新規顧客を獲得するには、企業側から顧客へ積極的にアピールし、自社の商品やサービスの魅力を知ってもらう必要があります。「Call Hacker」は、そんなアウトバウンドセールスに特化したテレマーケティングシステムです。営業効率を高めることを目的に、細部まで作り込まれたシステムなので、アウトバウンドにまつわる業務の効率化に役立ちます。今回は、通話料定額のアウトバウンド特化型テレマーケティングシステム「Call Hacker」の特徴について詳しく解説します。
Call Hackerとは
Call Hackerとは、FTJ社が開発したアウトバウンド特化型のテレマーケティングシステムです。インターネット上に設置したクラウドサーバーでデータのやりとりをおこなうクラウド型システムなので、PCやスマートフォン、ヘッドセット、インターネット環境さえあれば、すぐに導入することが可能です。
簡単・シンプルな導入方法ながら、テレアポに必要な機能を一通り網羅しており、アウトバウンド業務にかかる手間と時間を大幅に削減できるところが特徴です。
ほかのテレマーケティングシステムの中には、インバウンド業務に役立つシステムを搭載しているものもありますが、Call Hackerはあえてアウトバウンドに不要な機能をカットすることで、本来の業務に集中できる仕様になっています。
Call Hackerの特徴
アウトバウンド業務の効率化をサポートするCall Hackerの代表的な特徴を3つ紹介します。
1. かけ放題プランのスマートフォンで電話代を節約
従来のコールセンターに設置されている固定電話は、通話した分だけ料金が加算される従量課金制となっています。
アウトバウンドでは、架電リストを使って次々に架電する必要があるので、通話するほど料金がかさむ従量課金制では、コスト負担が大きくなってしまいます。そこでCall Hackerでは、かけ放題プランのスマートフォンと連動することで、定額でサービスを提供しています。
かけ放題プランのスマートフォンなら、何度かけても通話料は定額なので、従量課金制の固定電話に比べてコストを大幅に節約できます。
もちろん、使用中のスマートフォンを外出先で社用携帯として使用できます。シーンに合わせてスマートフォンをフル活用できるでしょう。
2. 顧客とのやりとりはすべて自動録音
Call Hackerでは、システムを利用している間の通話はすべて自動で録音される仕組みになっています。録音データを確認すれば、営業活動でありがちな「言った・言わない」のトラブルを未然に回避することが可能です。通話録音はコールセンターにいるときだけでなく、外出先での会話にも適用されます。
3. 任意でカスタマイズも可能
Call Hackerには、アウトバウンドに必要な機能がそろっていますが、ニーズに合わせてほかの機能を付加させたい場合は、拡張開発にも対応してもらえます。企業の営業スタイルや経営方針に合わせてカスタマイズすれば、より使い勝手の良いシステムを構築することができます。
価格・料金プラン
Call Hackerはクラウド型のシステムなので、オンプレミス型のように特別な機材や装置を設置する必要はありません。また、通話料も定額となっているため、どれだけ架電をおこなっても費用は一律です。
プラン名 | 携帯かけ放題プラン |
---|---|
初期費用 | 問い合わせ |
月額費用 | 2,700円/1名 |
機能一覧
Call Hackerには、アウトバウンド業務に必要な機能が標準搭載されています。
通話の終了・記録の後に、すぐ次の電話番号にダイヤルする「オートコールモード」や、全通話の録音・再生機能、架電NGの電話番号を登録する「禁止番号登録」、再コールの発信日時をポップアップで知らせてくれる「ピンポイント再コール」など、業務効率化に役立つ機能をフル活用できます。
また、見込管理や架電レポート、情報共有ボードなど、マネジメントに必要な機能を活用できるのもCall Hackerの特徴です。
IVR(自動音声応答) | – | プレディクティブコール | – |
コールキューイング(待ち呼) | – | 通話スコアリング | – |
通話振り分け機能 | – | 文字起こし | ○ |
着信履歴機能 | – | 自動録音 | ○ |
ポップアップ機能 | – | ダッシュボード | ○ |
モニタリング機能 | – | SFA連携 | – |
ささやき機能 | – | CRM連携 | – |
ワンクリック発信 | – | チャット連携 | – |
提供環境・技術情報
Call Hackerの提供環境と技術情報は以下の通りです。
提供形態
問い合わせ
OS
問い合わせ
ブラウザ
問い合わせ
アプリ
問い合わせ
API連携・サービス連携
Call Hackerは、カスタマイズすることで他社のCRMシステムなどと連携させることができます。別途カスタマイズ費用はかかりますが、Call HackerのようなCTIシステムとCRMシステムは相性は良いです。すでにCRMシステムを活用している場合はもちろん、これから導入を検討する場合も、カスタマイズでCall Hackerと連携させることをおすすめします。
セキュリティ
IP制限により、社外からのアクセスは不可能になっているため、悪意ある第三者によるデータ改ざんなどを未然に防ぐことができます。
また、管理者アカウントを利用すれば、システムのログイン履歴も閲覧・確認することが可能です。Call Hacker自体も、あらかじめ設定したWi-Fi環境の中でしか利用できない仕様になっています。
暗号化通信 | – | データバックアップ | – |
ユーザー管理 | – | シングルサインオン(SSO) | – |
操作ログ管理 | – | 二段階認証 | – |
アクセスログ管理 | ○ | ワンタイムパスワード | – |
デバイス管理 | – | IPアドレス制限 | ○ |
プライバシーマーク | – | VPN接続 | – |
ISO/IEC 27001 (情報セキュリティ) | – | BCP対策 | – |
ISO/IEC 27017 (クラウドサービスセキュリティ) | – | SLA(サービス水準合意) | – |
ISO/IEC 27701 (プライバシー情報) | – | GDPR | – |
JIS Q 15001 (個人情報保護) | – | CCPA | – |
CSMS(IEC 6244321) (制御システムセキュリティ) | – | ダブルオプトイン | – |
ISO/IEC 20000 (ITサービス) | – | データ閲覧制限 | – |
情報セキュリティ安全対策適合証明 | – | データエクスポート制限 | – |
24時間365日監視 | – | AD連携 | – |
サポート
システムの初期設定はFTJ社がサポートしてくれるので、初めてテレマーケティングシステムを導入する企業でもスムーズに利用を開始できます。
一方、導入後のサポート対応については、公式サイトで確認できませんでした。サポート体制はトラブルが起きた際に欠かせないので、導入を検討している人は運営会社に問い合わせておきましょう。
電話 | – |
メール | – |
チャット | – |
運用コンサルティング | – |
サポートサイト | – |
ユーザーコミュニティ | – |
セミナー | – |