Web会議に役立つマイクスピーカー選び!6つのポイントを解説!
Web会議システム
2023.08.21
2023.08.21
新型コロナウイルスの感染拡大によって、本格的にテレワークを導入する企業も増えているのではないでしょうか。オフィスに集まっている人とテレワークをしている人で会議をするとき、パソコン内蔵のマイクやスピーカーでは満足に会議ができないこともあります。今回は、複数人で集まったときに役立つマイクスピーカーの選び方を紹介します。
複数人が集まってWeb会議をするときはマイクスピーカーがおすすめ!
マイクスピーカーとは、マイクとスピーカーを搭載した機器のことです。スピーカーフォンと呼ばれることもあります。複数人で集まってWeb会議をする場合、誰か1人が代表してWeb会議システムに接続し、ほかの参加者に映像や音声を共有するということが多いでしょう。その際、パソコンに内蔵されているマイクやスピーカーを使うと、ハウリングが発生したり、遠くに座っている人の声が拾えなかったりすることがあります。
マイクスピーカーは、パソコンに外付け使用することができます。そのため、集まっている様子を映すためのパソコンは端の方に、スピーカーマイクは参加者全員の声が拾える場所に配置することができます。
マイクスピーカーを選ぶときに押さえておきたい6つのポイント
これまで、マイクスピーカーとは何か、なぜWeb会議で役立つのかを解説しました。ここでは、マイクスピーカーを選ぶときに押さえておきたいポイントを紹介します。ここで紹介するポイントを押さえたうえで、用途にあったものを選んでいきましょう。
マイクの形状
マイクには、マイク単体のもの、ヘッドセット型のもの、スピーカーとマイクが一体になったスピーカーフォンなどさまざまなものがあります。リモートワークをしているときに自宅からWeb会議に参加する場合は、マイク単体のものやヘッドセット型のものが使いやすいでしょう。
会社の会議室などに数人で集まってWeb会議をおこなう場合は、1つで複数人の音声を拾うことができるスピーカーフォンがおすすめです。どのような状況でどれくらいの人数で利用するかを考えたうえで、最適な形状を選ぶ必要があります。
対応人数
大人数のWeb会議で利用するのであれば、参加者全員の声を拾うことができるマイクを選ばなければなりません。マイクのなかには、複数連結することで大人数での利用に対応できるものもあります。最初はWeb会議の参加人数が少なくとも、後に多くなることが予想される場合は、複数連結が可能なマイクを選ぶことで、柔軟に対応することができます。
接続方法|BluetoothかUSBか
マイクスピーカーを選ぶときは、接続方法を確認しておきましょう。マイクスピーカーの接続方法は、おもに「USB接続」と「Bluetooth接続」の2つに分けられます。USB接続の場合、パソコンのUSBポートに差し込むだけで利用できるため、会議を始めるまでの準備が簡単になるのが特徴です。一方、コードの長さによってマイクスピーカーを設置できる距離が制限されます。
Bluetooth接続の場合、コードレスで利用できるため、接続が切れない範囲で好きなところに設置することができます。一方、パソコンと接続するのに時間がかかる場合や、初めて接続するパソコンであれば、Bluetooth接続の設定しなければならず、会議を始めるまでに手間がかかってしまいます。
どちらの接続方法にも一長一短あるので、自社での用途にあったものを選ぶようにしましょう。
集音距離|人数に適した距離と指向性
マイクスピーカーを選ぶときは、集音距離を確認しておきましょう。マイクスピーカーはものによって集音距離が異なります。集音距離は対応人数に影響します。集音距離が短いものは少人数向けとなり、集音距離が長いものは大人数向けとなります。しかし、集音距離は長ければ長いほど良いというものでもありません。周りが静かでない環境下で集音距離が長いマイクスピーカーを使用すると、雑音を多く拾ってしまうことがあります。
マイクスピーカーを選ぶときは、予想される参加人数にちょうどよい集音距離のものを選ぶようにしましょう。
機能|ノイズキャンセリング、エコーキャンセリングやオートゲインコントロール
マイクスピーカーを選ぶときは、搭載されている機能を確認しておきましょう。マイクスピーカーに搭載されている機能として、以下のようなものが挙げられます。
- エコーキャンセリング
- ノイズキャンセリング
- オートゲインコントロール
エコーキャンセリングとは、スピーカーから出る音を拾わないようにする機能です。この機能を搭載していることで、Web会議のハウリングを防ぐことができます。ノイズキャンセリングとは、パソコンのタイピング音やクリック音など、雑音を拾わないようにする機能です。
オートゲインコントロールとは、発言者とマイクの距離と声の大きさに応じて、音量を自動で調節するです。この機能が搭載されていることで、離れたところに座っている人の声もしっかりと拾うことができます。これらの機能が搭載されていると、より快適にWeb会議をおこなうことができます。予算の許す限りでこれらの機能が搭載されているものを選ぶと良いでしょう。
複数接続・連結可能かどうか
機能のほかに、複数接続や連結が可能かどうかも製品選びのポイントになります。
1台の対応人数が少なくても、複数のマイクスピーカーを連結したり、専用機器を接続することで大人数での利用が可能な場合があります。少人数のWeb会議の場合は1台で利用し、大人数の場合には2台を連結して使うなど、シーンに応じて使い分けることもできます。
会議の規模や利用人数が多い場合には、複数接続や連結が可能かどうかも確認するとよいでしょう。
指向性
指向性とはマイクが音を拾うことができる方向や範囲のことであり、大きく3つに分類できます。
- 全指向性(無指向性)
- 双指向性
- 単一指向性
全指向性(無指向性)のマイクは、360度全方向からの音を拾うことができるので、参加者の中心にマイクを置いておこなうようなWeb会議のときに便利です。
双指向性のマイクは、マイクの正面と真後ろの音を拾いやすいので、会議参加者が相対して座り、その中心にマイクを配置するような場合に使いやすいマイクです。
単一指向性のマイクは1つの方向からの音しか拾いにくいですが値段も安めなので、自宅から利用者が1人でWeb会議に参加するような場合におすすめです。
Web会議用マイクの値段は搭載されている機能により大きく異なる
上述したようにWeb会議用のマイクには、対応人数や指向性、会話を快適におこなうための機能の有無などにおいて、さまざまな違いがあります。
そのため値段も、高価なものから安価なものまであり、1人で利用するための最小限の機能を備えたようなマイクであれば、数千円で購入することが可能です。
一方で大人数で利用することが前提となっており、連結が可能だったりノイズキャンセリングなどの機能がしっかりと備えられたりしているものであれば、数万円するものも珍しくありません。
想定利用人数・必要な機能・集音範囲などをもとにして、いくつかのマイクをピックアップしたうえで、そのなかからコストパフォーマンスに優れているものを選ぶとよいでしょう。
どのような状況でWeb会議をおこなうかに応じて最適なマイクを選ぼう
Web会議に参加するにあたってマイクは欠かせませんが、会議室から参加するのかリモートワークで利用者が自宅から参加するのか、はたまた大人数で参加するのか1人で参加するのかなどによって、選ぶべきマイクは異なります。
そのため集音範囲や対応人数、ノイズキャンセリングのような会話をスムーズに進めるために重要な機能の有無などをチェックしたうえで、最適なマイクを選ぶようにしましょう。
今回、いくつかの観点からおすすめのマイクを紹介しました。判断に迷う場合はぜひ本記事を参考に、マイク選びをおこなってください。
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