Web会議対応のメイク術7つのテクニックを徹底解説
Web会議が当たり前のようにおこなわれるようになった今、多くの女性が悩んでいることがメイクでしょう。どうしても自分の表情が暗く映ってしまうという人は、Web会議でも普段通りのメイクをしているのかもしれません。控えめなメイクは、モニター越しに映
Web会議が当たり前のようにおこなわれるようになった今、多くの女性が悩んでいることがメイクでしょう。どうしても自分の表情が暗く映ってしまうという人は、Web会議でも普段通りのメイクをしているのかもしれません。
控えめなメイクは、モニター越しに映ると色がくすんで不健康な印象を与えてしまいます。Web会議で明るい表情を演出するためには、Web会議に適したメイクを心掛けるようにしましょう。
この記事ではWeb会議でも映えるメイク術を徹底解説します。
普段のメイクはWeb会議用では映えない
メイクをするからには少しでも綺麗に見られたいものです。しかし、Web会議ではモニター越しで映像が荒くなることに加え、光の当たり方も不十分で薄暗い印象を与えがちになってしまいます。
Web会議のメイクでは、モニター越しにどう映るかという点を意識することが大切です。普段のメイクでも、モニター越しでは違うように見えてしまうこともあります。
Web会議で映えるメイク術7つのテクニック
Web会議用のメイクで使える7つのテクニックを紹介します。ポイントは全体的にいつもより明るいトーンを意識することです。逆に暗い色や濃すぎる色は使用を控えましょう。色がぼやけて影のように見えてしまい、暗い印象を与えてしまいます。
1. ベースメイクは正面を中心に軽めに馴染ませる
基本となるベースメイクは顔の正面を中心に、軽く馴染ませるようにしましょう。画面越しでは肌荒れや毛穴はほとんど気にならないため、肌に負担を掛けない程度の軽めの塗りで問題ありません。
おすすめはUVカット効果のあるBBクリームやCCクリームです。これ1つで何役もこなせるので時短になり、加えてカバー力も高いので長時間しっかりとメイクをキープすることができます。
また、Web会議のモニターに映るのは基本的に顔の正面です。ベースメイクは額、目の下、顎の3カ所を起点として、顔の中心を集中的に塗っていきましょう。とくに、相手の視線が止まりやすい目の下のゾーンを均一に馴染ませておくと綺麗な印象が与えられます。
2. チークやリップは赤系やコーラル系で血色感UP
チークやリップは自然な赤みで血色感を出すことが大切です。赤やピンク、コーラル系など、発色の良い色を選ぶようにしましょう。顔に赤みを持たせることで血色が良くなり、明るく健康的な印象を与えることができます。
チークはモニター越しでは色が薄くなってしまうため、いつもより濃い目に色を乗せるのがポイントです。いきなり濃く色を付けるのではなく、いつも通り塗った上から重ね塗りをするイメージで少しずつ色を足していきましょう。
リップはツヤ感のあるタイプがおすすめです。マットタイプはモニター越しでは色が強く不自然に映る場合があるので、できれば控えた方がよいでしょう。口紅ではなく色付きのリップクリームでも自然な明るさを演出できます。
3. アイシャドウは明るめの色で軽めに
アイシャドウもチークと同様にオレンジやピンクなどコーラル系の明るい色を選ぶようにしましょう。アイメイクは目元を明るく演出することを意識してください。目元を明るくすることで、表情全体をいきいきさせることができます。
従来のオフィスメイクでは、ブラウンやベージュなど自然な色合いのアイシャドウを使用することが一般的です。しかし、これらの色は発色が悪く、モニター越しでは暗い影のように映ってしまいます。Web会議時はなるべく使用しないようにしましょう。
アイシャドウは濃く色を付けると重たい印象を与えてしまいます。目元が暗くなってしまうので、軽めに色を付ける程度で大丈夫です。
4. アイライナーは上まぶたのみブラウン系で
アイライナーはブラウン系のカラーを使用し、まつ毛の生え際を埋めるように細く引いていきます。黒のアイライナーは目元に暗い印象を与えてしまうため、Web会議時は使用を避けてください。モニター越しでは目の輪郭がぼやけてしまうため、アイラインで形状を補強することで目力を強めることができます。
なお、アイラインを入れるのは上まぶただけで大丈夫です。下まぶたのアイラインは影のように見えてしまうことがあるため、あえて引かない方が無難です。
