Web会議用スピーカーの選び方を解説!目安となる金額も紹介
Web会議システム
2023.08.25
2023.08.25
新型コロナウイルスの流行によって、テレワークを導入する企業が増加している昨今、Web会議や電話会議などで、マイクとスピーカーの一体型「スピーカーフォン」を利用する場面が増えてきています。 Web会議用スピーカーフォンにはさまざまな機種があり、集音範囲(対応人数)や機能によって価格にも差が出てきます。 今回は、Web会議用に人気のおすすめスピーカーについての特徴や選び方を解説します。
Web会議用スピーカーの金額目安
Web会議用スピーカーフォンの価格は10,000円〜十数万台と幅広く、集音範囲(対応人数)や搭載されている機能によって差があります。
1〜4人用のシンプルなスピーカーフォンであれば、10,000円以下で購入可能です。しかし、音質にこだわるのであれば、エコーキャンセリングやノイズキャンセリング機能を搭載した、10,000円〜20,000円台の機種を購入することをおすすめします。
5〜8人のWeb会議をストレスなく効率的に進行するためには、高感度マイク搭載の、高性能なスピーカーフォンを用意しましょう。金額目安は30,000円〜60,000円程度です。
広い会議室で大規模なWeb会議を開催する場合は、スピーカーフォン同士を連結できる機種を複数用意して、集音範囲を拡張する必要が出てくるでしょう。同じ製品を複数用意なしければならなくなるため、10万円以上の費用がかかる可能性があります。
予算に限りがある、できるだけ導入コストを抑えたい場合は、使用する場所、会議の参加人数から、必要最低限の集音範囲、機能を搭載したスピーカーフォンを選ぶことが大切です。
Web会議用スピーカー選びのポイント
スピーカーにはさまざまな機種があり、価格帯もさまざまです。Web会議用に使用するスピーカーといえば、マイクとスピーカーが一体型となったスピーカーフォンが主流でしょう。
スピーカーフォンを選ぶ際は、集音範囲や指向性の有無もほか、スピーカーに搭載されている機能や接続方法を確認し、使用するシーンや参加人数に応じた機種を購入することが大切です。
Web会議用のスピーカー選びで押さえておきたい3つのポイントについて、それぞれ詳しく説明します。
1. Web会議の参加人数に応じた集音範囲・指向性
Web会議用のスピーカーフォンを選ぶ際、機種の集音範囲は重要なチェックポイントです。
集音範囲は参加人数によって考える
集音範囲とは、スピーカーに搭載された集音マイクが拾える音の範囲のことです。集音範囲半径1m程度のものから展開されており、2〜3名程度のWeb会議であれば3m、3〜5名なら5mあれば十分でしょう。参加人数が8人以上いる場合、広い場所で会議をおこなう場合は、集音範囲半径8m〜10mのスピーカーフォンがおすすめです。
指向性は参加人数と席配置により使い分ける
指向性は、スピーカーフォンのマイクが集音できる方向のことです。「無指向性」「単一指向性」「双指向性」などがあり、Web会議の参加人数だけでなく、参加者の席配置によっても使い分けるのがポイントです。
無指向性(ノンディレクション)は、マイクの360度に指向性があり、全方位集音できるタイプです。大人数でのWeb会議で、無指向性のスピーカーフォンを中央に設置し、周りを取り囲むように使用すると、参加者全員の声を等しく拾うことが可能です。全指向とも呼ばれています。
単一指向性(カーディオイド)は、一方向(マイク正面)に対して感度が高いタイプです。マイク後方の感度が低いため、周囲の雑音を拾いにくいという特徴があります。テレワークなど1人用のスピーカーフォンにおすすめです。
2. 接続方式をチェックする
かつては有線(USB)接続が一般的だったスピーカーフォンですが、近年では無線で接続できるBluetooth対応の機種も数多く展開されています。それぞれのメリット・デメリットは次のとおりです。
Bluetooth接続
Bluetooth接続はケーブルが不要のため、デバイスとスピーカーの距離が遠くても接続できます。バッテリーが内蔵されているため、電源確保を意識せず、好きな場所に設置できます。広い会議室での使用や、使用場所を頻繁に変える場合におすすめです。ケーブルがないので手軽に接続できるうえ、持ち運びや収納面でも便利な点もメリットです。オフィスのケーブル類を最小限にしたい、すっきりさせたい場合にもおすすめです。
一方、音声が途切れたり、ラグが発生するなど、接続が不安定な面もあります。接続状態に応じて有線に切り替えられるよう、USB接続対応の機種を選んでおくと良いでしょう。
USB接続
デバイスとスピーカーをUSBケーブルでつないで使用するタイプは、接続が安定している点がメリットです。接続が途切れにくく、音声がラグが発生しにくいため、Web会議をスムーズに進められます。デバイスから給電できるタイプの機種が多く、バッテリー切れを気にせずに長時間使用できます。
デメリットは、デバイスとスピーカーと離して使用できない点です。大人数で広い部屋で使用する場合は、不便に思うこともあるでしょう。
3. ノイズ・エコーキャンセリング機能の有無を確認する
Web会議をスムーズに進行するためには、「聞こえづらい」解消することが大切です。次のような機能を搭載したスピーカーフォンであれば、ハウリングや雑音を排除して相手にクリアな音声を届けられます。
ノイズキャンセリング機能で雑音を軽減
Web会議では、音声以外のちょっとした雑音がストレスとなります。しかし、多方面の音を拾ってしまうスピーカーフォンの場合、周りの雑音はもちろん、パソコンのタイピング音やマウスのクリック音まで拾ってしまいます。
ノイズキャンセリング機能を搭載したスピーカーフォンであれば、参加者の声以外を拾いづらく、雑音を気にせずに通話できます。
ハウリングを防ぐエコーキャンセリング機能
スピーカーにマイクが搭載されているスピーカーフォンの場合は、マイクがスピーカーの音を拾いやすく、ハウリングを起こすことがあります。エコーキャンセリング機能は、マイクがスピーカーから出る音を拾うのを防いでくれるため、ハウリングや音が二重に聞こえるのを防いでくれます。
Web会議中に起きるハウリングの原因について、こちらの記事でも詳しく解説をしています。
オートゲインコントロール機能
広い会議室でWeb会議をおこなう場合は、オートゲインコントロール機能搭載のスピーカーフォンがおすすめです。スピーカーからの距離が近い人、遠い人の音声を自動調整し、相手に一定の音量で聞こえるようにしてくれます。
オートゲインコントロール機能搭載のスピーカーフォンは比較的高価なものが多いため、使用シーンや予算を考慮して導入を検討することが大切です。広い会議室での使用や、10人以上の大規模なWeb会議には必須機能といっていいでしょう。
Web会議用スピーカーは使用シーンや参加人数に応じた機種を選ぶ
Web会議用スピーカーの選ぶときに最も重要なポイントは、集音範囲とマイクの指向性です。集音範囲の広さによって、対応人数も変わってきます。大人数でのWeb会議で使用する場合は、集音範囲半径5m以上のもの、または、連結によって集音範囲を拡張できるスピーカーフォンを選ぶとよいでしょう。
また、Web会議を快適にするためには、ハウリング防止のエコーキャンセリング、雑音を軽減するノイズキャンセリングなど、スピーカーフォンの機能面にも注目しましょう。
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