テレワークに最適なネット環境・Wi-Fiルーターの選び方やおすすめの回線を紹介

テレワークにはインターネット環境が欠かせません。社員が不便なくテレワークをおこなえるよう、快適なネット環境を社員の自宅に整備しましょう。インターネット回線には多くの人が導入している光回線のほか、ケーブルテレビ回線やホームルーターなどい

更新日:2022.6.29

テレワークにはインターネット環境が欠かせません。社員が不便なくテレワークをおこなえるよう、快適なネット環境を社員の自宅に整備しましょう。インターネット回線には多くの人が導入している光回線のほか、ケーブルテレビ回線やホームルーターなどいくつもの種類があります。回線を提供する会社によって速度や品質が異なるため、選び方に悩まされる人は多いかもしれません。そこで今回は、テレワークに最適なインターネット環境の整え方を紹介します。

テレワークに最適なネット環境とは?まずは回線の種類をチェック

インターネット環境には光回線をはじめとしたいくつかの種類があります。
かつてはADSLやISDNなどの環境が使われていましたが、2024年にサービスが終了することが決まっており、現在は主流ではありません。

使いやすいインターネット回線には光回線とケーブルテレビ回線、モバイル回線の3つが挙げられます。
それぞれの回線の特徴をチェックしましょう。

1. 光回線

自宅で安定的にインターネットを使うのなら、光回線を導入するのがおすすめです。

光回線はすべての回線のなかで最も速度が速く、安定感もあります。
また、多くの光回線は月額の定額制で、データの通信量に上限がありません。したがって、決められた容量を使い切ってしまうような心配はないでしょうう。

自宅で長時間にわたってテレワークをおこなうのなら、できれば光回線を取り入れておいたほうがよいでしょう。

また、光回線の導入には工事が必要です。
一戸建ての場合には電柱から自宅まで、光ファイバーケーブルと呼ばれる配線を引き込む工事をおこないます。

集合住宅の場合には光回線の配線が整備されていることがほとんどです。
ただし、1つの回線を集合住宅の住民で分け合って使用すると、回線が混み合って通信速度が十分ではない場合もあります。

その場合には、個別で回線を引き込む必要があるかもしれませんが、建物の管理者への確認を忘れないようにしましょう。

いずれの場合も、専門業者が開通の工事をおこなったあとには、長期にわたって安定したネット環境を使い続けることができます。

光回線の速度はサービスの種類によって異なり、一般的な光回線は最大1Gbpsの通信速度を備えています。しかし、周囲に同じ回線を使用している契約者が多いと、通信速度はこの想定より遅くなります。

2. ケーブルテレビ回線

ケーブルテレビ回線は自宅でケーブルテレビのサービスを受けている人がメインに利用している回線です。
導入時には光回線と同じような工事が必要となりますが、マンションによってはケーブルテレビ回線が無料で提供されることもあります。

ただし、ケーブルテレビ回線は下りに対し上りの通信速度が遅い性質があります。相互通信を必要とするテレワークでは慎重に確認する事をおすすめします。

3. モバイル回線

モバイル回線の場合、ポケットWi-Fiを始めとした持ち運びやすい接続機器を使用します。そのため、出先でインターネットを使う際などに便利です。

モバイル回線は光回線のように工事の必要がなく、手軽にインターネットに接続することができます。
ただし、モバイル回線の多くは月々の通信量に制限を設けています。一定の容量以上の通信をおこなうと通信制限がかかってしまうため、注意しましょう。

モバイル回線へ接続するための機器

ネット回線に接続する機器として、ホームルーターやポケットWi-Fiが挙げられます。
それぞれの機器の特徴について、以下より解説します。

1. ホームルーター

ホームルーターはモバイル回線を利用したWi-Fiルーターで、自宅でネット回線につなぐ際におすすめの機器です。
ホームルーターの最も大きな特徴は、工事なしですぐに使えるという点です。

機材を購入して自宅に設置し、コンセントをつなぐだけで簡単にインターネットに接続できます。
多くのホームルーターは片手で軽く持てるほどコンパクトなので、場所を取らないという良さもあります。

インターネット環境を整えるにあたって工事をおこなうのがわずらわしい人や、場所を選ばずインターネット設備を使いたい人には、ホームルーターが向いています。

ただ、4G回線を使用しているため、場所によっては通信速度があまり出ないこともあり、通信の安定性については光回線をはじめとする固定回線の方が優れているといわれています。

