搭載された「Acer Color IntelligenceTM」によって、画像が常に最高な状態に表示されます。
また、バッテリー駆動時間は12時間あるため、電源がない場所でも不安なくWeb会議に参加可能です。
光が少ないところでは、照度センサーが光量を調整するため、画面を見るのに不自由を感じません。「10点マルチタッチパネル対応」にも対応しており、画面を直接触っての動作が可能なのも嬉しいポイントです。
CPU | 第10世代 インテル Core i5 |
メモリ容量 | 8GB |
駆動時間 | 12時間 |
重量 | 0.93kg |
ストレージ | SSD:512GB |
OS | Windows 10 Home 64bit |
画面サイズ | 14インチ |
本体サイズ | 318.7×14.95×210.5mm |
5. Panasonic Let’s note LV9 CF-LV9CDSQR
デスクトップパソコンのキーボードと同様の、19mmキーピッチが備わっています。打鍵のストレスがなく、Web会議中の操作やコミュニケーションがスムーズにできます。
複数タスクの処理を容易にする「第10世代IntelCoreiシリーズ」を実装しているほか、CPUのパフォーマンスを最大化する「MaxperformerR(マックスパフォーマー)」が搭載されています。長時間の使用でもパフォーマンスが落ちることがなく、Web会議中に負荷が掛かってもフリーズしたり画像や音声が飛んだりしにくい仕様となっています。
また、ディスプレイには反射低減処理が施されており、照明などの映り込みを防ぐことができます。Web会議が長時間にわたる場合でも、目の疲れを感じにくいでしょう。
CPU | 第10世代 インテル Core i5 |
メモリ容量 | 8GB |
駆動時間 | 12時間 |
重量 | 1.27kg |
ストレージ | SSD:256GB |
OS | Windows 10 Home 64bit |
画面サイズ | 14インチ |
本体サイズ | 333×24.5×225.3mm |
【据え置き】Web会議におすすめのノートパソコン5選
日常的なテレワーク用として据え置いて使う場合は、15インチ以上あるノートパソコンがおすすめです。画面が大きく見やすいため、複数のウインドウを開いてマルチタスクをこなす場合も苦になりません。
また、ディスプレイが大きいと、Web会議の参加者が見えやすいメリットもあります。参加人数が多く細かく画面を分割する場合も15インチ程度あると個々の状況が分かりやすいでしょう。ここでは、据え置き用におすすめのノートパソコンを紹介します。
1. HUAWEI MateBook D 15
約87%の画面占有率と約5.3mmの薄型ベゼルにより、大画面に設計されています。加えてディスプレイは「TÜVRheinland認定」を受けており、高いブルーライトカット効果があります。長時間のWeb会議でも、目に負担を掛けにくい仕様です。
また、内蔵カメラはキーボードに埋め込まれており、必要なときだけポップアップさせて使います。悪意のある攻撃にさらされたときも、プライバシーを侵害される恐れは低いでしょう。
CPU | 第10世代 インテル Core i5 |
メモリ容量 | 8GB |
駆動時間 | 12時間 |
重量 | 1.27kg |
ストレージ | SSD:256GB |
OS | Windows 10 Home 64bit |
画面サイズ | 15.6インチ |
本体サイズ | 358×16.9×230mm |
2. HP OMEN by HP 15-dh1001TX
次世代無線規格である、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応した無線モジュールを搭載しているため、インターネットとの接続がスムーズで、通信環境が安定します。Web会議をおこなう際も、切断や遅延のストレスを感じにくいでしょう。
また、独立したアンプ装置を搭載しており、臨場感のある音を体感できます。Web会議の進行役や発言者の声が耳に入りやすくいため、Web会議の進行から脱落しにくくなるかもしれません。
CPU | 第10世代 インテル Core i5 |
メモリ容量 | 16GB |
駆動時間 | 5時間 |
重量 | 2.48kg |
ストレージ | SSD:256GBHDD:1TB |
OS | Windows 10 Home 64bit |
画面サイズ | 15.6インチ |
本体サイズ | 360×27.5×262mm |
3. 富士通 FMV LIFEBOOK AH-X/F1
Pioneer製BOXスピーカーを搭載したモデルです。音楽試聴や動画視聴のほかビデオ通話に最適な設定が可能なので、Web会議中も参加者の発言をクリアに聞き取ることができます。
加えて一般的なものよりも読み書きの早い規格(PCIe接続)に対応したSSD搭載しているため、起動やファイルの読み書きが早く、資料作成のときなどもストレスを感じません。キーボードのストロークも快適で、テレワーク中パソコンに向かう時間が長い人におすすめできます。
CPU | 第11世代 インテル Core i5 |
メモリ容量 | 8GB |
駆動時間 | 7.5時間 |
重量 | 2kg |
ストレージ | SSD:256GBHDD:1TB |
OS | Windows 10 Home 64bit |
画面サイズ | 15.6インチ |
本体サイズ | 361×27×244mm |
4. ASUS VivoBook S15 S531FA
「ASUS インテリジェントパフォーマンステクノロジー(AIPT)」を搭載し、処理速度の向上と長時間のバッテリー駆動時間が実現されています。データ編集などの負荷の高い作業も快適におこなえるでしょう。
また本体には87枚の羽からなるアイスブレードが採用されています。ファンを回すときの音が少なく、振動も気になりません。Web会議中も、静かで安定的な環境を確立できます。
なお、フルHDの広視野角ディスプレイにより、視認性も良好です。Web会議で資料共有したりメモしたりするときもストレスを感じずに済むでしょう
CPU | 第10世代 インテル Core i5 |
メモリ容量 | 8GB |
駆動時間 | 7.7時間 |
重量 | 1.85kg |
ストレージ | SSD:512GBHDD:1TB |
OS | Windows 10 Home 64bit |
画面サイズ | 15.6インチ |
本体サイズ | 357.2×18.5×230.3mm |
5. DELL Dell G3 15 プレミアム
「NVIDIA(R)GeForceグラフィックス」が搭載され、細部まで美しい高画質を実感できます。ディスプレイのうち2片に狭額ベゼルを採用しており、表示領域が広いのも特徴です。
加えてスピーカーはNahimic 3Dオーディオを搭載したデュアルスピーカーです。小さな音まではっきり聞こえ、会議中の重要な発言を聞き漏らす心配がありません。Web会議に最適な環境を構築しやすく、スムーズなコミュニケーションが可能となります。
CPU | 第10世代 インテル Core i5 |
メモリ容量 | 8GB |
駆動時間 | – |
重量 | 2.34kg |
ストレージ | SSD:256GBHDD:1TB |
OS | Windows 10 Home 64bit |
画面サイズ | 15.6インチ |
本体サイズ | 365.5×21.6×254mm |
スペックを確認してWeb会議に最適なパソコンを選ぼう
Web会議では、カメラ、マイク、インターネット通信、動画データのやりとりといった複数のタスクをリアルタイムでこなさなければなりません。
あまりにも低スペックのノートパソコンを選んでしまうと、音声が途切れてしまったり、頻繁に画面がフリーズしたりひどい残像が残ったりする恐れがあります。Web会議の回数が多かったり会議資料を作ったりする必要がある場合は、CPUやストレージ、メモリなどが十分なノートパソコンを用意しましょう。
政府主導の働き方改革が進むなか、テレワークへの移行はますます進むとみられています。Web会議をする機会も増えていくので、スペック・価格のバランスがよいノートパソコンを見つけてください。