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テレワーク中に要注意な体調不良の原因と5つの予防法を解説

Web会議システム

2023.08.22

2023.08.22

自宅で働けるテレワークに、「ラクそう」という印象を持っている人もいるかもしれません。しかし、テレワーク中は体調不良になる人も多いです。オムロン ヘルスケア社の調査では、テレワーク中に体調不良を感じる人の4人に1人が重度の不調を感じていると答えています。今回は、テレワーク中に注意したい体調不良の原因と予防法について解説します。従業員の健康を維持するためにも、企業を挙げて体調管理をおこないましょう。

テレワークに伴う体調不良に注意

テレワーク中に体調不良になってしまう人は、決して珍しくありません。テレワークは、働き方改革や新型コロナウイルス対策のため急速に広まりました。しかし、運用方法の確立や環境整備ができていないまま導入する企業も多く、従業員に大きな負担がかかっているのが現状です。

まずは、テレワークで体調不良を感じている人の割合や体調不良のときの対処法をみていきましょう。

テレワークの開始後に31%の人が体調不良を感じている

オムロン ヘルスケア社の調査では、20~50代のテレワークをしている男女1,000人のうち、31%もの人が身体の不調を感じていることがわかりました。不調の第1位は、女性が「肩こり」で男性が「精神的なストレス」と回答しています。また、テレワークの開始から2週間目に不調を実感する人が増加する傾向にあり、3週目でピークに達することが判明しました。[注2]

このように、テレワークをしているうちの約3人に1人が体調不良を感じるというデータが出ているのです。一人ひとりが体調不良の原因を知って意識的に改善するのはもちろんのこと、企業側も従業員の健康をサポートする取り組みを実施することが求められています。

テレワークで体調不良になったら休みを取ることができる?

テレワークは自宅で働くため、体調不良であっても休みをもらうのに抵抗感を抱く人は多いかもしれません。その背景として「通勤する必要がないからラク」「時間に余裕ができる」「リラックスして働ける」といった、テレワークの良い面ばかりが注目されているということが挙げられます。また、テレワークをしている人のなかで、「体調が悪くても、テレワークだから働けるだろう」と考えている人もいるのではないでしょうか。

しかし、自宅でできるとはいえ、具合が悪いときに仕事をし続けてしまうと、知らず知らずのうちに身体に負担がかかってしまいます。体調不良が長引けば作業効率が下がり、大きなミスを引き起こしてしまうかもしれません。そのため、テレワークであっても体調不良のときは休みを取るべきです。

テレワーク中に従業員が体調不良になる原因

テレワークを開始してから体調不良になる従業員が多いことは先述したとおりです。しかし、どうして在宅で勤務すると体調を崩してしまうのでしょうか。ここからは、テレワーク中に従業員が体調不良になる原因を6つ解説します。

1. テレワークの環境が整っていないから

テレワーク中に体調不良になる原因として、テレワークの環境が整っていないことが考えられます。

  • 長時間床に座って仕事をしていて体が痛む
  • 長時間座るのに適さない椅子に座って腰を痛めてしまう
  • 高さが合わないデスクで猫背になって肩こりや背中の痛みが生じる
  • 照明が暗く、目が疲れやすい
  • Web会議用のイヤホンを長時間つけて、頭痛の原因になる

上記のようにオフィスの空間以外の場所で仕事をすると、環境が整っていないことによる体調不良が引き起こされやすいのです。

テレワークの環境整備について、こちらの記事でも詳しく解説をしています。

2. 長時間労働につながりやすいから

テレワークは従業員の裁量で仕事がしやすいため、オンとオフの切り替えがうまくいかないことが多いです。仕事とプライベートの境目がなくなり、就業時間外もダラダラと仕事をし続けてしまう従業員もいるかもしれません。

仕事から離れても業務のことが気になり、PCを触ってしまいがちな人もいるでしょう。長時間労働は体への負担になるだけではなく、気分転換しにくくなることが原因で生じる精神的なストレスを引き起こすリスクがあります。

3. 運動不足になりやすいから

テレワークになってもっとも大きく変化するのが、運動習慣です。普段、運動する習慣がない人でも、毎日の通勤や階段の上り下り、別のフロアへの移動など仕事中の些細な運動が積み重なり、健康維持に役立っています。しかし、在宅勤務になると、そういった些細な運動がなくなるため、運動不足になりやすいのです。

