インサイドセールスツールの種類や比較・活用のコツを紹介

2020年初頭から全世界で流行している新型コロナウイルスの影響により、昨今は相手先を訪問せずに営業やコミュニケーションをおこなう「インサイドセールス」が主流になりつつあります。そんなインサイドセールスのサポート役として注目を集めているのがイン

更新日:2022.6.28

2020年初頭から全世界で流行している新型コロナウイルスの影響により、昨今は相手先を訪問せずに営業やコミュニケーションをおこなう「インサイドセールス」が主流になりつつあります。

そんなインサイドセールスのサポート役として注目を集めているのがインサイドセールスツールです。しかし、これまでフィールドセールスがメインだった企業にとって、「インサイドセールスにはどんなツールが必要なのか」「何を基準にツールを選べば良いのか」など、不安や悩みを抱えているケースも多いようです。

そこで、今回は、インサイドセールスに役立つツールを探している人向けに、インサイドセールスに必要なツールの種類や、ツールの選び方、おすすめのツールを紹介します。

インサイドセールスに必要なツールの種類

営業向けのツールは数多く存在しますが、インサイドセールスを有利に進めるためのツールは大きく分けて4つあります。

それぞれインサイドセールスにおける役割が異なるので、ツールごとの特徴を理解してから導入を検討しましょう。

ここでは、インサイドセールスをおこなう際に必要なツールの種類と、その特徴をわかりやすく解説します。

1. SFA

SFAとは「Sales Force Automation」の略で、営業の自動化をサポートするために作られたシステムのことです。

日本語では「営業支援システム」と呼ばれており、業務を案件ごとに管理したり、営業活動の内容を記録・報告したりして、営業のプロセスを可視化することができます。

近年はインサイドセールスで見込み顧客とコミュニケーションを取り、最終的な商談や契約はフィールドセールスでおこなうという手法を採用している企業が増えています。しかし、インサイドセールスの担当とフィールドセールスの担当が異なる場合、両者の連携がうまくいかないと情報伝達ミスによるトラブルが発生する可能性があります。

SFAを利用して社員間で情報を共有すれば、商談の進捗状況や内容を案件ごとにすばやく確認できるので、連携ミスによるトラブルを防止することができます。

また、商談の決定や承認、報告なども迅速におこなえるようになるため、インサイドセールスをより効率よく進めることができるところも魅力の一つです。

2. CRM

CRMとは、「Customer Relationship Management」の略で、顧客との関係を管理するためのシステムです。

自社の顧客の情報をデータベース化し、分析する機能が備わっており、既存顧客との良好な関係の維持や、新規顧客の獲得などに貢献します。

CRMを活用すれば、顧客ごとに基本情報や取引の実績、ニーズ、クレームの内容などを管理できるようになるため、分析データの内容に基づいてより無駄なく、効率的なアプローチをかけることができるようになります。

3. MA

MAとは、「Marketing Automation」の略で、マーケティング活動を自動化するためのシステムです。

従来のマーケティング活動では、営業担当が手動で顧客リストの作成・管理やメールの配信、見込み客の抽出などをおこなう必要があったため、かなりの手間と時間、労力がかかっていました。

また、連絡漏れなどから見込み客を逃すケースも多く、手作業ゆえのミスも目立つところが課題でした。

しかし、MAを利用すれば、これまで手作業でおこなってきた顧客リストの管理やメール配信、コーポレートサイトへのアクセスログの収集、見込み客の行動に対するスコアリングなどをすべて自動化することができます。より効率よくマーケティング活動を進めていくことができるでしょう。

SFA、CRM、MAはそれぞれ相性の良いツールなので、インサイドセールスを始めるにあたり、まとめて導入する企業も多く見受けられます。

4. Web会議ツール

PCやタブレット、スマートフォンの画面上で、相互の映像を見ながらコミュニケーションを取ることができるツールです。

インターネット環境があれば、いつでもどこでも好きな時に相手と商談したり、打ち合わせをしたりできるので、インサイドセールスになくてはならないツールの一つです。

Web会議ツールでは、映像を通してコミュニケーションを取るだけでなく、ファイルや画面の共有機能、チャット機能なども付いているため、相手に資料や画像を見せながら説明したり、商品やサービスのデモ画像を見せたりすることもできます。

通信環境が良好ならフィールドセールスに近い感覚で対話できるので、顔の見えない電話やメールに比べて、相手の表情や仕草を見ながらアプローチできるところが特徴です。

インサイドセールスツールの選び方

前節で紹介したインサイドセールスツールは、単体で導入するのはもちろん、複数のツールを同時に活用することも可能です。

ただ、適当にツールを選んでしまうと、現場のニーズとかみ合わず、インサイドセールスの効率化や業績向上といった本来の目的を達成できなくなる恐れがあります。

ツールの活用にはそれなりのコストや準備が必要なので、導入してから後悔することのないよう、インサイドセールスツールを選ぶときのポイントを事前にチェックしておきましょう。

