顧客管理システムにはさまざまな種類があり、それぞれ機能・価格が異なります。
この記事では顧客管理システムであるGRMarketingの特徴や機能・価格を紹介します。GRMarketingであれば顧客管理と営業支援を両立しているため、業務の効率化が可能です。営業活動の生産性を向上させたい方はぜひ検討してみてください。
GRMarketingとは
GRMarketingは、CRM(顧客管理)とSFA(営業支援)を両立したブラウザベースの顧客管理システムです。ビジネスにとってなくてはならない顧客情報の管理や、営業活動の可視化を実現する2つのシステムを組み合わせることで、業務の効率化と生産性の向上をサポートします。
いつものブラウザから気軽に使えるうえ、シンプルで使いやすい操作性を採用しています。そのため、初めて顧客管理システムを利用する人でもスムーズに使いこなすことが可能です。
GRMarketingの特徴
GRMarketingの特徴として、ブラウザだけでCRMとSFAを使える、受注・売上・利益管理を簡便化できるといった点などが挙げられます。
それぞれの特徴を詳しく解説します。
ブラウザだけでCRMとSFAを使える
GRMarketingの一番の特徴は、いつも使っているブラウザだけでCRMとSFAの両方を利用できるところです。顧客情報を管理できるCRMと、営業活動の自動化を実現するSFAは、それぞれ単体のツールとしてリリースされているケースが多いですが、元々2つのシステムは相性が良いため、相互連携による相乗効果も期待できます。
たとえば、CRMで高い成約率が見込める顧客をピックアップし、SFAを使って優先的にアプローチしていけば、生産性や業務効率を向上させることができます。さらに、CRMとSFAをそれぞれ単体で使う場合に比べると、どちらか一方に情報を入力しただけで、自動的にもう片方にも情報が反映されます。そのため、情報入力の手間を省けるところもうれしいポイントです。
また、インストールが必要なソフトウェアやアプリケーションの場合、処理能力はPCの性能に依存します。したがって、使用しているマシンによっては使い勝手に難を感じるかもしれません。
その点、GRMarketingはブラウザベースのCRMなので、マシン環境に左右されずに利用できるところも魅力の一つです。
場所を選ばず使える
GRMarketingはブラウザ上でCRMとSFAを利用するサービスなので、ブラウザを起動できるデバイスとインターネット環境があれば、場所を問わず使用できます。
PCはもちろん、スマートフォンやタブレットからブラウザを立ち上げて利用することも可能です。そのため、移動中や出先、出張先でもCRMとSFAを活用した営業活動をおこなえます。
もちろん、クラウド型のシステムなので、いつ、どこで、どんな端末を利用してもデータを共有することができます。オフィスのPCでGRMarketingを使った後、移動中にスマートフォンで入力した情報をチェックする、といった使い方も可能です。
見積書や請求書の作成、売上集計を簡単操作でおこなえる
経理担当者にとって、見積書や請求書の作成、売上や原価の集計といった作業は手間がかかりがちです。とくに、売上や原価、見積り、請求と、項目ごとに別々のExcelファイルを使っている場合、集計作業に時間がかかってしまうでしょう。
GRMarketingなら、これらのデータを一元管理することができます。そのため、集計から見積書、請求書の作成まで、簡単な操作で完結することが可能です。
集計したデータは月別または年間を選んで一覧出力することもできます。また、過去の見積書をコピーして新たな見積書や請求書を作成することも可能です。
さらに、必要に応じてPDF形式でダウンロードしたり、請求一覧をCSV形式で出力したりと、さまざまなニーズに対応しています。
受注・売上・利益管理を簡便化できる
今後の経営戦略や経営方針を決めるためには、月次の受注や売上、利益を迅速かつ正確に把握する必要があります。
GRMarketingを利用すれば、受注・売上・利益をグラフで可視化できるので、月次変動を視覚的にとらえることができます。現状の把握はもちろん、今後の受注見込みや売上変動も予測できるため、次にどんな手を打てば良いか判断する材料にもなります。
なお、受注や売上金額は担当者別、部門別にチェックすることも可能です。入力した情報やデータは即システムに反映され、共有することができます。そのため、営業担当者・経営者・経理間で情報連携する手間を省くことができます。
事業規模に合わせてカスタマイズできる
CRMやSFAへのニーズは企業によって異なります。たとえば、最低限の機能がついたシンプルなものがいいという企業もあれば、幅広いシーンで役立つ多機能なシステムがいいという企業もあります。
GRMarketingは、小規模から大規模まで、要望に応じてカスタマイズに対応しています。自社のニーズに合わせてカスタマイズすることで、より無駄がなく、使い勝手の良いCRMとSFAを実現することが可能です。
価格・料金プラン
GRMarketingはクラウド型のCRM・SFAシステムなので、利用開始時に特別な機器や設備を導入する必要はありません。もともとインターネット環境やPC、モバイル端末などがあれば、初期費用0円で導入することができます。
月額費用は5,000円からとリーズナブルで、かつユーザー数が増えても利用料は変わりません。料金体系が非常にシンプルかつリーズナブルなので、初めてCRM・SFAシステムを導入する人はもちろん、中小企業や個人事業主の人でも手軽に導入できます。
料金プランは以下の通りです。(※税抜価格)
プラン名 | 基本プラン |
---|---|
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 5,000円 |
補足 | ユーザー数無制限 |
機能一覧
