在庫管理アプリの選び方!比較のポイントを解説!
在庫管理システム
2023.08.16
2023.08.16
近年は在庫管理に使える専用のアプリが広く普及しています。 在庫管理アプリを利用すれば、面倒だった在庫管理の手間を省くことが可能です。 在庫管理アプリにはさまざまな種類があるので、自社のニーズに合わせて適切なものを選びましょう。 本記事では、在庫管理アプリの機能やメリット、種類を紹介します。
在庫管理アプリの機能とは?
在庫管理アプリに搭載されている機能は、アプリによって異なります。
ここでは在庫管理アプリの基本的な機能と特徴を紹介します。
在庫データの登録、確認、編集、検索
在庫の数量や状態、保管場所など、在庫管理に必要なデータを登録、確認、編集、検索することができます。
登録できるデータの項目や種類はアプリによって異なり、なかには任意で項目を追加できるものもあります。
登録したデータはアプリ上からいつでも確認、編集、検索することが可能で、必要なデータをすばやくチェックできます。
商品の撮影、画像登録
スマートフォンのカメラ機能を利用して撮影した商品の画像を、そのまま在庫情報として登録することができます。
文字だけではわかりにくい情報も、画像が添付されていれば、どの商品のデータなのか一目で判別することが可能です。
QRコードやバーコードの生成、読み取り
物品登録の際にQRコードやバーコードを自動で生成したり、カメラ機能を使って商品のQRコードやバーコードを読み取ったりすることができます。
アプリのなかには、商品の登録と同時に自動でコードが生成されるものもあります。
入出庫データの記録、確認
商品に付いているQRコードやバーコードをカメラ機能でスキャンするだけで、入出庫データを記録することができます。
在庫管理システムと連携させれば、システムへのデータ反映も自動でおこなわれます。
棚卸し
QRコードやバーコードをスキャンするだけで、在庫の数量と棚卸しの日付を入力できます。
入出庫データ同様、在庫管理システムと連携することによって、システムへのデータ反映もリアルタイムでおこなわれます。
アラート機能
あらかじめ定めておいた発注点を下回った時にアラートが表示される機能です。
発注忘れによる在庫切れを未然に防げるため、納期遅れのリスクも予防できます。
在庫管理にアプリを使うメリット
在庫管理にアプリを使用するメリットは大きく分けて2つあります。
複数人、複数拠点で同時に管理できる
在庫管理アプリは、ネット通信を利用してデータのやりとりをおこなう仕組みになっています。
在庫管理システムと連携させれば、場所を問わず、どこからでも在庫情報を登録、編集、確認、検索することが可能です。
同じ現場にいるスタッフはもちろん、離れた場所にある支店や倉庫とも在庫情報を共有できるため、従業員や拠点が多いビジネスを展開している場合でも対応可能です。
POSレジの機能として同時に利用できるものもある
POSとはPoint Of Salesの略称で、商品を販売した時の情報を収集したり、分析したりできる仕組みのことです。
会計時にバーコードやQRコードを読み取るだけで、自動的に販売情報がシステムに反映されるため、在庫管理が楽になります。
通常は専用のPOSレジを導入しますが、在庫管理アプリの中には、POSレジとして使える機能を搭載しているものもあります。
商品についているバーコードやQRコードをスマートフォンのカメラ機能で読み込めば、在庫管理システムへリアルタイムに反映されるため、いちいち手作業で商品情報や在庫情報を入力せずに済みます。
据え置きのPOSレジに比べるとスマートフォンやタブレットはコンパクトなので、省スペースでレジを使いたい場合におすすめです。
在庫管理アプリの種類
在庫管理アプリの種類は、バーコードやQRコードを読み取るタイプと、システムに手入力するタイプの2通りあります。
ここではそれぞれの種類の概要と特徴を紹介します。
バーコードやQRコードを読み取る在庫管理アプリ
