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ウェビナーでのアンケート項目やサンプル・注意点を解説

Web会議システム

2023.05.31

2023.05.31

ウェビナーツールのなかには、ウェビナー中や終了後にアンケートを実施できる機能が搭載されているものもあります。 アンケート機能を使うかどうかは任意です。しかし、利用価値は非常に高いので、積極的に活用することをおすすめします。 今回は、ウェビナーでアンケートを実施する意義やメリット、主な質問項目など、これからウェビナーを開催する人に役立つ情報をまとめました。

ウェビナーにおけるアンケートの基礎知識と具体的な方法

ウェビナーにおけるアンケートとは、参加者に対し、ウェビナーへの評価や感想を募る方法のことです。
会場参加型のセミナーでは、受付時にアンケート用紙を渡し、帰りに回収するという方法が採用されています。一方、オンラインで参加するウェビナーでは、主にWeb上でアンケートを実施し、回収します。
ウェビナーでアンケートを実施する方法は、大きく分けて2つあります。

ウェビナーツールのアンケート機能を使う方法

最もスタンダードで効率的な方法は、ウェビナーツールに搭載されているアンケート機能を活用することです。
アンケート機能の特徴はツールによって異なるものの、ウェビナー終了時に参加者の画面上にアンケートを表示、あるいは別窓でアンケートを開いて回答してもらうパターンが一般的です。
なお、ツールによってはウェビナーの最中に「投票」というかたちでアンケートができる機能が付帯されているものもあります。

ウェビナーツールにもともと搭載されている機能を使えば、参加者のデータとアンケート結果が自動的に紐づけられます。それにより、アンケートを手動で集計する手間を省くことができるでしょう。
また、アンケート結果をExcelファイルなどに出力できる機能があれば、集計データをさまざまな角度から分析することも可能です。

なお、アンケート機能はすべてのウェビナーツールに標準搭載されているわけではありません。ツールを選ぶときは、アンケート機能が使えるかどうかも意識してチェックしましょう。

外部のアンケートツールを利用する方法

ウェビナーツールにアンケート機能が付いていない場合は、外部のアンケートツールを利用するという方法もあります。
アンケートツールは、ブラウザ上でアンケートを作成して公開し、参加者にアンケート用URLへアクセスしてもらう方法が一般的です。また、ダウンロードして利用するタイプもあります。

シンプルなものなら、無料で作成できるツールもあります。ウェビナーアンケートにかけるコストを節約したいという人におすすめです。
ただし、ウェビナーツールとは連携できないため、注意しましょう。アンケートへ誘導するためには、別途参加者へアンケート用のURLを送るか、ウェビナーツールに搭載されているチャット機能でURLを伝える必要があります。

また、回収したアンケート結果は、ウェビナーの参加者リストと照らし合わせて集計しなければなりません。ウェビナーツールのアンケート機能を使う場合と比べると、やや手間と時間がかかります。

ウェビナーアンケートを実施するメリット

ウェビナーアンケートを実施するかどうかは、もちろん主催者側の任意です。
アンケートツールは無料で使えるものも多いため、これからウェビナーを開催する人、あるいは現在定期的にウェビナーを開催している人は、積極的にアンケートを実施することをおすすめします。

ここでは、ウェビナーアンケートを実施することで得られるメリットを4つ紹介します。

メリット1. ウェビナーの改善に役立つ

定期的にウェビナーを開催する予定がある場合は、集客およびリピーターの確保のために、ウェビナーの内容を改善していかなければなりません。
ウェビナーアンケートを実施すれば、参加者の目線でどんなところが良かったか、逆にどんな点に不満を感じたのか、客観的な意見を得ることができます。
たとえば、「講師の声が聞き取りづらかった」という意見が散見された場合は、高性能なマイクや画質と音質の自動調整機能がついたウェビナーツールの導入を検討することで、より満足度の高いウェビナーの実現を目指せるでしょう。

メリット2. 見込み客の情報を収集できる

誰でも自由に入退室できるオープン型のウェビナーは、多くの人に気軽に参加してもらえるというメリットがあります。
ただし、事前予約が必要なウェビナーに比べると、参加者の個人情報を収集できず、見込み客のリストを作成できないところが難点です。