5. まつ毛はしっかり上に巻いて瞳を明るく演出
まつ毛のメイクはアイラッシュカーラーで巻き上げ、しっかりと上向きに作ることがポイントです。まつ毛によって影ができることを防ぎ、キラキラとした明るい瞳に仕上げることができます。
マスカラを使用する場合は、アイライナーと色を合わせるようにしましょう。統一感を持たせることで自然な印象を与えることができます。また、マスカラを付けることにより、上向きのまつげを長時間キープさせることもできます。
6. 眉毛はかたちを整える
眉毛のかたちを整えるだけで、Web会議では相手にはっきりした顔立ちの印象を与えることができます。ただし、眉毛だけを描きこみ過ぎると浮いてしまうので、アイメイク全体を見ながらバランスを整えてください。
カラーは少し薄めのタイプを選ぶようにしましょう。モニター越しでは黒い色が強調されて、アンバランスな印象を与えてしまうことがあります。眉毛を書き足した後はスクリューブラシでぼかしを入れ、地毛と馴染む自然なかたちに仕上げていきましょう。
7. ハイライトはワントーン明るめに
ハイライトは普段よりワントーン明るめに入れるようにしましょう。ハイライトによってツヤ感を強調し、モニター越しでも立体感のある表情を演出できます。
ハイライトを入れる箇所は鼻筋、目頭、目の下、顎の4カ所で、鏡で見たときに少し白いなと感じるくらいが最適です。正面からの映像であっても目鼻立ちが立体的に感じられるようになります。
Web会議での映りを良くする2つのテクニック
Web会議での映りを良くするためにはメイクだけでは不十分です。光が弱かったり、Webカメラの位置が悪かったりすると、どんなにメイクを頑張ったとしても自分の顔を綺麗に映すことができません。ここではWeb会議での映りを良くする2つのテクニックを紹介します。
1. 十分な光量で顔を明るく照らす
Web会議での映りを良くするためには十分な光量が不可欠です。顔の前方から光が当たるようにデスクの位置を工夫してみましょう。自然光が取り入れられる場所であればより理想的です。陰影の少ない自然な顔立ちで映像に映ることができるでしょう。
照明が天井にしかない場合はとくに注意が必要です。天井照明は上から下に向かって光を発するため、顔を正面から照らすことができません。むしろ顔に影を作ってしまい、相手に暗い印象を与えてしまいます。窓からの光が取り込めない場合は卓上ライトを活用し、前方からの光を確保しましょう。
また、明るさ向上のためにレフ板効果による光の反射を取り入れることも有効です。白い衣服を身に着ける、手元に白い紙を敷くなど、自身の周りに光が反射する白いものを配置することで、同じ光量でも明るさを向上させることができます。
Web会議でのライトについて、こちらの記事でも詳しく解説をしています。
2. Webカメラを目線の高さに近付ける
Webカメラは目線の高さに近付けることが自分を綺麗に映すコツです。多くの場合、WebカメラはPCのモニター部分に取り付けられています。PCスタンドなどを活用し、PCごと高さを調節できるようにすると良いでしょう。
カメラが目線より下にあると必然的に俯き加減の姿勢になってしまいます。顔に光が当たりにくくなってしまい、せっかくのメイクも台無しです。
Webカメラを視線の高さに合わせることで顔がしっかり正面を向き、光に照らされるようになります。相手からも表情が見えやすくなるので、好印象を与えることができるでしょう。もちろん、メイクの効果もより引き立ちます。
Web会議での目線について、こちらの記事でも詳しく解説しています。
在宅勤務でメイクをするメリット
Web会議のためにいちいちメイクをするのが面倒に感じる人も多いでしょう。しかし在宅ワークであっても、Web会議などで人と顔を合わせる機会があるのなら、メイクをすることが望ましいです。また、在宅ワークでメイクをすることには以下のようなメリットもあります。
- 肌の保護効果
- 仕事モードへ気持ちを切り替える
フルメイクは必要ありませんが、在宅ワーク時もメイクを習慣化するとよいでしょう。
1. メイクには肌の保護効果もある
メイクには紫外線や乾燥から肌を守るという役割があります。自宅にいるときくらいはノーメイクで肌を休めたいと思うかもしれませんが、室内であっても油断は禁物です。窓からの日差しには紫外線が含まれており、季節によっては空気の乾燥にも気を使わなければなりません。
