オープンソースERPを導入する際の注意点とは?オープンソースを利用するメリットと共に解説
ERP(基幹業務システム)
2023.06.12
2023.06.12
ERPは、企業全体の経営資源に関する情報を総合的に管理することができる基幹システムです。ERPを活用することで業務の効率化や迅速な経営判断が可能になります。 今回はERPのなかでも、比較的コストが低く、拡張性が高いオープンソースERPに注目し、メリットや導入する際の注意点を紹介していきます。
そもそもERPとは?
ERPは、企業内のヒト・モノ・カネ・情報の動きといった企業の経営資源を管理することをいいます。 ERPシステムによって企業全体の経営資源を管理しリアルタイムで可視化できるようにすることで、企業は業務効率の向上や迅速な経営判断をおこなうことができるようになります。
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オープンソースERPを使うメリットは?
オープンソースとは、ソースコードが無料で公開されており、商用・非商用といった目的を問わずに利用や修正、配布ができるソフトウェアのことです。 ここでは、さまざまな提供形態があるERPのなかでも、オープンソースのERPを利用するメリットを紹介していきます。
コストを抑えることができる
オープンソースERPは基本的にライセンス料やアップデート費用が無料で提供されています。 そのため、ほかの主流な提供形態であるクラウドやオンプレミスで導入する場合と比べると低コストで利用することが可能となります。
拡張を自由におこなうことができる
オープンソースERPはソースコードを自由に改修してカスタマイズすることができます。 また、開発コミュニティではさまざまなプラグインが公開されており、プラグインを用いて自社に必要な機能を追加することも可能です。 そのため、オープンソースは拡張性が高く、自社の状態に応じたシステムの構築が可能です。
オープンソースERPを導入する際の注意点
ライセンス料が無料で利用できるオープンソースERPには、導入や運用に関するサポートがついていないことがあります。 そのため、自社で自力で導入や運用をおこなうか、別途有料のサポートサービスを利用する必要が生じます。
特に、自社で運用していく際には、自社で導入から運用までを管理する技術サポートの人員を設置する必要があり、操作やセキュリティで何らかの問題が生じても、自力で解決しなければなりません。 オープンソースERPを導入する際はそのような場合も想定して、運用設計をすることが重要となってきます。
注意点を押さえてオープンソースERPのメリットを最大限に活かそう!
オープンソースERPを導入する際のメリット・デメリットを確認していきましたが、いかがでしたか。 コスト面や機能拡張などの点でメリットがありますが、運用設計がしっかりしていないと、かえって業務が煩雑になってしまう恐れもあるので注意してください。 オープンソースERP導入のメリットを最大限に活かし、業務効率化・経営戦略の強化を図りましょう。
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