J’sNAVI NEOはJTBが開発した経費精算システムです。交通費精算や経費精算、出張費精算に加えて、JTBのチケット手配システムと連携の連携により、出張時のチケット手配もおこなうことができます。システムを活用してチケット手配や精算手続き、費用の立替などの手続きを簡略化することで、経理担当者だけでなく、経営者や出張する従業員の負担を軽減することが可能です。
J’sNAVI NEOとは
J’sNAVI NEOは、JTBグループのJTBトラベルソリューションズ社が提供する出張経費精算管理クラウドサービスです。出張時のチケット手配だけでなく、出張費や交通費の精算も一元管理できるようになっているため、経理業務の負担軽減が可能です。
国内外のオンラインチケットを手配可能な「チケット手配機能」やチケット請求を一括で請求できる「マッチング機能」、蓄積された購買データから最適な購買を提案する「カスタムレポート機能」、勘定科目の「自動仕訳機能」など、多くの便利な機能が備わっています。
50ユーザーからの利用の場合、1ユーザーあたり月額600円で利用できるため、低コストで利用できるのも大きなメリットです。実績も豊富で、JTBグループ本社をはじめ、大学や会計事務所、建材会社など、さまざまな組織で導入されています。
また、システム導入前から導入後に至るまで、専任チームによる丁寧な運用サポートを受けられる点も魅力です。
J’sNAVI NEOの特徴
J’sNAVI NEOの特徴は、以下の6つです。
- システム内で完結するため、業務効率の向上に役立つ
- チケット手配システムとの連携により経理業務が効率化する
- 自動的に数字の突き合わせ代行作業を実施できる
- 日常的な経費精算をおこなえる
- 「PSQ認証」を取得しており品質面で安心できる
- 自社の課題にあわせた導入形態で利用できる
それぞれについて、以下で詳しく解説します。
システム内で完結するため、業務効率の向上に役立つ
J’sNAVI NEOのシステム内で、新幹線や航空機、ホテルなどのオンラインチケットを手配することが可能です。出張申請と同時に実施できるため、業務効率の向上も見込めます。
チケット手配システムとの連携により経理業務が効率化する
JTBのチケット手配システムとの連携が可能です。チケットの手配状況が可視化されることにより、出張費関連の経理業務の効率化につながります。
自動的に数字の突き合わせ代行作業を実施できる
J’sNAVI NEOは出張手配と申請、経費精算を一元管理することが可能です。請求と利用実績、従業員の精算それぞれのデータは簡単に照合できるため、数字の突き合わせにかかる手間を大幅に省くことができます。
また、J’sNAVI NEOを利用して手配した出張については、立替えや仮払いが不要となっているため、従業員にとってもメリットが大きいです。
日常的な経費精算をおこなえる
出張関連の精算だけではなく、交通系ICカード連携や法人カード連携といった出張精算以外の機能を利用して、日常的な経費精算をおこなうことができます。また、過去の精算データを利用した振込データや会計仕訳データの作成も可能です。
「PSQ認証」を取得しており品質面で安心できる
PSQ認証の評価基準をクリアした品質の高さも魅力です。PSQ認証とは一般社団法人ソフトウェア協会が定める基準で、品質が世界で通用すると判断されたソフトウェア製品のみがクリアできます。初めて経費精算システムを利用する人も、安心して利用することができるでしょう。
自社の課題にあわせた導入形態で利用できる
システム導入時には、社内で抱える課題について専任スタッフがヒアリングを実施したうえで提案をおこなってくれます。そのため、自社の課題に合わせた導入形態でJ’sNAVI NEOの利用が可能です。
価格・料金プラン
J’s NAVI NEOは「J’s NAVI NEO ベーシック」と「J’s NAVI NEO スイート」どちらかのプランを選ぶことが可能です。いずれのプランも初期費用は0円から利用できます。
J’s NAVI NEO ベーシックは、経費精算機能のみを利用している人向けのプランです。一方、J’s NAVI NEO スイートは、経費精算機能に出張手配機能を追加したプランです。
また、導入前に30日間の無料トライアルを利用することもできます。なお、トライアルで利用したデータについては、契約後もそのまま引き継ぐことが可能です。
料金プランの表は以下の通りです。
プラン名 | J’s NAVI NEO ベーシック | J’s NAVI NEO スイート |
---|---|---|
初期費用 | 0円~ | 0円~ |
月額費用 | 30,000円~ | 35,000円~ |
補足 | 50名以上は問い合わせ | 50名以上は問い合わせ |
機能一覧
J’s NAVI NEOには、大手旅行代理店であるJTB社ならではの機能を利用することができます。チケット手配システムと、経費精算システムを統合した内容となっているため、出張申請から精算に至るまでの経理業務の負担が大幅に軽減することが可能です。
