複数の拠点・事業所を持つ企業にとって、経費精算は複雑で手間のかかる業務であり、月末の処理に手間をかけている会社は少なくありません。「経費精算幕僚」なら、経費申請から精算、仕訳データ入力に至るまで、ひとつのシステムで完結するので、業務効率の大幅向上を期待できます。ここでは、経費精算幕僚の概要や特徴、利用時のメリットについて解説します。
経費精算幕僚とは
経費精算幕僚とは、中堅企業向けの業務システムとして開発された「幕僚シリーズ」のうちの一つです。約30年にわたる開発実績をもとに、各業種向けのテンプレートと豊富なオプション、そしてきめ細かなカスタマイズを組み合わせて最適なシステムを構築できるところに定評があります。経費精算幕僚はそのなかでも企業に欠かせない経費精算に特化したシステムとなっています。
経費精算の一括処理や、場所を選ばない承認システム、拠点ごとに発生する小口仕訳データのオンライン処理など、経費精算業務の効率化に役立つ機能が標準搭載されているところが特徴です。
経費精算幕僚の特徴
経費精算幕僚の特徴や、利用時に期待できる効果を紹介します。
初心者でも簡単に経費精算できる親切設計
経費精算幕僚では、初めて経費精算システムを利用する人や、PC操作に不慣れな人でも無理なく利用できるよう、シンプルなレイアウト・デザインを採用しています。
仮払い申請はもちろん、出張に伴う旅費精算などもすべて同一画面上で一括処理できる設計になっているため、経費精算の種類ごとにたくさんのメニュー画面を開く必要はありません。
また、仮払い申請や経費精算処理が、規定の承認ルートを経て最終承認に至った場合、自動的に仕訳データが作成されるので、経理知識がない人でもスムーズに経費生産業務をこなせます。
いつでもどこでも承認OK
経費精算幕僚はWeb上で稼働するシステムなので、インターネット環境下であれば、場所を問わず承認できます。
承認依頼が来たときや、申請が承認されたときは、その都度自動で連絡メールが送信されるので、依頼や承認を見逃す心配はありません。
出先や自宅からでも手軽に承認できるので、承認者が出張中やテレワーク中でも経費精算業務を円滑に進められます。
承認ルートを自由設計できる
申請された経費を承認するルートは、企業や部署などによって大きく異なります。
経費精算幕僚は、承認ルートごとに細かく設定をカスタマイズできるため、企業や部署ごとのルールに合わせて運用することができます。
もちろん、代理承認や複数承認などの設定をおこなうことも可能です。
価格・料金プラン
経費精算幕僚の料金プランや価格は公開されていません。
公式サイトからの資料請求や専用フォームから別途問い合わせください。
プラン名 | – |
---|---|
初期費用 | 問い合わせ |
月額費用 | 問い合わせ |
機能一覧
経費精算幕僚には、経費精算の入力(仮払い申請)やシステム上での承認機能のほか、通常仕訳入力や仕訳データチェックリスト、仕訳明細の作成など、経費精算業務を効率化するための機能が標準搭載されています。
本社側が利用する機能としては、振込依頼データや振込仕訳明細の作成、振込対象者リスト・振込予定一覧表の表示などに対応しています。
また、経費精算データや支払いデータはCSVやExcelデータとして出力できるため、他システムでデータを読み込み、分析することも可能です。
領収書読み取り | – | 自動仕訳 | ○ |
振込データ(FBデータ)作成 | ○ | ファイル添付 | – |
定期区間の自動控除 | – | タクシー代対応 | – |
駐車場代対応 | – | ガソリン代対応 | – |
乗換案内機能 | – | パターン登録 | – |
日当・手当算出 | – | 仮払金対応 | ○ |
海外出張対応 | – | 単価計算 | – |
フォーム設定 | – | ワークフロー設定 | – |
ログ管理 | ○ | データインポート(ローカルファイル) | – |
OCR・AI-OCR | – | 交通系ICカード取込 | – |
クレジットカード | – | プリペイドカード | – |
Amazonビジネス | – | 自動仕訳 | – |
支払先マスタ | – | 定額支払マスタ | – |
源泉徴収 | – | 経費管理・分析 | ○ |
予算管理 | – | 組織管理 | – |
電子帳簿保存法対応 | – | 入力画面カスタマイズ | – |
規定違反チェック | – | 通知・催促アラート | ○ |
承認状況の確認 | – | API連携 | – |
会計ソフト連携 | ○ | 送金システム連携 | – |
乗換案内サービス連携 | – | BTM連携 | – |
購買システム連携 | – | – | – |
提供環境・技術情報
経費精算幕僚の提供環境・技術情報は以下の通りです。
提供形態
問い合わせ
OS
問い合わせ
ブラウザ
問い合わせ
アプリ
問い合わせ
API連携・サービス連携
高いカスタマイズ性を誇る経費精算幕僚では、他システムや外部サービスとの連携も可能です。ヒアリングの時点で要望やニーズ、現在使用しているシステムについて相談すれば、各種システムとの連携にも柔軟に対応してもらえます。
セキュリティ
経費精算幕僚では、システム設定機能として、権限設定やログイン情報の閲覧、履歴参照をおこなうことができます。経費精算の承認はあらかじめ権限設定された人しか実施できない仕組みになっているため、不正処理を防止できます。
また、誰が・いつログインしたのか、どんな作業をおこなったのか、自動的にログ情報として管理されるため、悪意ある第三者の不正アクセスやデータ改ざんも防ぐことができます。
そのほかセキュリティの詳細については、運営会社まで問い合わせください。
暗号化通信 | – | データバックアップ | – |
ユーザー管理 | – | シングルサインオン(SSO) | – |
操作ログ管理 | ○ | 二段階認証 | – |
アクセスログ管理 | – | ワンタイムパスワード | – |
デバイス管理 | – | IPアドレス制限 | – |
プライバシーマーク | – | VPN接続 | – |
ISO/IEC 27001(情報セキュリティ) | – | BCP対策 | – |
ISO/IEC 27017(クラウドサービスセキュリティ) | – | SLA(サービス水準合意) | – |
ISO/IEC 27701(プライバシー情報) | – | GDPR | – |
JIS Q 15001(個人情報保護) | – | CCPA | – |
CSMS(IEC 6244321)(制御システムセキュリティ) | – | ダブルオプトイン | – |
ISO/IEC 20000(ITサービス) | – | データ閲覧制限 | – |
情報セキュリティ安全対策適合証明 | – | データエクスポート制限 | – |
24時間365日監視 | – | AD連携 | – |
サポート
経費精算幕僚では、初年度にシステムの導入支援として個別コンサルティングや運用確認、既存データのコンバート、プログラム導入作業などの支援を提供しています。面倒な導入作業やシステム移行を効率よく進められるため、導入から現場への普及までの期間を短縮することができます。
次年度以降も、システムを運用するにあたってわからないことやトラブルが発生した場合、コールセンターでの問い合わせ対応や、トラブルの復旧対応、コンピューターシステムに関するアドバイスといった各種保守サービスを受けられます。
電話 | – |
メール | – |
チャット | – |
運用コンサルティング | ○ |
サポートサイト | – |
ユーザーコミュニティ | – |
セミナー | – |