ウェビナーアンケートを実施すれば、見込み客の名前や連絡先などの情報を収集することができます。したがって、次回のウェビナーの案内を送ったり、自社サイトに誘導するDMを送ったりすることも可能です。

メリット3. 潜在ニーズを把握できる

ウェビナーアンケートに、今抱えている悩みや問題、商品やサービスに対する希望などを記載する欄を設けておくと、参加者の潜在ニーズを把握しやすくなります。
アンケートの集計結果をもとに、新たな商品を開発したり、参加者のニーズにマッチしたサービスを案内したりすれば、売上や業績向上につなげることができます。

メリット4. 参加者の集中力をキープできる

ウェビナーは会場参加型のセミナーに比べて気軽に参加できる一方で、途中で退室されるリスクも高い傾向にあります。
ウェビナーツールのアンケート機能を活用すると、以下の例のように、体験型のウェビナーを演出することが可能です。

  1. 講師が参加者に質問を投げかける
  2. 参加者がアンケート機能を使って回答する
  3. 集計結果をその場で公開する

主催者側が一方的に話すウェビナーに比べると、参加者の集中力や関心を維持しやすく、途中離脱のリスクを低減できます。

ウェビナーにおけるアンケートの質問項目

ウェビナーアンケートの質問項目は、主催者側が任意で決めることができます。
どのような情報とデータを獲得したいのか、何を目的にアンケートを実施するのかを熟慮したうえで、質問項目を厳選しましょう。

ここでは、ウェビナーアンケートにぜひ取り入れたい主な質問項目を6つ紹介します。

1. 参加者の個人情報

参加者の個人情報は、集計結果の分析や、今後の商品やサービスの案内などに役立つ大切な項目です。氏名や会社名、部署、役職、連絡先など、今後のアプローチに必要な情報を盛り込んでおきましょう。
ただし、事前予約制のウェビナーであれば、基本的な顧客情報は取得済みです。したがって、参加者の個人情報に関する項目は省略してもよいでしょう。

2. 参加の動機と目的

ウェビナー参加者の多くは何らかの問題や課題を抱えており、解決の糸口やきっかけになることを求めてウェビナーに参加しています。
ウェビナーに参加した動機や目的が明確になれば、参加者のニーズにマッチした商品やサービスを案内したり、マーケティング活動に役立てたりすることができます。

3. ウェビナーを知った経緯

ウェビナーの参加者を効率よく集客するためには、最も効果的な告知の方法を知る必要があります。
ウェビナーの存在を知った経緯をアンケート項目に盛り込んでおけば、どの媒体での告知が最も効果的だったか、逆にほとんど効果を挙げなかった告知は何だったかが明確になります。今後の告知方法の参考となるでしょう。

4. ウェビナーの評価と満足度

ウェビナーに参加してみて、「参加の動機と目的」が達成されたかどうか、その結果や満足度を尋ねる項目です。
「参考になった」「役立った」という声が多ければ、ウェビナーの内容や方針はそのままに、細かな部分をブラッシュアップしていくのが今後の課題となります。
一方、「参考にならなかった」「役に立たなかった」という声が目立つ場合は、ウェビナーの内容を根本的に見直す必要があります。

なぜそう思ったのか自由回答できる欄を設けておけば、ウェビナーの課題・問題解決の糸口となるかもしれません。

5. 次回ウェビナーへの希望

定期的かつ継続的にウェビナーの配信を検討している場合は、次回ウェビナーへの希望や要望を記載できる欄も設けておくのがおすすめです。
「こんな情報を知りたい」「今回のウェビナーの内容をもっと詳しく教えてほしい」などの要望をもとに次回のウェビナーのテーマや内容を検討すれば、リピーターの獲得につながりやすくなります。

6. 商品やサービスへの関心度

自社の商品やサービスの販促活動の一環としてウェビナーを配信している場合は、商品やサービスへの関心度や希望に関する項目も設置したいところです。
たとえば、「資料請求したい」「具体的な予算が知りたい」などの要望があれば、個別にコンタクトを取り、商談やアポイントメントにつなげることも可能です。

