マーケティングオートメーションツールを導入するメリット!自社に最適なツールを選ぶためのポイントを紹介
MA・マーケティングオートメーション
2023.06.05
2023.06.05
マーケティングオートメーションツールを導入する際に、「欲しい機能が備わっているのかわからない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。マーケティングオートメーションはそれぞれ機能が異なるだけでなく、BtoB事業者向けとBtoC事業者向けでもツールの仕様が異なります。今回は、マーケティングオートメーションツールの基礎知識から自社にもたらすメリットまでを導入事例を取り入れながら紹介します。
マーケティングオートメーションとは
マーケティングオートメーションとは、顧客獲得のために必要なマーケティング活動を自動化するためのシステムのことを指します。
日々のマーケティング業務において、メール配信やSNSマーケティング、顧客行動の分析など、さまざまな角度からの施策が必要です。マーケティングオートメーションを導入することで、これらの施策を考え実行する時間を効率化して短縮することができ、生産性の向上に役立つでしょう。
具体的にマーケティングオートメーションにはどういった機能があるのか、どういった業務を効率化できるのかを知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
関連記事:マーケティングオートメーションとは?導入から運用までをわかりやすく解説
また、自社がBtoB向けビジネスを展開しているのか、BtoC向けビジネスを展開しているのかで、導入するべきツールが異なります。
マーケティングオートメーションの導入について考える際に、あらかじめBtoB向けマーケティングオートメーションとBtoC向けマーケティングオートメーションの違いについて知っておきたい方はこちらの記事をご覧ください。
マーケティングオートメーションの比較ポイント
ここでは、マーケティングオートメーションの導入を検討するときに意識しておきたいポイントを紹介します。マーケティングオートメーションはツールによって特徴が異なります。自社の課題を解決できるツールを見つけられるよう、ここで紹介するポイントを意識しながらツールを選んでいきましょう。
料金
マーケティングオートメーションツールを導入すると、初期費用や月額費用などが発生します。また、保有リード数やPV数などに基づく従量課金制で提供している場合もあります。
自社がどのような目的でマーケティングオートメーションを利用するのかによって、費用対効果の高いツールは異なります。自社にとって費用対効果の高い課金形態はどのようなものなのか、いくらぐらいの予算を割けるのかを確認したうえでツールを比較していきましょう。
機能
ツールの導入を検討するとき、まずは自社に必要な機能を備えているかどうかを確認するでしょう。ここでは、マーケティングオートメーションに搭載されている機能を紹介します。本記事での比較項目にもなっているので、ここでどの機能がどのような特徴を持ったものなのか、確認しておきましょう。
メールマーケティング機能
メールマーケティング機能とは、見込み顧客の購買意欲に合わせてメールを自動送信できる機能のことです。
メールを自動で送信できるだけでなく、メールの開封率やメールをどこまで読んだのか、添付したリンクに飛んでいるのかといった顧客の行動を観測することもできます。その情報から顧客の購買意欲を測り、次のマーケティング施策を打っていきます。購買意欲が十分に高まっている場合、営業担当に引き渡し、直接アプローチすることもできます。
ランディングページ作成機能
ランディング作成ページ機能とは、簡易的な製品紹介ページや個人情報入力フォームなどを簡単に作成できる機能のことです。
通常、社内にWebページ作成のための知識を持っている人がいない場合は、外部のエンジニアに依頼してランディングページを作ってもらう必要があります。
しかし外部に依頼すると、イメージを共有するための工数や外注費がかかってしまいます。 マーケティングオートメーションのなかには、簡易的なランディングページを手軽に作ることができる機能が備わっているものもあります。ランディングページ作成にかかる工数や費用を減らしたい場合はこの機能を備えているツールを選ぶと良いでしょう。
ABテスト機能
ABテスト機能とは、特定の期間においてあるページの一部分を複数用意し、どちらのページがより効果を出せるかを調べるABテストをおこなえる機能のことです。
マーケティング業務では、少しでも多くの顧客から反応を得られるように、ランディングページの文面を変えたり、デザインを変えたりします。こうした改善をおこなうとき、2パターンの文章やデザインを比較検証し、どちらの方が高い効果を得られるのかを検証していきます。 マーケティング施策の効果を最大化させたいと考えている方は、ABテスト機能を備えているマーケティングオートメーションツールを導入すると良いでしょう。
ソーシャルマーケティング機能
ソーシャルマーケティング機能とは、FacebookやTwitterなどのSNSと連携し、自動で投稿したり、投稿に対する「いいね数」や「クリック数」を管理することができる機能です。
サービスに対するファンづくりや集客を目的としてSNSを利用している企業も多いでしょう。しかし、SNSでの反応を逐一目視で確認していると、多くの工数がかかってしまいます。 SNS運用をしている企業であれば、ソーシャルマーケティング機能を持ち合わせているマーケティングオートメーションツールを利用して、SNSの管理を効率的におこなっていきましょう。