1. 部門間の共有をスムーズにおこなえるか

インサイドセールスを成功させるためには、マーケティング部門や営業部門など、ほかの部門とスムーズに連携を取る必要があります。

そのため、ツールを選ぶときは営業部門だけでなく、ほかの部門にとっても使いやすい仕様になっているかどうかを確認することが大切です。

インサイドセールスツールの多くは、デモやトライアルが提供されているので、実際に各部門の担当者に使ってもらい、現場の意見を聴きながら検討するとよいでしょう。

2. 一体型か分離型か

SFAとCRM、MAは互いに相性の良いツールであることから、インサイドセールスツールの中には、これら3つの機能をすべて併せ持った「一体型ツール」も存在します。

一つのツールを導入するだけで、SFA・CRM・MAのすべての機能を活用できるため、インサイドセールスに必要なツールをまとめて導入したいという企業におすすめです。

ただ、一体型ツールは多機能である反面、単体の機能を備えた分離型ツールよりも導入コストが割高になります。また、これまでインサイドセールスツールを利用した経験がない場合、一体型ツールを導入してもうまく使いこなせず、実務に対応するまでに時間を要する可能性もあるでしょう。

一方で、将来的に3つのツールを導入する予定があるのなら、一体型ツールを導入した方が、後からツールを追加するよりもコストパフォーマンスは高くなります。

さらに分離型の場合、CRM、SFA、MAのツールを提供するベンダーがそれぞれ異なると相互連携できないリスクも懸念されます。

このように、一体型と分離型はそれぞれにメリット・デメリットがあるので、予算や将来的なニーズに合わせて最適なツールを選びましょう。

3. カスタマイズに対応しているか

インサイドセールスツールは基本的に現在の営業スタイルに合わせて選ぶものですが、今後、時代の流れに応じて変化が生じる可能性があります。

その際、柔軟に対応するためには、カスタマイズ性に優れたインサイドセールスツールを選ぶことが大切です。

たとえば、複数のプランを提供しているツールや、豊富なオプションをラインナップしているツールなら、多少変化が生じてもニーズに合わせてカスタマイズすることが可能です。

インサイドセールスのおすすめツール6選

インサイドセールスを導入する企業の増加に伴い、現代はさまざまなベンダーから多種多様なインサイドセールスツールがリリースされています。

インサイドセールスツールの機能や性能、価格はツールによって大きく異なるので、導入の際はあらかじめツールごとの特徴を把握し、比較検討することが大切です。

以下では、インサイドセールスツールの中でもとくに代表的なものを6つピックアップして紹介します。ツール選びの参考にしてください。

1. Salesforce Sales Cloud

Salesforce Sales Cloudは、新規顧客の獲得から、見込み客の開拓、カスタマーサービス、マーケティングにいたるまで、さまざまな角度からインサイドセールスをサポートしてくれるCRMツールです。

顧客の情報だけでなく、商談ごとに進捗状況を把握・管理できるので、見込み客の発掘から商談、契約までのプロセスをより効率化することができます。

SFAとの連携も可能なので、インサイドセールスに必要なツールをまとめて導入・管理したいという人におすすめです。

プラン初期費用月額費用無料トライアル
Essentials3,000円
Professional9,000円
Enterprise18,000円
Unlimited36,000円

2. eセールスマネージャー RemixCLOUD

eセールスマネージャー RemixCLOUDは、CRM・SFAツールとして4年連続総合満足度No.1に輝いた人気のインサイドセールスツールです。

現場の営業工数を最小限に抑えるために、一度のみの入力(シングルインプット)で、タイムラインやスケジュール、商談リスト、顧客情報など、すべてのツールに自動反映されるマルチアウトプットを実現しています。

直感的に理解できるダッシュボードが採用されているので、初めてツールを導入する場合でも、インサイドセールスに必要な情報・機能をスムーズに使いこなせます。

プラン初期費用月額費用無料トライアル
スタンダード11,000円/1ユーザー
ナレッジシェア6,000円/1ユーザー
スケジュールシェア3,000円/1ユーザー

3. Pardot

Pardotはセールスフォース・ドットコム社からリリースされているMAツールです。

有力な見込み客の特定や、キャンペーンへの関わり方などを追跡し、営業担当者へリードの情報をすばやく伝達することができます。

キャンペーン用のWebページ作成や、特定のターゲットへのEメール送信などの作業を簡単におこなえるため、本来の業務に時間と労力を集中できることが利点です。Salesforceの各種ツールとも容易に連携することができます。