また、使えるデータ量に制限があるホームルーターあるので、ニーズに合わせて利用するものを選びましょう。

2. ポケットWi-Fi

ポケットWi-Fiは、スマートフォンを一回り小さくしたようなサイズの機材です。
設定をおこなえば場所を選ばずWi-Fi環境を整えられるのが、ポケットWi-Fiの魅力です。

ポケットWi-Fiは毎月の料金が比較的安く、手軽に導入できるという良さがあります。
ただし、多くのポケットWi-Fiには制限があり、一定のデータ量を超えると一時的に速度が下がってしまいます。

一人暮らしの人が短時間Wi-Fiを使うのであれば、ポケットWi-Fiで十分にまかなえます。
しかし、長時間のテレワークをしたいときや家族数人がインターネットを利用するときには、ポケットWi-Fiの容量では足りなくなってしまうことがほとんどです。

テレワークのインターネット環境ごとの満足度をチェック

シナジー社が運営する情報サイト「ネット回線の学校」は2021年6月、テレワークをしたことがある人を対象にネット環境の調査をおこないました。[注1]

この調査によると、テレワークにおいて光回線を用いた人は約74%にも及びます。
一方、約20%の人はポケットWi-Fiなどモバイル回線のみを使ってテレワークをしていたといいます。

光回線を使ったテレワークでネット環境に不満を抱えている人の割合は約19%でした。
しかし、Wi-Fi回線を使っていて回線に不満を感じていた人は約32%に及びました。

この調査から、速度が出やすい光回線に満足している人が多いことがわかります。

ポケットWi-Fiなどの機材でテレワークをおこなうことももちろん可能です。
しかし、速度が落ちたり制限がかかったりするために快適にテレワークができないと感じる人は多いようです。

テレワークをおこなうときには回線の速度や質を比較しよう

インターネット回線の種類によって使用感は大きく異なります。
インターネット回線を適当に選んでしまうと、通信が切れやすかったり速度が出なかったりと不便な思いをするかもしれません。

インターネット回線を契約するときには、回線の質や通信の速度、契約期間の定めなど、さまざまな点をチェックしておくことが大切です。

1. 回線の通信品質とは

インターネット回線が頻繁に途切れるようでは、テレワークを快適におこなうことはできません。
とくに、Web会議ツールを使うときに通信障害が起きると、ミーティングや会議、商談を満足に進められないなど、仕事に深刻な影響が起きてしまいます。

テレワークのときには、通信品質が安定している光回線を使用するのがおすすめです。

2. 快適に使える通信速度

通信速度が遅いインターネット回線を使っていると、Web会議のときに遅延や途切れが発生したり、データ量の大きいファイルがいつまで待っても送受信できなかったりという問題が起こります。

光回線であれば通信速度にストレスを感じることは少ないでしょう。
ただし、マンションタイプの光回線は同時に多くの人がネット接続したときに遅くなってしまうことがあります。

作業を快適におこなうのであれば、下り上りともに通信速度がある程度はほしいところです。テレワーク下では、オンラインでの商談やWeb会議をおこなう機会もあるでしょう。それらを考慮した場合、30Mbps~50Mbpsの通信速度が必要です。

速度が気になるときには、速度計測ツールを使ってチェックをおこなうとよいでしょう。

3. 契約期間とは

短期間のテレワークの間だけインターネット回線を使いたいと考える人もいるかもしれません。
しかし、ほとんどのインターネット環境には一定の契約期間が定められています。

一般的には光回線とモバイルWi-Fiともに、2〜3年間の縛りが設けられてい流ことが多いです。
ただし、モバイルWi-Fiには1カ月からの短期契約プランも用意されているため、契約期間を柔軟に選べます。

長期にわたってテレワークをおこなう場合には光回線を、短期間のみネットを使いたいときにはモバイルWi-Fiなどの短期プランを活用してみましょう。

4. 費用面とのバランスをチェックすることも大切

テレワーク環境を整備するときにはまとまった費用を用意しなくてはなりません。
各社員の自宅のインターネット環境を整えようとするときにはまとまった費用がかかります。

一般的に、光回線を新たに導入するときには、月々3,000~5,000円程度の基本料金がかかります。
これに加え、契約時の手数料や回線工事費、ルーター代金などを含めると初期費用は20,000~40,000円ほどになってしまうこともあります。

