対面での営業活動が減少し、電話やメールを使った営業が増えています。しかし電話営業は、応答のない番号へ発信することで効率が落ちてしまします。
List Navigator.は、電話営業を効率化する機能が多数搭載されているコールシステムです。不在リストの作成や自動発信によるオートコールにより、架電効率を向上させられます。今回は、List Navigator.の特徴や機能、価格を紹介します。
List Navigator.とは、アウトバウンドのコールシステムです。3,100社への導入実績があるクラウド型CTIシステムで、コールシステムに必要とされる機能を搭載しています。営業活動に合わせた架電方法を提供するため、営業効率を向上できます。
アウトバウンドとは
アウトバウンドとは、企業側から顧客へアプローチするマーケティング手法です。具体的には電話営業やダイレクトメールなど、多岐に渡ります。営業活動においては、顧客に電話営業することをアウトバウンドコール業務と呼びます。
アウトバウンドと対で使われるのは、インバウンドです。インバウンドとは、顧客から企業側へ問い合わせや申し込みを指します。インバウンドコール業務と呼ばれるのは、顧客から企業側が電話を受ける受電業務のことです。
CTIシステムとは
CTIシステムとは、コンピューターと電話やFAXなどを連携させるシステムです。
顧客情報を管理して即時に情報を表示することで、顧客に合わせた対応ができるようになります。また、会話内容の録音やオペレーター管理をおこなって、営業活動の効率化を図れることも、CTIシステムを導入するメリットです。
List Navigator.の特徴は、自社の営業活動に合わせた架電方法や多機能なデータ分析機能が搭載されていることです。ここでは、コールシステムに特化した機能を備えたList Navigator.の特徴を4つ紹介します。
架電率を上げる機能が充実
List Navigator.は、架電率を上げるための充実した機能が特徴のコールシステムです。架電率とは、営業のためにかけた電話が顧客につながる割合を指します。1件ずつ電話をかけた場合、応答のない番号に対応する時間が非効率の原因です。
しかし、List Navigator.では顧客リストから同時に複数の番号に発信し、応答のあった番号にのみオペレーターをつなぎます。応答のない顧客にかける時間が減少するため、営業活動の効率化が見込める方法です。
また、List Navigator.は営業活動の方法に合わせて、次の3つの架電方法から選択できます。
- 通常架電:ワンクリックで顧客へ電話する
- オートコール:顧客リストから順に発信して応答があった顧客にオペレーターをあてる
- グループ架電:顧客リストをグループで共有して電話をかける
通常架電のほかに、オートコールやグループ架電を選べるため、オペレーターの人数や顧客へのアプローチ方法によって架電方法を変えることで、電話営業の効率化を図れます。
シンプルな操作で誰でも扱いやすい
操作画面がシンプルなことも、List Navigator.の特徴の一つです。誰でも使えるように、操作画面は極力シンプルになっており、直感的な操作をおこなえます。パソコン操作が苦手なオペレーターでも、操作に手間取らない工夫がされています。
操作のためのマウスクリックが少なくなるように設計されていることも、List Navigator.が誰でも使いやすいポイントです。少ないクリック数で操作できるので、操作に迷うことが少なくなります。
データ分析で電話営業の成就率を改善
List Navigator.では、オペレーティングのデータ分析のためにデータを蓄積できます。受注件数やコール数、架電時間などのデータを集積し、グラフや一覧で表示します。
オペレーターごとの営業成績も順位で表示できるため、従業員の営業評価にも活用できる機能です。営業活動をデータ化すれば、改善点の発見や強みの強化にもつながります。List Navigator.は、営業活動の悩みを解決するきっかけになるでしょう。
ささやき機能・通話録音で新人教育が効率的におこなえる
List Navigator.は、ささやき機能や通話録音機能が搭載されていることも特徴です。
コールシステムの管理者は通話内容をモニタリングできるだけでなく、必要に応じてささやき機能を使って通話中にアドバイスもおこなえます。
また、通話内容はすべて自動録音されるため、研修のために録音を使用したり、営業活動の改善のために用いたりもできます。List Navigator.は、新人教育を効率的におこなうための機能も充実していることがメリットです。
価格・料金プラン
List Navigator.は、プロジェクトごとあるいはブースごとに料金プランが設定されています。必要な分だけ契約できるため、不要な費用をかけずに導入できることが魅力です。
