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賞与の所得税率は?賞与からの控除一覧・所得税額の計算方法を解説!

給与計算ソフト

2023.06.20

2023.06.20

従業員が受け取れる賞与からは、所得税をはじめとした複数の費用が差し引かれることになります。賞与の額面と実際の手取り額は2~3割程度変わることもあります。賞与の細かい金額を把握するためには、差し引かれる費目の種類や計算方法を確認しておくことが大切です。

「賞与」とはボーナスや臨時手当など、毎月の給与とは別に支給される特別な給与のことです。企業が支給する賞与には所得税がかかります。
この記事では、賞与の所得税率や源泉徴収税率について解説します。

1. 賞与からは所得税などの費用が差し引く必要がある

賞与とはボーナス、夏期手当や年末手当、期末手当など、給与とは別に支払われる賃金のことをいいます。多くの場合、会社の純益を基準に賞与の額が決まるため、支給額は状況に応じて変動します。

賞与は額面をそのまま支給できるわけではなく、所得税など複数の項目を控除する必要があります。そのため、額面の金額と実際に支給する賞与の額に大きな隔たりが生じてしまうこともあります。
賞与の金額や加入している保険の種類、居住地や扶養人数によって、賞与から差し引かれる金額は変わってきます。多くの場合、賞与の額面から控除される金額は全体の2~3割にもおよびます。

賞与の明細には課税対象額を記載することも多いものです。従業員に対して賞与の計算方法をわかりやすく示すためにも、明細に詳しい金額を記載するとよいでしょう。

2. 賞与から控除される項目の種類とは

賞与からは以下のものが差し引かれます。

  • 所得税
  • 健康保険料
  • 厚生年金保険料
  • 雇用保険料
  • 介護保険料

それぞれについて詳しくみていきましょう。

2-1. 所得税

所得税の源泉徴収額は、健康保険料や介護保険料、厚生年金保険料、雇用保険料の金額を把握したうえで計算する必要があります。前月に支払った通常の給与があり、賞与額が前月の給与額の10倍以下の一般的な所得税の計算方法は以下になります。

まずは、賞与額面からそれぞれの保険料を差し引きます。差し引いて出た数字に、源泉徴収税率をかけると、賞与の源泉徴収税額が算出できます。

計算式は、以下の通りです。

「(賞与額面-健康保険料-介護保険料-厚生年金保険料-雇用保険料)×源泉徴収税率=所得税による源泉徴収税額」

源泉徴収税率は以下、国税庁の「賞与に対する源泉徴収税額の算出率表」というデータで確認できます。
参考:賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表(令和4年分)|国税庁

2-2. 健康保険料

賞与から差し引かれる健康保険料の金額は、「標準賞与額×健康保険料率÷2」という計算で求められます。

標準賞与額は税引き前の賞与の金額から1,000円未満を切り捨てた数字です。(標準賞与額は上限有り)健康保険料率は健康保険の加入にあたって定められている料率のことで、協会けんぽのウェブサイトなどで確認できます。
参考:令和4年度保険料額表(令和5年3月分から)|全国健康保険協会

標準賞与額×健康保険料率を計算したときに2で割る処理をおこなうのは、保険料を企業と従業員で折半する必要があるためです。

2-3. 厚生年金保険料

厚生年金保険料は、「標準賞与額×厚生年金保険料率÷2」という計算で求めます。

標準賞与額は健康保険料の計算と同じように、税引き前賞与額から1,000円未満を切り捨てて求めます。(標準賞与額は上限有り)厚生年金保険料は平成29年まで段階的に引き上げられていましたが、現在は18.3%という数字で固定されています。

この数字を使い、厚生年金保険料の金額を求めていきましょう。

参考:令和2年9月分(10月納付分)からの厚生年金保険料額表(令和5年度版)|日本年金機構

2-4. 雇用保険料

雇用保険料は「賞与の額面×雇用保険料率」で求められます。

健康保険料や厚生年金保険料の計算とは異なり、雇用保険料の計算では賞与の額面金額から1,000円未満を切り捨てることなく、そのままの金額を使います。また、雇用保険料は企業と従業員で折半ではないため、2で割る対処はおこないません。