運動は肥満を防ぐだけではなく、高血圧や糖尿病などを含む生活習慣病の予防、メンタルヘルスや生活の質向上に役立ってくれます。[注3]そのため運動不足になると、さまざまな疾患のリスクが向上したりストレスを感じやすくなったりしてしまい、体調を崩してしまうのです。

4. 生活リズムが崩れやすいから

テレワークをしていると、通勤に時間がかからないからといって朝ゆっくり起きたり、夜遅くまで起きていたりして、生活リズムが乱れてしまう人もいるかもしれません。生活リズムが乱れると、身体にさまざまな悪影響を及ぼします。集中力が低下してしまったり、十分に睡眠をすることができず、昼間に眠くなってしまったりします。決まった時間に睡眠をとり、起きたら太陽の光を浴びるなど、生活リズムを崩さないための対策をしましょう。

5. 間食が増えるから

テレワークをしていると、つい増えてしまうのが、間食です。食材が置いてある自宅で仕事をしているので、小腹がすいたときやリフレッシュついでに、間食をしてしまいたくなるのは、しかたがないことかもしれません。

間食は疲れを回復させる、空腹を満たす、集中力の維持といったメリットがある一方、消費エネルギーより摂取エネルギーが上回ると、肥満リスクを高めてしまいます。[注5]
間食が健康リスクが高い習慣というわけではありませんが、間食をする際は適度な量と質を考え、栄養を補えるものを摂りましょう。

6. コミュニケーションが不足するから

自宅で黙々と仕事をしていると、同僚や上司とのコミュニケーションが減ってしまいます。1人で仕事をしていると頑張りすぎてしまい、緊張状態が続いてしまうこともあるでしょう。会社であれば休憩時間や同僚との世間話でリフレッシュできるものの、1人で仕事をしているとガス抜きをするタイミングがありません。そのため、長時間の緊張状態による体の疲労や心の不調が引き起こされてしまいます。テレワーク中のコミュニケーションについて、こちらの記事でも詳しく解説をしています。

テレワーク中の従業員の体調不良のサイン

テレワーク中は1人で仕事をします。そのため、顔を合わせてお互いの様子を見ることができるオフィスワークと比べて、従業員の不調に気づきにくくなります。多少体調が悪くても無理して仕事をしてしまう人も多く、体調不良が進行してから深刻さに気がつくというケースもあるでしょう。

それでは、従業員の健康を守るためには、どのようなサインに気をつければよいのでしょうか。ここでは、テレワーク中に気をつけたい体調不良のサインについて紹介します。上司や同僚が意識して体調を気遣うのはもちろんのこと、従業員本人にも周知して、あらゆる面から不調に気づける体制を整えましょう。

テレワークによる身体的な体調不良のサイン

テレワークであっても、仕事をしているときは気を張っているため、体に疲れが蓄積されていきます。身体的な不調は気がついたときに、「これくらいであれば大丈夫」と無理をしないことが大切です。

腰や肩、首などの痛みが取れなかったり、慢性的な頭痛に悩まされるといった場合は、テレワークによる体調不良のサインかもしれません。なるべく早めに休むことをおすすめします。

ほかにも気になる症状があるときは、早めに医師へ相談して体調を整えましょう。「これくらいで休むのは申し訳ない」と考えてしまう従業員もいます。早めの対処によって、職場への影響が少なくなるということを周知すべきです。

テレワークによる精神的な体調不良のサイン

テレワークでは体の不調だけではなく、頑張り過ぎやコミュニケーション不足による心の不調も引き起こされやすいです。精神的な不調は悪化すると治療に多くの時間を要するため、早めの対処を心がけましょう。

以下のような症状がある場合は精神的な体調不良が考えられるため、早めに休むことをおすすめします。[注6]

  • 何をするのにも気力がない
  • 寝つきが悪く、熟睡できない
  • 憂鬱な気分
  • イライラする
  • 食欲がわかない
  • 落ち着かない
  • なぜか不安になる
  • 息苦しい感じがする

軽度の症状であれば、趣味や運動を楽しんでストレスを解消したり、ゆっくりと湯船に浸かってよく寝たり、美味しいものを食べたりしてプライベートを楽しむだけでも、リフレッシュできます。また、上司や同僚が悩みを聞くだけでも精神的ストレスは大きく軽減されます。そのため従業員の声によく耳を傾けることも忘れてはいけません。