国内外のオンラインチケットの手配を出張申請と同時におこなえる「チケット手配機能」や手配したチケットの請求をJTB社から一括請求できる「マッチング機能」により、出張にかかわる精算業務を効率化することができます。
領収書読み取り | ○ | 自動仕訳 | ○ |
振込データ(FBデータ)作成 | ○ | ファイル添付 | – |
定期区間の自動控除 | ○ | タクシー代対応 | – |
駐車場代対応 | – | ガソリン代対応 | – |
乗換案内機能 | – | パターン登録 | – |
日当・手当算出 | – | 仮払金対応 | – |
海外出張対応 | ○ | 単価計算 | – |
フォーム設定 | – | ワークフロー設定 | – |
ログ管理 | – | データインポート (ローカルファイル) | – |
OCR・AI-OCR | – | 交通系ICカード取込 | ○ |
クレジットカード | ○ | プリペイドカード | – |
Amazonビジネス | – | 自動仕訳 | – |
支払先マスタ | – | 定額支払マスタ | – |
源泉徴収 | ○ | 経費管理・分析 | – |
予算管理 | ○ | 組織管理 | – |
電子帳簿保存法対応 | ○ | 入力画面カスタマイズ | – |
規定違反チェック | ○ | 通知・催促アラート | ○ |
承認状況の確認 | – | API連携 | – |
会計ソフト連携 | – | 送金システム連携 | – |
乗換案内サービス連携 | – | BTM連携 | – |
購買システム連携 | – | – | – |
提供環境・技術情報
J’s NAVI NEOの提供環境と技術情報は以下の通りです。
提供形態
- クラウド
- オンプレミス
OS
問い合わせ
ブラウザ
問い合わせ
アプリ
問い合わせ
API連携・サービス連携
J’s NAVI NEOでは、ERPや会計システムとの連携が可能です。会計システムとの連携の際に利用できる方法には、「CSV連携方式」と「API連携方式」の2種類があります。
CSV連携方式では連携用のCSVファイルを作成し、会計システムとの連携をおこないます。一方、API連携方式を利用する際は、経費精算システムへの作業をおこなったあとは会計処理までがすべて自動化されるため、経理業務の効率化が可能です。また、API連携方式の場合はデータの入力や確認チェックが不要となるため、工数の大幅削減も期待できます。
会計システムのほかにも、乗換案内サービス「乗換案内Biz」との連携が可能となっています。そのため、検索した結果を精算書に取り込んで利用でき、交通費精算の入力ミスを防止したいという場合にも最適です。
セキュリティ
J’s NAVI NEOは、シングルサインオンに対応しているため、セキュリティが保たれた状態での簡単ログインが可能となっており、認証情報の管理がスムーズとなっています。そのほか、セキュリティに関する詳しい情報については、ベンダーに問い合わせてみるとよいでしょう。
暗号化通信 | ○ | データバックアップ | ○ |
ユーザー管理 | – | シングルサインオン(SSO) | ○ |
操作ログ管理 | – | 二段階認証 | – |
アクセスログ管理 | – | ワンタイムパスワード | – |
デバイス管理 | – | IPアドレス制限 | ○ |
プライバシーマーク | ○ | VPN接続 | – |
ISO/IEC 27001 (情報セキュリティ) | ○ | BCP対策 | – |
ISO/IEC 27017 (クラウドサービスセキュリティ) | – | SLA(サービス水準合意) | – |
ISO/IEC 27701 (プライバシー情報) | – | GDPR | – |
JIS Q 15001 (個人情報保護) | – | CCPA | – |
CSMS(IEC 6244321) (制御システムセキュリティ) | – | ダブルオプトイン | – |
ISO/IEC 20000 (ITサービス) | – | データ閲覧制限 | – |
情報セキュリティ安全対策適合証明 | – | データエクスポート制限 | – |
24時間365日監視 | – | AD連携 | – |
サポート
J’s NAVI NEOでは、システムの導入前と導入後それぞれで充実したサポートを受けることが可能です。システム導入前は運用設計や初期設定などの作業を、専任のSEにサポートしてもらえます。また、導入後もカスタマーサポートチームに問い合わせをおこなうことが可能です。
なお、導入後の設定についても、専任のSE及びカスタマーサポートチームによる手厚いサポートを受けることができます。
電話 | – |
メール | ○ |
チャット | – |
運用コンサルティング | – |
サポートサイト | – |
ユーザーコミュニティ | – |
セミナー | ○ |