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テレワークで従業員のやる気が出ない7つの原因と解決策を解説

Web会議システム

2023.08.22

2023.08.22

テレワークは新しいワークスタイルとして浸透しつつあります。テレワークのメリットは、「通勤が不要」「感染症対策ができる」などです。しかし、やる気が出ず、なかなか仕事に集中できない人もいるでしょう。テレワークで従業員がサボるようになると、企業全体の生産性低下にもつながりかねません。この記事では、テレワークで従業員のやる気が出ない原因と解決策について説明します。

テレワークでやる気が出なくてサボる人は多い?

「従業員がサボってしまわないか」という問題は、企業がテレワークを導入するときに浮かぶ懸念事項の一つでしょう。
ネクストレベル社の調査によれば、テレワーク中の男女300人のうち、集中力が下がったと回答している人の割合は97.7%にものぼっていることがわかっています。仕事中にテレビやスマートフォンを見たり、ネットサーフィンをしてサボったりする人も多いようです。[注1]

このように、テレワークでやる気が出なかったり、サボってしまったりした経験がある人は決して少数派ではありません。テレワークを導入する際は、こうした従業員のモチベーションを管理し、サボらずに集中できるようサポートすることが肝心なのです。

テレワークで従業員のやる気が出ない理由

テレワークでやる気が出なくてサボってしまう従業員は、どのような理由で集中力ややる気が低下してしまうのでしょうか。その理由を明らかにできれば、やる気を引き出す方法がみえてきます。

ここでは、テレワークで従業員のやる気が出ない7つの理由について解説します。

1. 仕事のオンとオフを切り替えられないから

自宅で仕事をする以上、どうしても仕事のオンとオフの切り替えができなくなってしまうリスクはあります。

基本的に出社して仕事をするときは、会社へ出勤してロッカーで荷物を整理し、朝礼をおこなって自分のデスクにつきます。この一連のルーティンが仕事を始めるスイッチとなり、やる気や集中力を高めることができるのです。

しかし、自宅で仕事をするテレワークの場合、朝起きたらそのままリビングなどに移動して、ある程度身だしなみを整えたらすぐに仕事を始めることができます。出社するときのように「仕事モード」へ切り替えるタイミングがないため、従業員がオンとオフが切り替えられずにダラダラと仕事をする原因になるのです。

また、仕事専用の空間がないと、どうしても周辺の環境や設備で不便に感じることが増えるでしょう。その結果、仕事の効率が下がり、疲れが溜まりやすくなったり、やる気が低下したりすることもあります。

2. 通信環境やデバイスの性能に問題があるから

通信環境やデバイスの性能に問題があることも、テレワークのやる気が出ない一因として考えられます。社内で働くときは多くの場合、多額の費用をかけることで安定したネット環境や高性能なPCを使用して作業ができます。そのため従業員は余計なストレスを感じず、仕事に集中できるのです。

しかし、テレワークではそうはいきません。高性能なPCを貸与する企業も存在しますが、予算がない企業は、従業員が所有しているPCを業務に利用することもあるでしょう。また、自宅の通信環境の整備は、従業員側に委ねているケースも多いようです。

従業員が所有しているデバイスや自宅の通信環境が業務に適しているとは限りません。「データのダウンロードが遅い」「PCが固まってしまう」などの問題が原因で、集中力を持続できなくなってしまうこともあるのです。

3. 集中力が阻害されるから

会社と比べると誘惑が多く、集中力が阻害される要因が多いのもテレワークでやる気が出ない理由です。
仕事だけに集中する環境が整っている会社とは違い、自宅にはテレビやスマートフォン、ゲームなど、個人差はあるもののさまざまな誘惑があります。こうした誘惑で気が散ってしまい、やる気が低下した経験は誰にでもあるかもしれません。

また、家族の生活音や会話などが集中力を途切れさせてしまう原因となることもあります。集中しづらい環境で仕事を続けると、働くこと自体がストレスとなって生産性が下がってしまうケースもあるため、注意が必要です。

