業務のなかで電話でのお問い合わせを受け付けるのであれば、規模によらずコールセンターシステムを導入するのがおすすめです。とくに、クラウド型のコールセンターシステムなら、パソコンとインターネットに接続できる環境を用意するだけで、場所を問わずにコールセンターを構築できます。今回はクラウド型コールセンターシステム「BIZTELコールセンター」を紹介します。
BIZTELコールセンターとは
BIZTELコールセンターは、リンク社が提供しているクラウド型のコールセンターシステムです。インターネットに接続できる環境とパソコンさえあれば、場所を問わずどこでもコールセンターを構築できます。
昨今、在宅勤務への対応が求められていますが、BIZTELコールセンターを導入すれば速やかにリモートワークへ移行できるでしょう。BIZTELコールセンターは、標準で多数の機能を備えており、さらに優秀な拡張性を併せ持っています。そのため、企業の規模や職種を問わず、さまざまな環境で活用できるでしょう。
クラウド型であるため、PBXを設置する必要もありません。
導入のしやすさや使いやすさ、拡張性の高さなどが評価され、現在では1,700社以上の導入実績を誇っています。
BIZTELコールセンターの特徴
BIZTELコールセンターは、その性能の高さから多くの企業によって高い評価を受けています。ここでは、BIZTELコールセンターの特徴について紹介します。
CRMやSFAとの連携が簡単
BIZTELコールセンターは、Salesforceをはじめ、さまざまなSFAやCRM、MAとの連携が可能です。コールセンターを構築するうえで重要となる顧客情報なども、関連するすべてのシステムや情報との紐付けをおこなうことで、業務の効率化が期待できるでしょう。これら既存のシステムだけでなく、独自に開発したデータベースとも連携ができます。
顧客情報の一元管理によって業務がスムーズになれば、その分顧客を待たせる時間が短くなります。顧客に必要な内容を案内する過程で待ち時間が長いのは、顧客満足度に影響を及ぼします。顧客を待たせる時間を最小限にすることで、顧客満足度の向上も期待できるでしょう。
BIZTELコールセンターの着信ポップアップ機能により、顧客の着信に合わせて自動で顧客情報や過去におこなった対応の記録などを表示してくれます。連携したシステムに表示されている電話番号をクリックするだけで簡単に発信することができます。通話記録や内容の録音ファイルは自動で保存され、連携したCRMの画面で確認が可能です。
これまで使用してきた電話番号も使用可能
BIZTELコールセンターでは、導入するにあたってこれまで使用してきた電話番号をそのまま使用することが可能です。同じ電話番号のままで、扱うシステムのみをクラウド型に対応できます。政令指定都市における地域番号をそのまま利用することも可能です。
また、ゲートウェイ機器を設置することで、0120や0570といったこれまで使用してきた電話番号の継続利用が可能になります。
クラウド型だから納期も早い
BIZTELコールセンターは、クラウド型のシステムであるため、正式な申し込みから最短5営業日で利用を始めることができます。
まずは、見積りの作成を依頼してください。その後、作成された見積りと合わせて、自社に最適なプランを提案してもらえます。検討した後、提案された内容で決定するのであれば正式な申し込みをおこないます。
どのプランでも運用トレーニングサービスが利用できるほか、セットアップ作業の代行に関してもオプションで利用できるのでぜひ検討してみてください。
価格・料金プラン
BIZTELコールセンターでは、設置したいコールセンターの席に合わせてプランを構築し、見積りを作成してもらえます。1席ずつ料金を設定できますので、企業に合わせて最適な価格設定で利用できるのが特徴です。
具体的な料金設定については、公式ホームページから見積り依頼をおこないましょう。
以下は、利用したい席数ごとにご提案するプランの例です。導入を検討する際は、ぜひ以下のプラン例を参考にしてください。
プラン名 | ライト | スタンダード30 | スタンダード110 |
---|---|---|---|
初期費用 | 28万3,000円 | 63万3,000円 | 233万3,000円 |
月額費用 | 90,500円(10席) | 24万1,000円 | 90万円 |
補足 | ・1席あたり9,050円 ・5回線の同時通話が可能 | ・1席あたり8,033円 ・30回線の同時通話が可能 ・着信ポップアップを利用可能(CRM連携) | ・1席あたり9,000円 ・100回線の同時通話が可能 ・通話履歴連携に対応(CRM連携) |
機能一覧
BIZTELコールセンターには、多数の優れた機能が標準搭載されています。以下のほかにも、オプション機能の追加が可能です。
IVR(自動音声応答) | ○ | プレディクティブコール | – |
コールキューイング(待ち呼) | ○ | 通話スコアリング | – |
通話振り分け機能 | ○ | 文字起こし | ○ |
着信履歴機能 | ○ | 自動録音 | ○ |
ポップアップ機能 | – | ダッシュボード | – |
モニタリング機能 | – | SFA連携 | ○ |
ささやき機能 | ○ | CRM連携 | ○ |
ワンクリック発信 | – | チャット連携 | ○ |
