採用管理システムを選ぶ3つのポイント!機能や特徴を紹介
採用管理システム(ATS)
2023.07.31
2023.07.31
採用管理システム(ATS)は、募集・選考から内定後フォローに至るすべての採用プロセスを効率化できるITツールです。採用活動に課題を持つ企業が、採用管理システムの導入を検討しています。本記事では、採用活動システムを選ぶために抑えておきたいポイントを3つに絞って紹介します。
採用管理システムとは?応募から採用までのプロセスを一元管理
採用管理システム(ATS:Applicant Tracking System)とは、募集・選考・内定後のすべての採用プロセスを1つの管理画面で一元管理し、採用業務を効率化するITツールです。 代表的な機能として、たとえば次のようなものがあります。
採用プロセス | できること |
---|---|
募集 | ・求人広告や自社サイトの作成を補助する機能 ・過去の採用効果を分析し、採用計画を立案する機能 ・複数の求人メディアを1つの管理画面で一元管理 ・学生や採用候補者とコミュニケーションを取り、採用母集団を形成 |
書類選考 面接 | ・履歴書やエントリーシートをペーパーレス化し、オンラインで一元管理 ・担当者がいない時間帯でも、スケジュールを自動で調整 ・SNSやビジネスチャットツールと連携し、メッセージを一斉送信する機能 ・動画面接の実施など、オンラインで選考をおこなう機能 |
内定 入社後 | ・内定者にマイページを提供し、オンラインで内定後フォローを実施 ・内定者を対象とした動画コンテンツを配信する機能 |
採用管理システムがあればさまざまな採用業務を効率化できます。 応募から内定までのリードタイムを短縮することで、学生や採用候補者との接点を強化し、欲しい人材へ確実にリーチすることが可能です。
また、応募資料や選考資料をペーパーレス化し、オンラインで一元管理することで、データ分析に基づく戦略的な採用計画を立案できます。
就職情報サイトごとの応募率や、人材紹介サービス・就職エージェントごとの採用率のレポートを作成すれば、採用効果を客観的に測定し、KPIや数値目標に基づく合理的な採用活動が実現します。
採用業務を効率化・スピードアップしたい方は、採用管理システムの導入を検討しましょう。
採用管理システムを選ぶ3つのポイント
市場にはさまざまな採用管理システムが存在します。 採用効果を実感するためには、自社のニーズや企業規模に合った採用管理システムを選ぶことが大切です。 ここでは、採用管理システム選びで失敗しないための3つの比較ポイントを紹介します。
①UIや操作性が優れたサービスを選ぼう
採用業務を効率化するためには、ユーザーインターフェース(UI)や管理画面の操作性が優れ、ストレスなく使用できる製品を選ぶことが大切です。
ソフトウェアのレスポンスが悪かったり、データの取り込みが遅かったり、直感的な操作ができなかったりすると、かえって業務量を増やしてしまう可能性があります。 ソフトウェアベンダーによっては、製品のトライアル期間を設定しています。トライアル期間を利用し、製品の使用感を実際に触ってチェックしましょう。
また、企業の採用担当者だけでなく、応募者にとっての使い勝手も重要な比較ポイントです。 たとえば、応募者向けのマイページの提供や、求人情報や求人サイトの公開、Webセミナーやオリジナル動画コンテンツの配信などをおこなう場合、一般の学生や採用候補者もサービスを利用することになります。
「一般ユーザーにとって使い勝手がいいか」「ストレスを感じさせるようなデザインや操作感になっていないか」という視点を持ち、採用管理システムを選ぶことが大切です。
②ほかの情報システムとAPI連携できるサービスを選ぼう
採用管理システムによっては、ほかのクラウドサービスとAPI連携が可能な製品があります。 たとえば、LINEをはじめとしたSNSや、Slackのようなビジネスチャットツール、カレンダーやスケジュール管理ができるアプリケーションなどが代表例です。
すでにクラウドサービスを導入している場合は、なるべく互換性が高い製品を選ぶことで、さらなる業務効率化につながります。 採用管理システムを導入する前に、すでに導入済みのソフトウェアの洗い出しをおこないましょう。
③採用目的に見合った機能を持つサービスを選ぼう
採用管理システムは、採用目的に合わせて4種類に分けることができます。
採用目的 | 採用管理システムの特徴 |
---|---|
中途採用もふくめ幅広く採用活動をおこなう場合 | ・採用業務の効率化に使えるツールがパッケージングされている ・応募データや選考データを分析し、戦略的な採用計画を立てられる |
新卒採用を重点強化したい場合 | ・学生や教員との関係構築に強い ・SNSや就職情報サイトと連携し、強力な採用母集団の形成が可能 |
パート・アルバイト採用に特化したい場合 | ・複数の求人媒体の管理画面を集約し、運営を効率化できる ・退職者データベースを作成し、動的な人員補充ができる |
リファラルリクルーティングに特化したい場合 | ・社内でのスムーズな情報共有が可能になる ・社員ごとの人材紹介状況を可視化できる |
採用管理システムにはさまざまな種類があり、それぞれ強みや特徴が異なります。 自社の採用目的に合致したサービスを選ぶことが、業務効率化の第一歩です。
自社の採用課題に合った採用管理システムを選ぶことが大切
ここまで、「中途採用向け」「新卒採用向け」「パート・アルバイト採用向け」「リファラル採用向け」の4つのタイプの採用管理システムについて説明してきました。採用プロセスを効率化するには、自社の採用課題に合ったサービスを選ぶことが大切です。
活用イメージがつかめない場合は、無料トライアルやデモサイトなどを利用し、実際にサービスの使用感を確かめてみましょう。
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