Web面接は録画可能?そのメリットやトラブル回避策を紹介
Web会議システム
2023.05.31
2023.05.31
新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、Web面接を実施する企業が多くなっています。Web面接にあたり、トラブルに巻き込まれず録画しておきたいと考える担当者もいるでしょう。 この記事では、Web面接は録画可能なのか、という点やWeb面接を録画するメリット、Web面接を録画することで発生するトラブルを回避する方法などについて解説します。また、Web面接を録画する方法も紹介します。
Web面接での録画は可能
「Web面接を録画したい」「Web面接の録画は違法にあたらないのだろうか」このような不安や疑問を持っている担当者は多いでしょう。結論からいうと、Web面接で録画することは違法ではありません。したがって、Web面接を録画することは可能です。
しかし、Web面接を録画する際は、事前に相手の許可を取ってからおこなうようにしてください。また、Web面接の録画データが社外に流出した場合は、法的責任を問われることがあります。録画データの取り扱いには十分に注意しましょう。
Web面接を録画するメリット
新型コロナウイルスの影響を受け、対面での接触を避けて、Web面接をおこなう企業も増えてきています。Web上で面接をおこなうことで、以前は選考を受けられなかった遠方の人も面接を受けやすくなりました。したがって、Web面接は企業における人材不足解消の一助となることも期待されます。
Web面接の質の向上などを理由に、Web面接の様子を録画したいと考える担当者は多いでしょう。、Web面接を録画する3つのメリットを解説します。
録画した面接を社内で共有することで、面接を仕組み化できる
1つ目のメリットは、実際の面接の様子を社内で共有することで、面接を仕組み化できることです。通常の面接では1対1でおこなうことが多く、面接をおこなっている様子などは別の人と共有することができませんでした。そのため、それぞれの面接官によって採用基準がばらついたり、質問内容が偏ってしまったりという問題が発生していたことでしょう。
しかし、Web面接の録画を社内で共有すれば、面接を仕組み化できるようになります。録画したWeb面接をもとに、採用担当者のなかで話し合いを重ね、安定した面接の仕組みを作り上げることができるのです。
社内でしっかりと面接を仕組み化できれば、面接のクオリティを安定させることができます。採用活動を一人でやっている企業ばかりではないでしょう。Web面接を録画して見える化することには、大きな効果があります。
採用の精度を上げられる
2つ目のメリットは、採用の精度を上げられることです。基本的に面接をおこなう場合に、採用の可否や次の面接に進んでもらうかどうかを判断するのは、面接を実施した人になる場合が多いです。しかし、なかには採用の可否や次の面接に進めるかどうかという判断に悩むケースもあるでしょう。
Web面接を録画しておけば、自分以外の採用担当者と相談することができます。判断に困った際は、大きな助けとなるでしょう。
重要な面接を実施するときには、同席する社員も増やして、さまざまな人の意見を合わせて総合的に判断をするのが理想的です。しかし、採用にかけられる人材も時間も限られており、採用コストをかけられない会社も多いでしょう。
Web面接を録画することで、採用の精度を上げられます。さらに、採用にかかるコストを軽減できるのもWeb面接を録画するメリットといえるでしょう。
面接を受ける人にとって安心感がある
3つ目のメリットは、面接を受ける人にとって安心感があるという点です。昨今では新卒採用などでセクハラやパワハラが問題となっているケースが多数発生し、ニュースなどでも話題になっています。Web面接の録画は、こうした問題の抑止力として働くことも期待できます。面接を受ける人はもちろん、企業側にとってもトラブルを避ける一つの方法といえるでしょう。
録画をすることで、不用意な言動が減る効果も期待できます。Web面接を録画することは、企業側と面接を受ける側、お互いが安心して面接をおこなうことにつながるのです。
Web面接を録画する方法
面接を録画するやり方としてもっとも一般的な方法は、Web面接ツールを使うことです。録画機能を搭載しているWeb面接ツールは、面接を受ける人があまりカメラを意識することなく、面接に臨んでもらうことができます。Web面接ツールでの録画はボタン1つで簡単にできるものが多く、複雑な操作などはほとんど必要ありません。
しかし、録画機能などのオプションをつけると利用料金が高くなる可能性があります。また、なかには録画機能がついていないサービスもあるため、注意しましょう。Web面接ツールの導入を検討する際は、事前に利用するツールの機能や料金をしっかりと比較してください。
Web面接を録画する方法
Web面接を録画する方法はいくつかの方法があります。有料のツールを使わなくても、使用しているPCでWeb面接を録画することは可能です。Web上で面接をおこなう企業が増えてきたことによって、Web面接を録画したいと考える人も増えているようです。