場合によっては、産業医に相談することを検討した方がよいかもしれません。

テレワーク中の従業員の体調不良を防ぐ対策

従業員の健康を守るためには、体調不良のサインに気づいて早めに休ませることが大切です。しかし、それ以前に、体調不良にならないように対策しながら働いてもらわなければ、体調不良を繰り返すことになり元も子もありません。そこでここでは、テレワーク中の従業員の体調不良を防ぐために実践して欲しい対策法を6つ紹介します。

1. 労働環境を整える

まずは、従業員が快適に働ける環境を整えることを最優先課題にしましょう。快適に働けるデスクや椅子の用意、目に優しいデスクライトの支給、耳への負担が少ないヘッドセットの貸与など、会社側でできる対策もたくさんあります。

もちろん、すべてを用意することは難しいため、ある程度は従業員本人に協力してもらう必要があります。社内でテレワークの手引などを作成し、働きやすい環境の条件について周知すると、従業員も実践しやすいでしょう。

2. 勤怠管理を徹底する

長時間勤務が課題の企業は、勤怠管理を徹底して働きすぎを防止しましょう。仕事中はバーチャルオフィスにログインする、始業時間と就業時間に上司へメールするなど、勤務時間を把握できる体制を作ることがおすすめです。

また、上司から「今日はこれくらいにしましょう」と声をかけたり、タスクが溜まっている従業員の仕事を分担したりすることも長時間労働防止に役立ちます。テレワークでの勤怠管理について、こちらの記事でも詳しく解説をしています。

3. 運動不足の解消を促す

運動不足はテレワーク中の深刻な問題です。企業を挙げて、従業員の運動不足を防ぐ対策を取っていきましょう。

Web会議システムを使用した朝礼でラジオ体操をしている企業や、ヨガやストレッチの講座を配信している企業もあります。外に出て日光に当たることも健康維持には欠かせないので、感染症対策をしつつ散歩やショッピングなどの息抜きもかねて、外に出て運動することを推奨しましょう。

4. 密にコミュニケーションを取る

密にコミュニケーションを取ることも、体調不良を防ぐ対策としては有効です。身体の不調は、従業員とコミュニケーションを取ることで気づくことが可能です。また、上司や同僚と話すと気持ちが楽になり、ストレスの解消にもつながるでしょう。

Web会議システムを活用し、面談や飲み会などのコミュニケーションを取ることで、お互いのメンタルケアができる環境づくりをすることが大切です。

5. 体調不良に気づいたら早めに休ませる

何よりも大切なのは、普段から十分な休養を取り、ストレスや疲労を蓄積させないことです。テレワーク中は多少不調を感じても無理して働いてしまう人が多いので、こういった従業員の「頑張りすぎてしまう意識」を変えることから始めてみてもよいかもしれません。

全休が難しいときは半休、または1~2時間くらい勤務を開始する時間を遅らせてもよいでしょう。体調不良のままダラダラと働くよりも、しっかりと休んだほうがその後のパフォーマンスが向上して効率的です。従業員が体調不良のときに無理しすぎないよう、企業がしっかりと休みを取ることができる環境を整えておくことが肝心です。

とはいえ、休むことを申し訳なく感じて上司に切り出せない人もいるかもしれません。こういった状況を防ぐためにも、日頃から体調についての声掛けをおこない、些細な不調も相談できる関係性づくりをしておきましょう。

テレワーク中の体調不良は防ぐことができる

テレワークで体調を崩してしまう人は、決して少なくありません。体調不良は労働環境や生活リズムの変化、運動不足やコミュニケーション不足が原因で引き起こされるため、企業や上司、本人が協力して健康を維持しながら働けるように工夫することが重要です。

テレワーク中の体調不良を防ぐためには、不調のサインを見逃さないことが大切です。少しでも異変を感じた場合は、従業員の悩みを聞いたりゆっくり休ませたりして、心も体もリフレッシュしてもらうようにしましょう。

密にコミュニケーションを取ることが、従業員の不調サインに気づくための近道です。従業員とコミュニケーションを取って体調不良を未然に防げる環境を整えたい企業は、ぜひテレワークに適したWeb会議システムも活用してください。

[注1][注2]

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