4. 孤立感を抱いてしまうから

テレワークのときは、自宅にこもって一人で仕事に専念することが増えます。周囲に邪魔されないことは大きなメリットですが、仲間や上司と雑談したり息抜きしたりする時間がなくなるため、孤独感が大きくなり仕事のやる気が出なくなる人もいるかもしれません。

仲間と顔を合わせて働くことは、モチベーションや一体感を向上させる効果があります。一人でいると「なんのために頑張っているのか」など、チームワークの大切さがわかりにくくなってしまい、気持ちがふさぐ原因にもなります。

5. 成果主義で評価されるから

テレワークは働いている姿が見えないため、行動評価がむずかしいです。したがって、企業は成果評価に重きを置くことになります。しかし、とくに事務職や管理部門の職種は成果評価では評価しにくい傾向にあります。こうした成果評価では評価がされにくい職種の従業員にとっては、テレワークはやる気が低下する原因になりやすいでしょう。

6. 生活リズムが乱れるから

テレワークでは場合によって、裁量労働やフレックスタイム制、変形労働時間制を適用することがあります。しかし、勤務時間の自由度が高まると、自堕落な生活や乱れた生活リズムになってしまう人もいます。その環境に甘えると、さらに仕事のオンとオフが切り替えられなくなり、やる気が出ないだけではなく心と体のリズムが乱れる原因にもなります。

ある程度の自制心がある人、もしくは会社が見守る体制を整えておかないと、テレワークは成功しにくいかもしれません。

7. 家族がいるから

テレワークをする人のなかには、小さい子どもを育てていたり夫婦揃ってテレワークをしていたりする人もいるでしょう。家族と過ごしながら仕事ができるため、家族間のコミュニケーションが増える点では大きなメリットです。しかし、家族がいることで、やる気や集中力が続かなくなるケースもあります。

テレワークで従業員が成果を出すために必要なこと

テレワークで従業員のやる気が出ない状況を放っておくと、会社全体の生産性の低下につながりかねません。成果につながるテレワークを目指すなら、会社を挙げて従業員をサポートすることが大切なのです。
ここでは、テレワークで従業員が成果を出すために必要な企業側の取り組みを紹介します。

仕事環境を整える

まずは、従業員の仕事環境を整えてあげることが肝心です。何から何まですべてサポートすることは難しいでしょう。とはいえ、可能な限り職場と同じレベルの環境に近づける努力をしましょう。

下記のように、会社が積極的にテレワークの環境改善に取り組むことで、従業員のモチベーションが上がります。勤務体系の変更だけではなく、その先の働き方や環境を継続的にサポートするのが、テレワークにおいて肝心です。

  • 会社が自宅用のPCや高速回線もしくは費用を用意する
  • 快適に使えるデスクや椅子を用意する
  • 専用のワークスペースを作る相談に乗り、アドバイスする
  • 業務上必要になる事務用品などを貸与する

作業に必要なアイテムは性能にこだわる

企業は積極的にテレワークの環境改善に取り組むべきと説明しました。さらに、可能であれば作業に必要なアイテムの性能にもこだわりましょう。生産性が上がり、しっかり成果の出るテレワークを実現することができます。

たとえば、以下のようなものが成果につながるアイテムとして挙げられます。

もちろん、予算の関係で高性能なアイテムを全従業員に貸与することが難しい企業も多いでしょう。そんなときは、従業員一人ひとりの業務や困りごとを把握して、その課題が解決できるアイテムを支給すると、コストを抑えてテレワークの生産性向上を目指すことができます。

  • スタンディングデスク
  • トラックボールマウス
  • デュアルモニター
  • スキャンもできる複合コピー機
  • 雑音が入らないWeb会議用マイク
スタンディングデスク

立ったままPCの作業をすることができるデスクです。姿勢を変えやすいため、眠気の解消や気分転換にも役立つでしょう。なお、スタンディングデスクは、100cmほどの高さの商品が多いです。高さを変更できるタイプや卓上に乗せて使用するタイプもあります。

