在宅勤務が推奨されている近年、電子契約は最適な契約方法といえます。電子契約サービス「クラウドコントラクト」は簡単に登録できるうえ、無料トライアルも利用可能であるため、電子契約サービスの導入を考えている企業にとっては導入しやすいサービスといえるでしょう。この記事では、クラウドコントラクトの特徴や機能、価格などを紹介します。
クラウドコントラクトとは
クラウドコントラクトは、クラウドコントラクト社から提供されている電子契約サービスです。自社で登録していれば契約相手は登録不要です。また、中小企業や個人事業主の方に必要な機能が一通り揃っているので、導入後はそのまま業務に活用することができます。
建設業や結婚相談所、芸能プロダクションなどあらゆる組織で導入実績があり、オンライン対応やコスト削減などに対応できます。
また、ホームページ上で利用方法を確認することもできるため、初めて電子契約サービスを利用する企業も安心です。
本格的に導入する前に2週間の無料トライアルで使用感を確かめることも可能で、導入に至るまでのハードルは比較的低いサービスといえるでしょう。
クラウドコントラクトの特徴
クラウドコントラクトの特徴としては、以下のようなことが挙げられます。
ここでは、それぞれの特徴について、説明します。
- 契約書を保管することができる
- 契約状況を確認することができる
- 電子署名やタイムスタンプが利用できる
- スマートフォンやタブレットにも対応している
契約書を保管することができる
クラウドコントラクトで締結した契約書は、クラウド上の管理画面に自動で保存されます。ダウンロードすることもできるので、デスクトップ上で保存することもできます。また、検索機能も搭載されているので、契約書が探しやすく便利に利用できます。
なお、顧客が同意を示す操作をした際は「締結済み」フォルダに自動的に保存され、送信者と受信者の双方が契約書データをダウンロードすることが可能です。
契約状況を確認することができる
現在相手に契約書を送っている状態で、まだ締結がされていない契約書の一覧を表示することができます。状況確認や再連絡リストとして活用することで、業務をより効率的におこなうことができるでしょう。
また、契約終了日を設定し、アラートを設定することも可能です。それぞれの契約書の契約終了日とアラート日時を設定しておけば、契約更新の連絡漏れなどを防ぐことができます。
電子署名やタイムスタンプが利用できる
電子契約をおこなう際、電子署名を付与することで不正な改ざんを防ぐことができ、タイムスタンプを付与することで法的な安全性を高めることができます。
電子署名には世界的にもシェア率の高い電子認証局である「デジサート(DigiCert)」を、タイムスタンプには時刻認証業務認定事業者であるアマノ社の「アマノタイムスタンプサービス」を採用しています。
スマートフォンやタブレットにも対応している
クラウドサービスなので、インターネットに接続してメールを確認できる環境であれば、PCだけでなくスマートフォンやタブレットからでも契約書を確認することができます。
時間や場所を選ばずに契約書の確認や合意締結、却下をおこなうことができるのは、大きなメリットです。
価格・料金プラン
クラウドコントラクトの料金プランには、「ライトプラン」と「スタンダードプラン」の2種類があります。契約締結可能数やアカウント作成可能数に違いがあるので、業務の実情と照らし合わせたうえで、どちらのプランを利用するかを決めるとよいでしょう。
料金プランは以下の通りです。(※税抜価格)
プラン名 | ライトプラン | スタンダードプラン |
---|---|---|
初期費用 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 3,980円〜(※1年契約の場合) | 7,480円〜(※1年契約の場合) |
年額費用 | 47,760円〜 | 89,760円〜 |
補足 | 月50件、5アカウントまで | 月100件、10アカウントまで |
機能一覧
クラウドコントラクトには、上述した契約書の保管機能や契約状況の確認機能といった、便利な機能が多数搭載されています。タイムスタンプや電子署名にも対応しているので、契約業務に幅広く利用することができます。
契約書テンプレート | – | 三者間契約 | – |
データ取り込み | ○ | 印影登録 | – |
契約書レビュー | ○ | メールによる本人認証 | – |
コメント機能 | – | 電子認証局による本人認証 | – |
ファイル添付 | – | 手書きサイン | – |
一括作成 | – | ダッシュボード | – |
検索・絞り込み | – | 通知・催促アラート | – |
契約更新通知 | – | 承認状況の確認 | ○ |
閲覧制限 | – | グループ管理 | – |
文書エクスポート | – | API連携 | – |
電子帳簿保存法対応 | – | ATS(採用管理システム)連携 | – |
文書スキャン | – | ERP連携 | – |
一括承認 | – | CRM連携 | – |
一括締結 | – | SFA連携 | – |
提供環境・技術情報
クラウドコントラクトの提供環境と技術情報は、以下の通りです。
提供形態
- クラウド
OS
問い合わせ
ブラウザ
問い合わせ
アプリ
- PC – Windows
- PC – Mac
- スマホ – Android
- スマホ – iPhone
- スマホ – iPad
API連携・サービス連携
クラウドコントラクトではAPI連携やサービス連携に関する情報は現時点では公開されていません。
自社で利用しているサービスと連携させることで、サービスがより使いやすくなることも多いので、この点はクラウドコントラクトを利用するにあたっての懸念事項といえるかもしれません。API連携やサービス連携をおこないたいと考えている方は問い合わせてみるとよいでしょう。
セキュリティ
クラウドコントラクトのセキュリティに関する説明は、現時点でホームページ上に記載はありません。詳細を確認したい場合には、ベンダーに問い合わせるとよいでしょう。
なお、クラウドコントラクトのサービスにはブロックチェーン技術が用いられています。ブロックチェーン技術は暗号資産にも用いられている技術であり、契約内容が改ざんされるリスクを防ぐことができるため、セキュリティ的にも安心して利用することができるでしょう。
暗号化通信 | – | データバックアップ | – |
ユーザー管理 | – | シングルサインオン(SSO) | – |
操作ログ管理 | – | 二段階認証 | – |
アクセスログ管理 | – | ワンタイムパスワード | – |
デバイス管理 | – | IPアドレス制限 | – |
プライバシーマーク | – | VPN接続 | – |
ISO/IEC 27001(情報セキュリティ) | – | BCP対策 | – |
ISO/IEC 27017(クラウドサービスセキュリティ) | – | SLA(サービス水準合意) | – |
ISO/IEC 27701(プライバシー情報) | – | GDPR | – |
JIS Q 15001(個人情報保護) | – | CCPA | – |
CSMS(IEC 6244321)(制御システムセキュリティ) | – | ダブルオプトイン | – |
ISO/IEC 20000(ITサービス) | – | データ閲覧制限 | – |
情報セキュリティ安全対策適合証明 | – | データエクスポート制限 | – |
24時間365日監視 | – | AD連携 | – |
サポート
クラウドコントラクトでは、ホームページ上で「よくある質問」を公開しているので、そちらを確認することで初歩的な悩みであれば解決するでしょう。
電話やメールでの問い合わせにも対応しているので、「よくある質問」で悩みが解決しなかった場合は、電話やメールでサポートをおこなってもらうとよいでしょう。
電話 | ○ |
メール | ○ |
チャット | – |
運用コンサルティング | – |
サポートサイト | – |
ユーザーコミュニティ | – |
セミナー | – |