プラン初期費用月額費用無料トライアル
Growth15万円
Plus30万円
Advanced48万円
Premium180万円

4. b→dash

b→dashは、「誰でも操作できるプロダクト」をコンセプトに開発されたインサイドセールスツール初心者におすすめのMAツールです。

わかりやすく、使いやすい操作画面に、SQLなしのノーコードでデータの取込・加工・統合・抽出・活用を実現できる利便性が人気の秘密です。

CRMやSMS配信などの機能も含まれているので、ニーズに合わせて幅広く活用できます。

プラン初期費用月額費用無料トライアル
問い合わせ問い合わせ問い合わせ

5. RemoMee

RemoMeeは、1to1の商談に特化したWeb会議ツールです。

管理画面で発行した打ち合わせ番号を入力すれば、いつでもどこでも簡単に商談をスタートさせることができます。

映像通信にはインターネット回線を利用しますが、音声は電話回線でやりとりするので、安定した接続を維持できます。

資料共有や画面共有など、オンライン商談に必要な機能は一通りそろっているので、初めてWeb会議をおこなう人にもおすすめです。

プラン初期費用月額費用無料トライアル
BIZTEL連携プラン10万円20,000円/1ID
RemoMeeスタンダード10万円15,000円/1ID

6. jinjerミーティング

jinjerミーティングは、機能制限や通話制限なしで活用できるコスパの良いWeb会議ツールです。

1対1のオンライン商談はもちろん、少人数~30人までの小・中規模なWeb会議も高画質・高音質でおこなうことができます。

専用アプリを使えばスマートフォンやタブレットからでも利用できるので、いつでもどこでもコミュニケーションを取ることができるので便利です。

プラン初期費用月額費用無料トライアル
問い合わせ20万円1,500円/1ID

インサイドセールスツールの活用ポイント

インサイドセールスツールは、今後インサイドセールスに力を入れていきたい企業にとって非常に便利なツールです。

しかし、活用するコツを知らないまま導入すると、ツールの良さを活かしきれず、宝の持ち腐れになってしまう恐れがあります。せっかくインサイドセールスツールを導入するのなら、コツを押さえて上手に活用しましょう。

ここでは、インサイドセールスツールを導入するにあたって知っておきたい活用ポイントを3つ紹介します。

1. インサイドセールスツールを使用する目的を共有する

インサイドセールスツールは営業部門だけでなく、ほかの部門と連携を取り、情報を共有しながら活用するのが基本です。

そのため、社内でツールの利用目的や用途が共有されていないと、うまく連携が取れず、インサイドセールス業務の効率化どころか、伝達ミスが起こったり、見込み客を取り逃したりする恐れがあります。

インサイドセールスツールを導入する際は、なぜツールを使うのか、それぞれの部門でどのように活用してほしいのかといった目的や用途を、あらかじめ各部門に伝達しておきましょう。

2. 担当者やサポートデスクを設置する

初めてインサイドセールスツールを導入する場合、最初のうちは扱い方がわからず、現場が混乱する恐れがあります。

事前に研修や講習を開くのも有効ですが、実際に現場で使用してから発生する問題や課題も多いので、ツール導入にあたってはあらかじめ担当者やサポートデスクを設置しておきましょう。

「わからないことがあれば担当者もしくはサポートデスクに聞けばいい」という体制が整っていれば、現場も混乱せず、ツールの導入がよりスムーズになります。

3. 効果検証をしっかりおこなう

インサイドセールスツールを導入したからといって、必ずしも効果が出るとは限りません。

ニーズに合わないツールを導入した場合、無駄なコストを費やしたり、思ったほど業務の効率化が進まなかったりする恐れがあるので、インサイドセールスを導入したら、必ず効果検証を実施しましょう。

十分な費用対効果が出ていない場合、ツールの活用方法を見直したり、他のツールの導入を検討したりすると、状況が改善する可能性があります。

インサイドセールスについて、こちらの記事でも詳しく解説をしています。

インサイドセールスツールを活用すれば営業活動はもっと効率化できる

インサイドセールスをより効率的におこなうためには、便利なインサイドセールスツールの導入が必要不可欠です。

インサイドセールスツールには、CRMやSFA、MA、Web会議ツールなどいろいろな種類があるので、自社のニーズや目的に合わせて必要なツールを導入しましょう。

相互連携できるツールを選べば、後からシステムを追加・アレンジすることもできるので、営業スタイルの変化や拡充にも対応できます。

ただ、インサイドセールスツールを導入すれば必ず業績が向上するわけではなく、現場のニーズに合ったものを選び、導入をサポートする体制を整えることが大切です。

最近のインサイドセールスツールは無料トライアルを提供しているものも多いので、いろいろ試して自社に合ったツールを選ぶことをおすすめします。

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