リードスコアリング機能
リードスコアリング機能とは、見込み顧客の購買意欲の度合いを測定して分類する機能です。
サイトの閲覧履歴やメールの開封率などの行動データから、顧客の購買意欲を数値化して分類することができます。顧客の分類に応じて、適切なアプローチをおこなっていくことができます。 適切なタイミングで適切なアプローチを実行することでマーケティングを最大化させたいと考えている方は、この機能を押さえておきましょう。
対応顧客データ数
マーケティングオートメーションツールを選ぶうえで、管理できる顧客数も重要な要素になります。
マーケティング部門では、より多くの見込み顧客を集めてアプローチしていくことが求められます。また、企業で扱っている商材によって集める見込み顧客の数は異なるでしょう。 マーケティングオートメーションツールのなかには、対応顧客データ数に上限があるものもあります。自社の販売活動を円滑におこなううえで必要な対応顧客データ数を担保できているツールなのかも確認しておきましょう。
サポート体制
マーケティングオートメーションを導入する前に、ベンダーがどのようなサポート体制を敷いているのか、確認しておきましょう。
マーケティングオートメーションは、導入してすぐには使い方がわからなかったり、不具合が起こってしまったりすることがあります。そのようなときのために電話対応やチャット対応、訪問での対応など、ベンダーによってさまざまなサポート体制を敷いています。自社にマーケティングオートメーションを使いこなすノウハウがない場合、サポートが手厚いベンダーを選ぶと良いでしょう。
また、導入したいツールのベンダーが十分なサポート体制を敷いていない場合、ツール運用のコンサルタントとの契約も視野に入れておく必要があります。
マーケティングオートメーションのメリット
ここでは改めて、マーケティングオートメーションのメリットを紹介しましょう。 マーケティング活動の自動化ができるというメリットは、マーケティングオートメーションという名からも容易に想像がつくでしょう。
それでは、マーケティング活動が自動化できるとどのようなメリットが得られるのでしょうか、そのほかには、どのようなメリットがあるのでしょうか。解説をしていきましょう。
マーケティング活動の効率化
マーケティング活動が自動化できるということは、マーケティング活動の効率化につながります。 マーケティングオートメーションでは、シナリオという特定の人に対してどのようなアクションをおこなうのかという指示を設定します。
これまでは、マーケティング担当者が個別に対応していたコミュニケーションを、マーケティングオートメーションのシナリオを設定することで自動化することができます。その結果、マーケティング担当者は、対応すべき活動に注力することができます。
データを可視化・一元管理
マーケティングオートメーションは、SNSやSFA/CRM、Webサイトなどのシステムと連携をすることができます。顧客情報や販売情報、Webサイト上の行動情報などを集約することができ、あらゆる情報を可視化、一元管理できます。
そうなると、顧客と接触したタイミングから、購入・リピートに至る一連の情報をもとにして、マーケティング施策を考えることができます。 これら以外にもマーケティングオートメーションを活用するメリットは多数あります。こちらの記事で、マーケティングオートメーションのメリットについて解説をしてるので、ぜひご覧ください。
マーケティングオートメーションで理想的なシナリオ設計
続いて、マーケティングオートメーションで重要な「シナリオ」について解説をします。 シナリオとは、自動化された指示のことを指します。
マーケティングオートメーション上で、ターゲット、タイミング、コンテンツ、配信方法などを設計し、シナリオを作成します。 マーケティングオートメーションでは、このシナリオに従い、メールを配信したり、SNSでメッセージを送ったり、Webサイト上でコンテンツを表示したりします。 ターゲットが絞り込まれていれば、より効果の高い訴求ができるようになります。
一方で、緻密なシナリオを設定しすぎてしまうと、多数のシナリオが重なり合い、顧客に対して思わぬアクションをしてしまうということもあります。 このような点でも、マーケティングオートメーションにおいて、シナリオ設計は非常に重要な要素となります。 マーケティングオートメーションでのシナリオ設計について、こちらの記事で詳しく解説しています。こちらの記事も、ぜひご覧ください。
関連記事:マーケティングオートメーションで成果を上げるシナリオ設計の方法
マーケティングオートメーションの導入に向けて
マーケティングオートメーションツールを選定するとき、どのような機能を持ったツールがいいのか、価格の相場がどのくらいなのかと悩むことがあるでしょう。マーケティング業務を自動化・効率化して高い成果を出すためにも、自社に合ったツールがあれば導入を検討してみてください。
マーケティングオートメーションがもっとよくわかる
マーケティングオートメーションについてはこちらの記事も人気で、よく読まれています。詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
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