ウェビナーアンケートの回答率と回収率を上げるコツ

ウェビナーアンケートを今後の活動に役立てるためには、より多くの参加者からアンケートを回収する必要があります。
ただ、ウェビナーアンケートへの回答はあくまで任意です。したがって、できるだけたくさんの人からデータを集めるには、アンケートの回答率と回収率を上げる工夫を取り入れることが大切です。

ここでは、ウェビナーアンケートの回答率と回収率を上げるために押さえておきたいコツを4つのポイントに分けて紹介します。

1. アンケート項目はできるだけ絞る

より多く、かつ詳細なデータを収集したいと思うと、どうしても質問項目が多くなってしまいがちです。
アンケートの項目が多すぎると、参加者に負担がかかってしまい、最初から回答しないか、あるいは途中離脱されてしまう可能性があります。
アンケートは一般的に、質問の回答数よりも回収率が重視されます。したがって、設問数はなるべく絞り込むことが大切です。

2. ラジオボタンやチェックボックスを活用する

記述式のアンケートは手間と時間がかかるため、参加者から敬遠されがちです。
ラジオボタンやチェックボックスを活用して選択式のアンケートにすれば、クリックやタップだけで回答できるので、アンケート参加への抵抗感も少なくなります。

3. アンケート実施のタイミングと声かけ

アンケートはウェビナー終了後に実施するパターンが一般的です。
ただし、参加者の目的はあくまでウェビナーを視聴することです。したがって、目的を達成したあとは、早々に退出する可能性があります。
また、ウェビナー終了後は、最初の方の記憶が薄れてしまい、有効な回答を得られないこともあります。

そのようなときは、アンケートの実施タイミングをウェビナーの途中に持ってきましょう。
ウェビナーの最中なら、リアルタイムな感想や評価を聞き出すことができます。また、その後もウェビナーは続くため、途中離脱されるリスクを抑えることができます。

ただし、ウェビナーの最中にアンケートを実施すると、参加者の意識がアンケートに集中してしまい、ウェビナーの内容が頭に入ってこなくなる場合もあります。
対策としては、休憩時間の延長でアンケートの回答時間を設ける方法がおすすめです。あるいは、アンケートのタイミングをウェビナー終了後に設定したうえで、「ぜひアンケートにご協力ください」などの声かけをおこなうと、回答率や回収率の向上につながるでしょう。

4. インセンティブを提示する

ウェビナーアンケートの回答率と回収率を大幅に向上させたいのなら、インセンティブの提示が有効です。
たとえば、アンケートに回答してくれた人だけに、オリジナルの資料をダウンロードできるリンクを教える、次回ウェビナーの参加費用割引特典を付けるなどすると、参加者も積極的にアンケートに協力してくれるでしょう。

とくに、質問数が多いアンケートの場合は、何らかのインセンティブを提示しないと回答率が下がってしまいがちです。参加者が「お得」「答えないと損」と感じるような魅力的な特典を考案しましょう。

ウェビナーアンケートの注意点

ウェビナーアンケートの質問項目は、主催者側が任意で決めることができます。
ウェビナーアンケートを実施することで、どんな情報とデータを獲得したいのか、何を目的にアンケートを実施するのかを熟慮したうえで、質問項目を厳選しましょう。

ここでは、ウェビナーアンケート実施に関する注意点を5つ紹介します。

1. 曖昧な質問は避ける

ラジオボタンやチェックボックスによる選択式ではなく、自由に回答する記述式アンケートの場合、回答者が困るような曖昧な質問は避けた方が無難です。
たとえば、「本日のウェビナーはいかがでしたか?感想をお聞かせください」といった漠然とした質問をするのは避けましょう。参加者が何を書けばいいのかわからず、空白のまま提出されたり、「よかった」「つまらなかった」など簡単な感想で終わってしまったりする可能性があります。

より具体的かつ有意義な回答を得るためには、初めに「満足」「不満」など5段階の評価を提示するのがおすすめです。さらに、「なぜそう思ったのか、理由をお聞かせください」とつなげると、参加者もどのような点が満足(不満)だったのか、明確な回答をしやすくなります。

2. 重要な質問から順に設定する

アンケートの回答率は、質問を重ねるごとに低下していく傾向にあります。
質問項目を決めたら、とくに優先順位の高い設問から順に設置し、有意義なアンケートに仕上げましょう。