また、紫外線と同様に気を付けたいのがブルーライトです。太陽光に含まれるブルーライトは、パソコンなどが発するブルーライトよりも強力で、肌にも悪影響があるとされています。[注1]
ブルーライト対策を怠っていると肌が内部から乾燥し、肌のハリ、弾力が失われていきます。しわやくすみの原因にもなるので、UVカット効果のあるベースメイクは在宅勤務でも必須といえます。
2. プライベートと仕事のオンオフができる
業務を開始する前にきちんとメイクをすることで、プライベートと仕事のオンオフを切り替える効果も期待できます。通勤の必要がない在宅ワークでは、プライベートの延長でだらだらと仕事をしてしまいがちです。メイクはおろか、部屋着やパジャマのまま仕事をしているという人もいるでしょう。
気持ちの問題といってしまえばそれまでですが、在宅勤務ではどうしても仕事に集中できないという人には意外と効果があるものです。業務の開始に合わせてしっかりとオフィスカジュアルな服装に着替え、きちんとメイクをすることで気持ちを仕事モードに切り替えましょう。
バーチャルメイクが利用できるアプリ2選
どうしても在宅勤務でのメイクが面倒という人は、バーチャルメイクを試してみましょう。バーチャルメイクはAI技術を活用した動画加工アプリです。Webカメラで撮影している人間の顔に対して、メイクのエフェクトを自動で付与することができます。バーチャルメイクを活用すれば、Web会議の前に慌ててメイクをする必要もなくなるでしょう。
ここではバーチャルメイクが利用できるアプリを2つ紹介します。
1. Zoom
代表的なWeb会議ツールであるZoomには簡易的なバーチャルメイクの機能が搭載されています。Zoomのバーチャルメイクは「外見補正」と「スタジオエフェクト」の2種類です。
PC版のZoomで「外見補正」を設定する方法は以下の通りです。
- Zoomクライアントを立ち上げ、画面右上の「設定」をクリック
- 設定メニューの「ビデオ」をクリック
- 「外見を補正する」のチェックボックスをオンにする
外見補正機能を利用することにより肌を滑らかに映すことが可能です。薄くファンデーションを塗ったような印象になるので、これだけでも印象が大きく変わります。補正強度も調整できるので、不自然にならない程度にエフェクトを掛けるとよいでしょう。
続いて「スタジオエフェクト」の使用方法を解説します。こちらはZoomのバージョン「5.2」から利用できる機能なので、旧バージョンを使用している人はクライアントのアップデートをおこなってください。
- Zoomクライアントを立ち上げ、画面右上の「設定」をクリック
- 「設定」メニューの「背景とフィルター」をクリック
- 画面右下の「スタジオエフェクト」をクリック
上記の操作で「眉毛」「口ひげとあごひげ」「リップカラー」という3種類のエフェクトを設定するメニューが表示されます。チークやアイメイクの機能はありませんが、外見補正機能と合わせて利用すればナチュラルメイク風に仕上げることもできるでしょう。
2. Snap Camera
Snap Cameraはアメリカのスナップ社が開発した画像加工アプリです。ユニークなエフェクトで人気のあるアプリですが、メイク用のエフェクトも多数用意されています。全ての機能を無料で利用できるという点も魅力です。
ZoomやGoogle Meetといった主要なWeb会議システムとの連携も容易です。以下の3ステップでアプリを連携させることができます。
- Snap Cameraを起動しエフェクトを設定する
- Snap Cameraをバックグラウンドで起動したままWeb会議システムを立ち上げる
- Web会議システムのカメラ設定でSnap Cameraを設定する
海外製のアプリでは、日本人の顔には合わないと思う人もいるかもしれませんが、アプリ内には化粧品大手の資生堂社が提供する「テレビューティー」というエフェクトもあります。トレンドのメイクを再現できるエフェクトも用意されており、日本人の顔でも違和感なく利用することができるでしょう。
画面越しでも映えるメイクで好印象を与えましょう
Web会議で相手に好印象を与えるためには、メイクのトーンを普段より明るめにして色味を強くすることがポイントです。ほかにも光の当て方やカメラの位置の違いで相手の印象を大きく変えることができます。
今まで通りのメイクではWeb会議で映えることはできません。メイクに工夫を凝らし、モニター越しでも明るい表情を届けられるようにしましょう。