トラックボールマウス

マウスの親指側に、カーソルを動かすためのボールが付いているマウスです。親指だけで画面上のカーソルを操作できるため、手首の負担が少ないといわれています。

デュアルモニター

PCにモニターを接続して、2つの画面で表示することを、デュアルモニターを呼びます。それぞれの画面に別のウインドウを立ち上げることができるため、一度に複数のソフトを使いたいときなどに便利です。

スキャンもできる複合コピー機

スキャンできるタイプの複合コピー機があれば、書類を簡単にデータ化することができます。紙媒体の情報を社内外で共有したいときにも便利です。

雑音が入らないWeb会議用マイク

Web会議用マイクがあれば、社内外でミーティングをおこなう際に会話が聞き取りやすくなります。Web会議の人数規模に合わせて、最適なWeb会議用マイクを導入しましょう。

積極的にコミュニケーションを取る

積極的にコミュニケーションを取ることも、テレワークで成果を出してもらうためには重要です。Web会議システムを利用して朝礼をおこなったり、1日の終わりに上司と10分面談する時間を取ったりすると、一人ひとりに従業員同士のつながりを意識させることができます。

コミュニケーションが取りやすいように、社内共通のツールを導入するのもおすすめです。仮想の職場が持てるバーチャルオフィスやチームのタスク管理やチャットでの連絡ができるツールなども活用して、テレワーク中の社員が孤独にならないように工夫しましょう。

テレワークで従業員のやる気を引き出す方法

どれほど企業側が工夫しても、そもそもテレワーク中の従業員が働く環境や意識を改善していかなければ、意欲的に働いてもらうことは難しいです。そこで、ここからはテレワークで従業員のやる気を引き出す方法について紹介します。

1. テレワークの業務を可視化する

テレワークで従業員の行動評価や成果評価をおこなうためには、業務の可視化が重要です。そのため、適切な業務管理ツールなどを導入することをおすすめします。

また、従業員がテレワークの評価に関して不平を抱えないよう、評価基準もあらかじめ共有しておかなければなりません。使用するツールや評価基準については、しっかり社内で共有しておきましょう。もちろん、評価を従業員一人ひとりにフィードバックすることも大切です。あわせて、従業員自身に1日のToDoリストを作成するよう勧めるのもよいでしょう。

2. 意識的に休憩時間を設ける

テレワークでは、どうしてもダラダラと仕事をし続けてしまいがちです。とくに裁量労働制やフレックス制、変形労働時間を採用している場合、従業員は仕事の区切りを付けづらいでしょう。なかには疲労がたまってしまい、労働時間が長引いてしまう従業員もいるかもしれません。

仕事の効率や生産性を向上させるためにも、従業員には必ず意識的に休憩を取るようにアナウンスしましょう。休憩時間をしっかり取るとメリハリがついて、やる気や集中力が高まります。
また、休憩時間にできるストレッチと、肩こりや腰痛改善体操なども紹介しておくと、よりリフレッシュしてもらえます。

3. 規則正しい生活の重要性を周知する

従業員には、規則正しい生活の重要性を周知すべきです。従業員が仕事のオンとオフを切り替えやすくなるように、以下のようなアドバイスを繰り返し伝えましょう。

  • なるべく同じ時間帯で起床、就寝する
  • 起きたら身だしなみを整える
  • 朝はカーテンを開ける
  • 朝の準備をルーティン化する
  • 日光浴や散歩をする

テレワークでも従業員のやる気は上げることができる

多様な働き方が求められる現代、テレワークは今後ますます浸透していくことでしょう。

テレワークを導入している会社にとっても、これからテレワークを導入する会社にとっても、従業員のモチベーションを管理することは最優先すべき課題です。テレワークにはやる気が低下してしまう原因が多く存在しているため、企業と従業員が協力しながら働きやすい環境を整えることを目指しましょう。

従業員のやる気を引き出すためには、上司やチームが積極的にコミュニケーションを取ることが有効です。なお、テレワーク時にスムーズにコミュニケーションを取るためには、Web会議システムを導入することをおすすめします。自社の規模や業態に合ったシステムを選び、テレワークの業務効率化に役立てましょう。

[注1]98%がテレワーク中の集中力低下を経験!アンケート対象の300人が実践し効果を感じた“集中力アップ”対策とは?|PR Times

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