提供環境・技術情報
クラウド型のシステムであるため、さまざまな環境下での利用が可能です。そのほか、対応OSや対応ブラウザ、対応アプリに関しては、見積り依頼と合わせてお問い合わせすることをおすすめします。
提供形態
- クラウド
OS
問い合わせ
ブラウザ
問い合わせ
アプリ
問い合わせ
API連携・サービス連携
BIZTELコールセンターは、使いやすい多数の機能が標準で搭載されていることに加えて、高い拡張性を兼ね備えています。
BIZTELコールセンターには5つのAPI連携サービスが用意されており、導入する環境に合わせて最適なものを選ぶことが可能です。
1.IVR
自動での応答や受付を可能にしてくれる連携サービスです。たとえば、エステサロンや医療機関などで利用されている予約管理システムと組み合わせることができます。プッシュボタンで日時や必要な情報を入力してもらうことによって、予約の自動化が可能になります。
2.コールアクション
着信や応答、切断、発信の際に指定したアクションをおこなえるようにする連携サービスです。着信があったときにその電話番号を社内で扱っているチャットツールやSMSで自動的に共有できます。
3.コールバック
個人が所持している携帯電話と連携することで、BIZTELコールセンターを介した発信や通話をおこなうことを可能とする連携サービスです。BIZTELコールセンターで利用している電話番号で発信したり、個人用の携帯電話で通話料をかけずに通話することができます。
4.履歴取得
コールセンターとしての業務をおこなうなかで重要となる履歴の取得を可能とするAPI連携です。利用できるのは、発信および着信履歴とコールセンター履歴、エージェント活動履歴の計3つです。標準機能として履歴取得はありますが、このAPI連携を利用することでより詳細な情報が確認できます。
5.ステレオ録音
通話内容をステレオで録音し、終了後に外部システムへ通知をおこなえるようにするAPI連携サービスです。通知には、録音内容に関するデータが含まれており、そこから音源ファイルのダウンロードも可能です。詳細な録音ファイルであれば、文字起こしをおこなうシステムと組み合わせることでテキスト化もスムーズになるでしょう。
セキュリティ
BIZTELコールセンターが採用しているセキュリティシステムは、金融機関でも利用されているほど信頼性の高いものです。数あるクラウド型のコールセンターシステムのなかで、国内で唯一、金融機関などの情報システムの安全対策基準「FISC」やクレジットカード業界のセキュリティ基準「PCI DSS」に対応しています。
外部からの不正アクセスを防ぐためには、ディスクの暗号化やファイアウォールといった機能を複数採用することが大切です。優秀なセキュリティシステムを複数組み合わせることで、より高いセキュリティレベルが実現できます。
BIZTELコールセンターのセキュリティ対策は、ディスクの暗号化とパスワードポリシー、ログの監査対応、ウイルス対策、ファイアウォール、廃棄証明書の合計6の機能から成り立っています。これらを利用した強固なセキュリティシステムは非常にレベルが高いため、昨今では金融機関や企業での採用が増加してきています。
オプションのセキュリティプラスは、初期費用40万円、月間利用料16万円から利用できます。1カ月単位での利用が可能なので、問い合わせてみましょう。
暗号化通信 | ○ | データバックアップ | – |
ユーザー管理 | – | シングルサインオン(SSO) | – |
操作ログ管理 | ○ | 二段階認証 | – |
アクセスログ管理 | – | ワンタイムパスワード | – |
デバイス管理 | – | IPアドレス制限 | ○ |
プライバシーマーク | – | VPN接続 | ○ |
ISO/IEC 27001 (情報セキュリティ) | – | BCP対策 | – |
ISO/IEC 27017 (クラウドサービスセキュリティ) | – | SLA(サービス水準合意) | – |
ISO/IEC 27701 (プライバシー情報) | – | GDPR | – |
JIS Q 15001 (個人情報保護) | – | CCPA | – |
CSMS(IEC 6244321) (制御システムセキュリティ) | – | ダブルオプトイン | – |
ISO/IEC 20000 (ITサービス) | – | データ閲覧制限 | – |
情報セキュリティ安全対策適合証明 | – | データエクスポート制限 | – |
24時間365日監視 | – | AD連携 | – |
サポート
導入後は、電話またはメールによるサポートを受けられます。サポートセンターは24時間365日受付対応しているので、どのようなトラブルが発生した場合でも安心してBIZTELコールセンターを利用できるでしょう。
なお、どのプランでも、訪問トレーニングサービスを利用することができます。これは、BIZTELコールセンターをスムーズに導入するために、リンク社の担当スタッフが直接訪問してシステムの使い方についてレクチャーをおこなってくれるサービスです。
電話 | ○ |
メール | ○ |
チャット | – |
運用コンサルティング | – |
サポートサイト | – |
ユーザーコミュニティ | – |
セミナー | – |