オフィスの経理業務では、煩雑な旅費交通費計算に時間を取られることがあります。とくに、出張や外出の多い企業の場合、旅費交通費の処理作業量は膨大です。
多くの情報を手入力するのは手間ですし、件数が多いほどミスの数も増えてしまうものです。旅費交通費の精算を効率化するために、経費精算システムである旅費交通費精算Webを検討しましょう。
旅費交通費精算Webについて、特徴や機能を紹介します。
旅費交通費精算Webとは
旅費交通費精算Webは、株式会社ヴァル研究所が提供する経費精算システムです。同社は交通ルート検索サービスである駅すぱあとを運営しており、旅費交通費精算Webに関しても名前の通り、旅費・交通費の精算に特化したシステムとなっています。
旅費交通費精算Webではインターネット上で旅費の精算データを作成できる他、目、経費精算業務の効率化が図れます。営業担当を多く抱える企業など、旅費や交通費の精算が多いという企業におすすめのシステムです。
旅費交通費精算Webの特徴
旅費交通費精算Webの大きな特徴は、誰にでも簡単に操作できるシンプル設計にあります。旅費交通費の精算に必要な操作は路線図をクリックするのみです。
また、ダイヤ検索をしたり、複数の経路を連続して登録したりといった操作もできます。駅すぱあとには、路線検索業界ナンバーワンの情報が蓄積されています。
たとえば路線バスの情報だけでも全国200社以上、10万停留所以上という膨大な数があり、各地の路線を素早く検索できます。
鉄道路線の情報だけでなく、路線バスや定期券の情報を入力して旅費交通費精算の申請ができるので、すべての従業員が機能を柔軟に使いこなせます。
旅費交通費精算WebはPCだけでなくスマートフォンやタブレットからも使用できます。出張先からスマートフォンで申請をしたいときにも、駅すぱあとの経路検索から直接入力できるので便利です。
価格・料金プラン
旅費交通費精算Webは初期費用0円で申し込めるという魅力があります。
また、1ユーザーあたり月々200円で利用でき、非常にリーズナブルな価格設定となっています。
なお、旅費交通費精算Webの契約は最少で5名からとなっており、年単位での契約のみを受け付けています。
導入前には製品評価版の無料トライアルを体験できます。操作性をチェックしたいのであれば、まずは無料トライアルを試しましょう。
旅費交通費精算Webにはほかにも、プレミアムプランも用意されています。
プレミアムプランの利用料金は公式サイトに記載されていないため、興味がある場合は問い合わせをしましょう。
プレミアムプランではtransit managerとの連携によってモバイルSuicaの情報を直接送信し、即座に旅費交通費の精算をおこなえます。
より便利な精算機能を活用したいのであれば、プレミアムプランの利用を検討しましょう。
プラン名 | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|
初期費用 | 0円 | 問い合わせ |
月額費用 | 200円 | 問い合わせ |
補足 | 最低契約数5名~年単位の契約のみ | – |
機能一覧
旅費交通費精算Webには、旅費交通費の申請や承認に関するメニューが不足なく取り揃えられています。
とくに、駅すぱあとによる経路検索から直接入力や申請をおこなえるのが、旅費交通費精算Webの大きな特徴です。
また、承認や差し戻し、領収書の印刷といった機能もあり、フレキシブルに活用できます。
旅費交通費精算Webは経理担当者が締め処理をおこなうときにも便利です。データを自動で集計できるので旅費交通費精算に時間がかからなくなり、経理処理が楽になります。
領収書読み取り | – | 自動仕訳 | – |
振込データ(FBデータ)作成 | – | ファイル添付 | – |
定期区間の自動控除 | ○ | タクシー代対応 | – |
駐車場代対応 | – | ガソリン代対応 | – |
乗換案内機能 | ○ | パターン登録 | – |
日当・手当算出 | – | 仮払金対応 | – |
海外出張対応 | – | 単価計算 | – |
フォーム設定 | – | ワークフロー設定 | – |
ログ管理 | – | データインポート(ローカルファイル) | – |
OCR・AI-OCR | – | 交通系ICカード取込 | – |
クレジットカード | – | プリペイドカード | – |
Amazonビジネス | – | 自動仕訳 | – |
支払先マスタ | – | 定額支払マスタ | – |
源泉徴収 | – | 経費管理・分析 | – |
予算管理 | – | 組織管理 | – |
電子帳簿保存法対応 | – | 入力画面カスタマイズ | – |
規定違反チェック | – | 通知・催促アラート | – |
承認状況の確認 | ○ | API連携 | – |
会計ソフト連携 | – | 送金システム連携 | – |
乗換案内サービス連携 | – | BTM連携 | – |
購買システム連携 | – | – | – |
提供環境・技術情報
旅費交通費精算Webの提供環境・技術情報は以下の通りです。
提供形態
問い合わせ
OS
問い合わせ
ブラウザ
- Internet Explorer
- Firefox
- Google Chrome
- Safari
アプリ
- スマホ – Android
- スマホ – iPhone
API連携・サービス連携
旅費交通費精算Webは、企業の各会計システムと連携しており便利に活用できます。
また、ICカードを連携させて旅費交通費の精算をおこなうことも可能です。
各連携機能があれば、クラウドシステムをより効率的に活用できます。機能導入時には連携機能について詳しく確認しておくことをおすすめします。
セキュリティ
旅費交通費精算Webのセキュリティに関しては公式サイトに情報がありませんでした。
Webサービスを使うときにはセキュリティ面の安全性を十分に確認しておきたいものです。
不安な点がある場合には、契約前に問い合わせておくとよいでしょう。
暗号化通信 | – | データバックアップ | – |
ユーザー管理 | – | シングルサインオン(SSO) | – |
操作ログ管理 | – | 二段階認証 | – |
アクセスログ管理 | – | ワンタイムパスワード | – |
デバイス管理 | – | IPアドレス制限 | – |
プライバシーマーク | – | VPN接続 | – |
ISO/IEC 27001(情報セキュリティ) | – | BCP対策 | – |
ISO/IEC 27017(クラウドサービスセキュリティ) | – | SLA(サービス水準合意) | – |
ISO/IEC 27701(プライバシー情報) | – | GDPR | – |
JIS Q 15001(個人情報保護) | – | CCPA | – |
CSMS(IEC 6244321)(制御システムセキュリティ) | – | ダブルオプトイン | – |
ISO/IEC 20000(ITサービス) | – | データ閲覧制限 | – |
情報セキュリティ安全対策適合証明 | – | データエクスポート制限 | – |
24時間365日監視 | – | AD連携 | – |
サポート
旅費交通費精算Webの導入時には電話やメールでのサポートを受けられます。
専門のスタッフに不明な点を確認しておけば、安心して契約に踏み切ることができます。
また、無料トライアルやチュートリアルを申し込み、機能性を試した上で正式利用を開始するのもおすすめです。
電話 | ○ |
メール | ○ |
チャット | – |
運用コンサルティング | – |
サポートサイト | – |
ユーザーコミュニティ | – |
セミナー | – |