なお、PCでWeb面接を録画する方法は、WindowsとMacとで異なります。ここでは、WindowsとMacそれぞれのPCからWeb面接を録画する方法を紹介します。
WindowsでWeb面接を録画する方法
まずは、OSがWindowsのPCを使っている人が、Web面接を録画する方法を紹介します。
Windows10の場合は、「Windowsキー」+「G」を押せば、「ゲームバー」が表示されます。「ゲームバー」を利用して、Web面接を録画することができます。Windows10でWeb面接を録画する方法は以下の通りです。
- 「Windowsキー」+「G」を押して、「ゲームバー」を表示させる
- 「●ボタン」をクリックして、録画を開始する
- 録画を停止したい場合は「■ボタン」をクリックする
操作方法は簡単です。誰でもWeb面接を録画することができるでしょう。
MacでWeb面接を録画する方法
次に、MacBook AirやMacBook ProなどのmacOSを使用している人が、Web面接を録画する方法を紹介します。
macOSの場合は、「shift」+「command」+「5」キーを押すことで、スクリーンショットや動画撮影のためのツールバーが表示されます。画面全体を録画することもできますし、画面を部分的に録画することも可能です。
画面全体を録画したい場合の手順は以下の通りです。
- ツールバーの「画面全体を収録」をクリックする
- 画面をクリックして収録をスタートさせる
- 停止したい場合はツールバーの「■ボタン」をクリックする
なお、画面を部分的に録画したい場合は、以下の手順でおこなってください。
- ツールバーの「選択部分を収録」をクリックする
- 録画したい部分をドラッグして範囲を選択する
- ツールバーの「収録」ボタンをクリックする
- 停止したい場合はツールバーの「■ボタン」をクリックする
上記以外に、「QuickTime Player」のアプリケーションを使ってWeb面接を録画する方法もあります。
また、以下の手順でも、Web面接の録画が可能です。
- 「アプリケーション」フォルダから「Quick Time Player」を開く
- メニューバーの「ファイル」を開き、「新規画面収録」を選択する
Web面接を録画する際に注意するべきこと
Web面接を録画する際には、いくつか注意するべきことがあります。場合によっては、Web面接の録画に関して、応募者との間でトラブルが発生してしまうかもしれません。ここでは、Web面接の録画に関するトラブルを未然に防ぐための対策を紹介します。
面接を受ける人に対して事前に録画の許可を取る
Web面接の録画をすることは違法にはなりません。ただし、面接をする相手には事前に録画の許可を取るようにしましょう。事前の許可なしで録画を実施したことが発覚した場合、企業の信用問題に発展するリスクがあるため、注意が必要です。SNSなどにおいて、無許可で録画をおこなった事実が拡散されるリスクもあります。最近では、SNSを中心に採用情報を集めている人も多いため、慎重に対応しなければなりません。
また、Web面接を録画する際は、許可を取るタイミングにも注意が必要です。面接が始まる前に許可を取るのはあまりおすすめできません。面接を実施する数日前に、メールなどで伝えておくとよいでしょう。直前になって録画をすると伝えると、唐突な印象を持たれる可能性があります。また、なかには、録画されることを嫌がる人もいます。相手に配慮した対応を心がけましょう。
Web面接の録画データ管理には細心の注意を払う
Web面接の録画データ管理には細心の注意を払うようにしてください。Web面接の録画データには、面接を受けた人の個人情報など、多くのプライバシー情報が含まれています。ほかの人にはあまり知られたくないセンシティブな情報もあるでしょう。
採用データの流出は、企業のイメージを大きく損なう可能性が高いです。セキュリティがしっかりしたツールを使うなど、Web面接の録画データ管理には細心の注意を払うようにしましょう。
Web面接を録画して有効活用を
今回の記事では、Web面接を録画することは可能なのか、Web面接を録画するメリットや注意するべきことなどを解説しました。Web面接を録画することは採用する側にとっても、面接を受ける人にとってもメリットがある方法です。Web面接の録画データを活用すれば、企業側は採用面接のクオリティを上げることができるでしょう。また、面接の精度も高めることができます。企業側と面接を受ける人双方にとって、安心材料となる点も大きなメリットです。
Web面接を録画する際は、トラブルに発展しないように、誠意をもった対応を心がけましょう。また、Web面接のツールは使い勝手や料金だけでなく、セキュリティ面も重視して選ぶことをおすすめします。
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