雇用保険料率は企業の業種や業態によって異なります。また、令和4年度には段階的に雇用保険料率が引き上げられているため注意が必要です。

厚生労働省が提示する雇用保険料率の表を確認し、正しい雇用保険料率で計算をおこないましょう。
参考:令和5年度雇用保険料率のご案内|厚生労働省

2-5. 介護保険料

40歳以上の従業員は介護保険料の支払いが必要となります。

介護保険料は健康保険料とともに計算できます。協会けんぽのウェブサイトには、介護保険料率に関する情報も記載されているので、この数値を参考にしながら介護保険料を算出しましょう。
参考:協会けんぽの介護保険料率について|全国健康保険協会

健康保険組合がある企業では介護保険料率が独自に決められているため、健保組合で料率を確認しましょう。

3. 賞与に対する源泉所得税計算の注意点

賞与に対する源泉所得税の計算方法は、「2-1. 所得税」で先述した通りです。

ここからは、賞与に対する源泉所得税の計算をする際に注意すべきポイントを2つ解説します。

3-1. 賞与額が前月給与の10倍以上の額になった場合

「賞与額が前月給与の10倍以上の額になった場合は、計算方法が異なるため注意が必要です。

まず、賞与から各種保険料などを差し引いたものを6で割ります。賞与の計算の基礎となった期間が6ヵ月を超えるときは12で割ります。この金額に対し、前月の給与から社会保険料などを差し引いた金額を足しましょう。

あとは、給与所得の源泉徴収税額表に当てはめて税額をチェックし、ここから前月の給与に対する源泉徴収税額を求めます。最後にこの金額を6倍(賞与の計算の基礎となった期間が6ヵ月を超えるときは12倍)すれば、所得税額を算出できます。

3-2. 前月の給与が0円の場合

前月の給与がないケースでは「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」を使った計算ができません。この場合には、賞与から賞与にかかる社会保険料を控除した額を6で割ります。賞与の計算期間が6ヵ月以上になる場合には12で割った数字を算出しましょう。

この数字を「給与所得の源泉徴収税額表」に当てはめることで税額を判断します。

あとは、この税額に6または12をかければ源泉徴収額を算定できます。

3-3. 賞与の所得税率の計算例

ここからは、賞与から所得税等を差し引く具体的な計算方法を見ていきましょう。

例えば、扶養家族の人数が1人で賞与が70万円支給され、前月の給与額が26万円だったケースで考えます。この場合の賞与は、額面から社会保険等の合計額を差し引いた課税対象額として扱います。

まずは、賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表を確認し、所得税の税率を算出します。前月の給与が26万円で扶養家族が1人いる場合、表に当てはめると税率は4.084%となります。

賞与からはすでに社会保険等の合計額が差し引かれているため、70万円に対して4.084%の税率をかけることで源泉徴収額を求めることができます。この計算の結果、賞与から源泉徴収される所得税額は28,588円ということになります。

計算式にすると、以下の通りです。

「70万円×0.04084=28,588円」

4. 賞与の計算は諸費の差し引きや税率の決定が関わってくるため要注意

賞与は額面をそのまま支給できるわけではなく、所得税などの諸費を差し引く処理が必要となります。前月の給与額を基準にして税率を決定するなどの複雑な対処も必要となるため、賞与を支給する際には注意深く計算をおこなうことが大切です。

専用のシステムを導入すれば、複雑な賞与計算を手早く済ませることが可能となります。業務効率化のためにも、ぜひ賞与の計算ができるシステムを活用してみましょう。

【監修者】小島章彦(社会保険労務士)

 

大学卒業後、某信用金庫にて営業と融資の窓口業務に関わる。 現在は、某システム開発会社に勤務。 会社員として働きながら、法律系WEBライターとして人事労務関係や社会保険関係のライティングを4年半以上行っている。 また、金融知識を生かした金融関係のライティングも含め、多数の執筆案件を経験している。 その他保有している資格は、行政書士、日商簿記3級など。

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