GRMarketingには、CRMおよびSFAの基本的な機能が搭載されています。取引先管理や案件管理のほか、受注管理や売上管理、見積管理、請求管理など、経理担当者から営業担当者、経営者まで活用できる機能が備わっています。
また、入力された情報を分析し、将来的な売上や受注を予測する機能も搭載されているため、今後の経営戦略と施策を打つ時に役立ちます。
ほかにも、見積書や請求書を手軽に作成できる機能や、月次変動を可視化する機能なども利用可能です。
連絡先・取引先管理 | – | デシル分析 | – |
見込み客管理 | – | アトリビューション分析 | – |
活動履歴管理 | – | エリア分析 | – |
検索・フィルター | – | ユーザー管理 | – |
パイプライン管理 | – | 組織管理 | – |
商談・案件管理 | – | 任意の管理項目 | – |
ユーザー割当・アサイン機能 | – | 自動化・RPA | – |
見積書・請求書作成 | ○ | 組織単位のカスタマイズ | – |
承認プロセス・ワークフロー | – | 個人単位のカスタマイズ | – |
スケジュール管理 | – | 管理項目のカスタマイズ | – |
タスク管理 | – | レイアウトのカスタマイズ | – |
スコアリング機能 | – | フィード・コミュニティ機能 | – |
ドキュメント管理 | – | グループチャット | – |
予実管理 | – | 個人チャット | – |
日報管理 | – | プロジェクト管理 | – |
地図機能 | – | カレンダー機能 | – |
顧客セグメント・属性分類 | – | 掲示板機能 | – |
キャンペーン管理 | – | データインポート(ローカルファイル) | – |
メール配信 | – | データインポート(競合システム) | – |
Webフォーム | – | API | – |
ランディングページ | – | チャットツール連携 | – |
A/Bテスト | – | CTI・BPX連携 | – |
アンケート機能 | – | SNS連携 | – |
問い合わせ管理 | – | SFA連携 | – |
チケット管理 | – | MA連携 | – |
サポートページ | – | メールアプリ連携 | – |
ダッシュボード | – | 名刺管理アプリ連携 | – |
レポート作成 | – | ヘルプデスクシステム連携 | – |
リアルタイム更新 | – | Web会議ツール連携 | – |
予測分析 | ○ | ERP連携 | – |
RFM分析 | – | – | – |
提供環境・技術情報
GRMarketingはクラウド型システムなので、PCやスマートフォン、タブレットなどで利用することができます。ただし、提供環境・技術情報については公表されていません。詳しくは問い合わせとなります。
提供形態
- クラウド
OS
問い合わせ
ブラウザ
問い合わせ
アプリ
問い合わせ
API連携・サービス連携
GRMarketingは、ほかの基幹システムやサードパーティシステムと連携する機能はありません。しかし、相性の良いCRMとSFAの機能はもともと揃っているため、CSVファイルとして出力すれば、ほかのシステムやソフトウェアで活用することも可能です。
なお、既存システムからデータ連携したい場合は、既存データをベンダーに提供すると、取り込み可能な形式に変換したうえでデータベースに格納してもらえます。オプション扱いの有償サービスなので、過去のデータも活かしたいという場合は、別途相談してみましょう。
セキュリティ
GRMarketingのセキュリティに関する情報は公開されていません。ただし、GRMarketingの提供元であるイーグリッド社は、2016年10月にプライバシーマークを取得しています。
プライバシーマークとは、個人情報について適切な保護措置を採用し、整備している事業者などを評価する制度のことです。プライバシーマークを取得するには、プライバシーマーク付与適格性審査を受け、さまざまな項目をパスしなければなりません。プライバシーマークを取得していることは、安心できるポイントの一つとなるでしょう。
暗号化通信 | – | データバックアップ | – |
ユーザー管理 | – | シングルサインオン(SSO) | – |
操作ログ管理 | – | 二段階認証 | – |
アクセスログ管理 | – | ワンタイムパスワード | – |
デバイス管理 | – | IPアドレス制限 | – |
プライバシーマーク | – | VPN接続 | – |
ISO/IEC 27001(情報セキュリティ) | – | BCP対策 | – |
ISO/IEC 27017(クラウドサービスセキュリティ) | – | SLA(サービス水準合意) | – |
ISO/IEC 27701(プライバシー情報) | – | GDPR | – |
JIS Q 15001(個人情報保護) | – | CCPA | – |
CSMS(IEC 62443-2-1)(制御システムセキュリティ) | – | ダブルオプトイン | – |
ISO/IEC 20000(ITサービス) | – | データ閲覧制限 | – |
情報セキュリティ安全対策適合証明 | – | データエクスポート制限 | – |
24時間365日監視 | – | AD連携 | – |
サポート
GRMarketingのシステム導入後は、電話またはメールによるサポートを受けることができます。システムの使い方でわからないことがあったり、何らかのトラブルが生じたりした場合は、状況やニーズに合った方法でサポートを利用しましょう。
電話 | ○ |
メール | ○ |
チャット | – |
運用コンサルティング | – |
サポートサイト | – |
ユーザーコミュニティ | – |
セミナー | – |