契約時に工事費が無料になるプランやルーターのレンタルができるプランを選べば、ネット環境を整えるときの初期費用をおさえることが可能となります。

テレワークの環境整備について、こちらの記事でも詳しく解説をしています。

ネット環境が悪いときには有線環境に切り替えるのもおすすめ

現在は、自宅に光回線を引き込んでWi-Fiを設置し、自宅内でWi-Fi接続をおこなうのが主流です。
Wi-Fi接続は端末を無線で接続機器とつなぐ方法で、有線ケーブルを必要としません。接続機器からある程度の距離があっても問題ないため、利便性の高い接続方法だといえます。

ただし、Wi-Fi接続は接続機器であるルーターと端末の間に障害物があったり、電子レンジなどの電波を発する機械が近くにあったりすると、減衰によって通信速度の低下が起きてしまうことがあります。

光回線をWi-Fi接続で使っていて速度が遅いと感じるときには、有線接続に切り替えてみるとよいでしょう。
有線接続はONUやルーター、PCといった各機器をLANケーブルでつなぐだけなので簡単に設定ができます。

有線環境に切り替えることで通信速度が劇的に改善するという場合には、自宅の無線環境に問題が起きている可能性があります。

その際はPCやONU、ルーターの位置を変更すれば通信速度は改善しやすくなります。とはいえ、安定的にテレワークをおこないたいのであれば、有線接続での利用をおすすめします。

テレワークにおすすめのWi-Fiルーター2選

Wi-Fiルーターを選ぶうえで大切にしたいポイントは、転送速度の速さです。Wi-Fiの通信規格には数多くの種類がありますが、現在主流になっているのは「IEEE 802.11a」です。

この「IEEE 802.11a」には、2.4GHzと5GHzと呼ばれる2つの周波数帯があります。それぞれの周波数には特長があります。2.4GHzでは、壁や棚などが周りにある環境でも電波を遠くまで運ぶことができます。

5GHzは、周波数が高く、Wi-Fiルーターの周囲に家電製品を置いていても、干渉することもありません。しかし、壁などの障害物には弱いため、置き場所に配慮が必要になります。そこをふまえて、おすすめのWi-Fiルーターを2つ紹介します。

WRC-1167GST2A|エレコム

ELECOMのWRC-1167GST2Aは、2.4GHz周波数帯で通信速度が300Mbps、5GHz周波数帯で867Mbpsあり、快適な高速通信で利用できます。また、最新の接続方式IPv6(IPoE)にも対応しています。

またセットアップ方法もわかりやすく、誰でも簡単に設定できます。まずは、Wi-FiルーターにLANケーブルをつなぎ電源を入れます。あとは、使用する端末のWi-Fi設定画面へWi-Fiルーター本体に記載しているSSIDの暗号化キーを入力すれば接続完了です。

商品名:WRC-1167GST2A
メーカー:エレコム
価格:4,490円(税抜)

WSR-2533DHPL2|バッファロー

バッファローのWSR-2533DHPL2は、コンパクトサイズで置き場所に困りません。WSR-2533DHPL2には、アンテナが4本四方八方にあるため、どこからでも電波を飛ばすことができます。

また、複数の端末で同時通信ができる「MU-MIMO」に対応しており、最大4台まで端末の同時通信ができます。最新の接続方式IPv6(IPoE)にも対応しているため、快適な通信環境が手に入ります。

商品名:WSR-2533DHPL2
メーカー:バッファロー
価格:7,480円(税抜)

テレワークのためのネット回線は安定感や速度を意識して選ぼう

テレワークで長期的にインターネット環境を使いたいのであれば、光回線を契約してしまったほうがよいでしょう。短期間のみネット環境が必要なときや移動を伴うテレワークをおこなうときには、ホームルーターやポケットWi-Fiを選ぶのが有効です。

インターネット回線の導入にはプランの選択や工事などの手間がかかり、初期費用もやや高くなります。とはいえ、一度設定が終わればその後は快適にインターネット環境を活用できます。快適にテレワークができるよう、条件が自分に合っているインターネット環境を選んで導入してみましょう。

[注1]テレワークのネット環境満足度調査|ネット回線の学校

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