必要に応じて、録音延長やオールモニタリング機能、アナウンス設定などを追加できる仕組みで、自社に合わせたコールシステムを構築できます。
プラン名 | – |
---|---|
初期費用 | 問い合わせ |
月額費用 | プロジェクト(基本料金):3,000円/1プロジェクト ブース(録音6カ月保存付き):4,500円/1ブース |
補足 | ・ブース追加:2,000円/ブース ・SIPアカウント作業:2,000円/アカウント ・所属店ID発行:5,000円/所属 ・サブ管理ID発行:5,000円/ID ・IP制限設定:10,000円/作業 など |
機能一覧
List Navigator.は自動録音やモニタリング機能、ワンクリック発信など、コールシステムの基本的な機能をカバーしています。また、同時に多数の番号に発信できるプレディクティブコールも搭載しています。ほかにも、電話営業を効率よくおこなえる機能が揃っています。
IVR(自動音声応答) | – | プレディクティブコール | ○ |
コールキューイング(待ち呼) | – | 通話スコアリング | – |
通話振り分け機能 | – | 文字起こし | – |
着信履歴機能 | – | 自動録音 | ○ |
ポップアップ機能 | – | ダッシュボード | – |
モニタリング機能 | ○ | SFA連携 | – |
ささやき機能 | ○ | CRM連携 | ○ |
ワンクリック発信 | – | チャット連携 | – |
提供環境・技術情報
List Navigator.は、クラウド型コールシステムです。インターネット環境さえあれば、どこでも利用できます。
提供形態
- クラウド
OS
- Windows
ブラウザ
- Internet Explorer
API連携・サービス連携
List Navigator.は同社サービスと連携できるため、組み合わせ次第でさらなる架電率の向上や営業活動の効率化を図れます。とくに「Judge Navi」は、List Navigator.と相性のよいサービスです。自動音声通話を設定し、応答のある番号をリスト化して架電効率を上げます。たとえば、有効コール数の増加や不在率の削減が見込めるため、より効率のよい電話営業をおこなえます。
セキュリティ
List Navigator.なら、セキュリティ対策も万全です。全ての通信でSSL/TLSにて暗号化をしており、第三者への情報漏洩リスクを減らせます。アップロードファイルに関しては、最高レベルの暗号化方式AES256で保護されているため、重要ファイルのアップロードも可能です。
また、コールシステムで重要になるのがサーバーのセキュリティです。List Navigator.では、風数のサーバーを用意し、非常時には別のサーバーへつないで運用を止めることなくシステムが使えます。もちろん、バックアップ体制も整っています。ハードウェアだけでなくインターネット上のバックアップサーバーも用意されており、災害時も大切なデータを守ります。
暗号化通信 | ○ | データバックアップ | ○ |
ユーザー管理 | ○ | シングルサインオン(SSO) | – |
操作ログ管理 | – | 二段階認証 | – |
アクセスログ管理 | – | ワンタイムパスワード | – |
デバイス管理 | – | IPアドレス制限 | – |
プライバシーマーク | – | VPN接続 | – |
ISO/IEC 27001 (情報セキュリティ) | – | BCP対策 | – |
ISO/IEC 27017 (クラウドサービスセキュリティ) | – | SLA(サービス水準合意) | – |
ISO/IEC 27701 (プライバシー情報) | – | GDPR | – |
JIS Q 15001 (個人情報保護) | – | CCPA | – |
CSMS(IEC 6244321) (制御システムセキュリティ) | – | ダブルオプトイン | – |
ISO/IEC 20000 (ITサービス) | – | データ閲覧制限 | – |
情報セキュリティ安全対策適合証明 | – | データエクスポート制限 | – |
24時間365日監視 | – | AD連携 | – |
サポート
List Navigator.の利用期間中は、サポートデスクとカスタマーサクセスチームのサポートを受けることができます。サポートデスクでは、List Navigator.へのサービス追加・変更やシステムの使用に関する質問に対し、電話・メール・遠隔操作で対応します。カスタマーサクセスチームは、システムの運用方法の提案などをおこなうサポートです。
契約から2週間は、初期導入の説明や定期連絡をおこなうため、コールシステムの導入が初めての場合でも安心です。
電話 | ○ |
メール | ○ |
チャット | – |
運用コンサルティング | ○ |
サポートサイト | – |
ユーザーコミュニティ | – |
セミナー | – |