3. 個人情報の記載は必須項目にしない

ウェビナー開催後のマーケティング活動を考えると、参加者の個人情報はできるだけ収集しておきたいところです。
しかし、参加者のなかには、自分の氏名や連絡先などの個人情報を教えることに抵抗を覚える人もいます。個人情報の記載を必須項目にすると、アンケートの回答自体を避けられてしまうかもしれません。
したがって、「差し支えのない範囲でお答えください」など、任意回答に留めておいた方がよいでしょう。

どうしても個人情報を収集したい場合は、インセンティブを提示したうえで、個人情報の記載を必須項目に設定すると、アンケート回収率が向上します。

4. プライバシーポリシーを表示する

個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)第18条により、企業が個人情報を取得する際は、個人情報の利用目的を公表するか、または本人に伝えることが義務付けられています。[注1]

このうち、「個人情報の利用目的を公表する」手段として提示されるのがプライバシーポリシー(個人情報保護方針)です。ウェビナーアンケートで参加者の名前や連絡先などの個人情報を尋ねるときは、必ず同じページ上または別窓でプライバシーポリシーを公表しましょう。

プライバシーポリシーのテンプレートはインターネット上などにも公開されています。ただし、プライバシーポリシーに記載されている内容と、取得した個人情報の利用目的が異なっているとトラブルに発展する恐れがあります。
そのため、プライバシーポリシーは、自社の目的や個人情報の取り扱い方法に合ったものを作成してください。

5. ウェビナー中のアンケート(投票)は匿名投稿にする

ウェビナーによっては、開催中にアンケート機能を利用して参加者へ質問をすることもあるでしょう。その際に、参加者同士で誰がどう回答したかわかってしまうと、本音で答えてもらえない可能性があります。
ウェビナー中にアンケート機能を利用する場合は、匿名で投票できるように設定したうえで、「プライバシーは保護されるので、安心してご回答ください」と一言添えるとよいでしょう。

ウェビナーアンケートのサンプルとテンプレート例

ここまで紹介した質問項目や、回答率や回収率を上げるするコツをふまえて、一例として、ウェビナーアンケートのサンプルとテンプレート例を紹介します。

「○○」(ウェビナーの名前・テーマ)に関するアンケート

本日は「○○」にご参加いただき、誠にありがとうございます。
今後の参考にさせていただきたく、よろしければ以下のアンケートにご協力をお願い致します。

Q1. 差し支えのない範囲で、お客様についてお聞かせください。

・氏名
・会社名
・部署
・役職
・連絡先

Q2. ウェビナーをどこで知りましたか。

○○(自社名)の公式サイト・インターネット検索・SNS(Twitter・Facebook・Instagram)・家族、友人、知人の口コミ・そのほか

Q3. ウェビナーに参加された理由をお聞かせください。(複数回答可)

興味のあるテーマだったから・知りたい情報があったから・時間があったから・そのほか

Q4. ウェビナーの満足度と、その理由をお聞かせください。

大変満足・満足・どちらともいえない・不満・大変不満

理由(自由回答)

Q5. 今後、ウェビナーに希望する内容・テーマをお聞かせください。(自由回答)

Q6. 弊社の○○(商品・サービス名)についてのご希望をお聞かせください。

資料請求したい・担当者に相談したい・サンプルを見たい・とくになし

ウェビナーアンケートは今後のマーケティングや販促につながる重要なコンテンツ

ウェビナーの最中、あるいは最後にアンケートを実施すると、「どんな人が」「何を目的に」「どんなニーズを抱えて」ウェビナーに参加し、どのような感想を持ったかを的確に把握することができます。
アンケート結果から、顧客の情報や潜在ニーズを抽出できれば、今後のマーケティング活動や販促活動の方向性を決める材料となります。

ウェビナーアンケートは、ウェビナーツールに標準搭載されているアンケート機能や、外部のアンケートツールを利用することで、簡単に作成できます。ウェビナーの効果を最大限に活用したいのなら、ぜひアンケートを実施してみましょう。

[注1]個人情報の保護に関する法律|e-Gov法令検索

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