商品についているバーコードやQRコードを、スマートフォンまたはタブレットのカメラ機能で読み取るタイプの在庫管理アプリです。
在庫管理システムと連携させることで、コードをスキャンしたと同時に、読み取ったデータが自動でシステムに反映される仕組みになっています。
手動で在庫情報をシステムに入力する必要がないため、在庫管理にかかる手間と時間を大幅に短縮できます。
また、バーコードやQRコードに格納されたデータに間違いがなければ、正確な情報を確実にシステムへ送信することが可能です。
手作業にありがちな数え間違いや入力ミスなどのヒューマンエラーを防止できるのも、バーコードやQRコード対応在庫管理アプリならではの利点です。
商品登録時にQRコードやバーコードを生成することができるアプリを利用すれば、コードの発行から読み取りまで、アプリ一つで完結できます。
プリンターと連動させれば、QRコードやバーコードをプリントアウトし、商品に貼り付けることも可能になります。
システムに手入力するアプリ
QRコードやバーコードの読み取りに対応していない、あるいは外部システムと連携できない在庫管理アプリは、アプリに登録したデータをシステムに手入力する必要があります。
ほとんどのアプリでは、登録したデータを一覧表示できるため、スマートフォンやタブレットの画面を見ながらシステムに入力することができます。
手入力する場合、システムと連携させる必要はないため、システムとの相性を気にせずアプリを選べるところが特徴です。
また、必ずしも在庫管理システムである必要がなく、Excelなどの表計算ソフトを活用することも可能です。
最低限のシステムで利用できるため、初期投資のコストが少なくて済むのは手入力アプリのメリットといえるでしょう。
ただ、前述したQRコードやバーコードを読み取るタイプの在庫管理アプリに比べると、データを入力する作業が必要になります。
手間と時間がかかることに加え、ヒューマンエラーも発生しやすいため、作業は慎重におこないます。
正確かつ簡単に在庫管理したいのなら、QRコードやバーコードの読み取りに対応した在庫管理アプリを選んだ方がよいでしょう。
在庫管理アプリを選ぶ際のポイント
利用料金はいくらか?
まず確認しなければならないのが利用料金です。 無料で利用可能なアプリもあれば、月額有料のもの、従量課金制のものもあります。拠点数に応じて料金が発生してくる利用形態のサービスもあるので、しっかりと確認しておきましょう。上記では、無料利用ができるものを多く紹介していますが、無料のサービスは基本的に小規模なビジネスモデル向けです。自社の規模が大きい場合や、今後事業拡大を見越している場合には、拡張性の高いサービスを選ぶことも重要です。
iPhoneやAndroidなど、どの機種に対応しているか?
スマートフォンで在庫管理アプリを使うことで、片手で情報入力ができたり、カメラでバーコードの読み取りができたりするなど在庫管理の効率化に期待ができます。QR・バーコードや写真で在庫管理できるか?
在庫管理アプリのなかには、QRコードやバーコードを読み込んで在庫管理や検索、商品登録ができるものがあります。

在庫管理システム比較のポイントとは?選び方を解説!
在庫管理アプリの導入は無料のトライアルも活用しよう
在庫管理アプリの使い勝手は、実際に利用してみないとわかりません。
無料のトライアルが用意されている場合は、契約前に積極的に活用してみましょう。
アプリによっては一部機能が制限されているものもありますが、基本的な機能は一通り使えるケースが多いため、操作性や機能性をしっかり体験できます。
導入後のミスマッチのリスクを減らせるだけでなく、導入にあたっての課題に気付くこともできるかもしれません。
在庫管理アプリがあれば、在庫管理の手間と時間を節約できる
在庫管理は多くの工程を要しますが、システムを活用することで作業効率を上げ、人的ミスの削減に期待することができます。
在庫管理アプリをスマートフォンやタブレットにインストールすれば、これまで手作業でおこなってきた管理業務の多くを自動化できます。
とくにQRコードやバーコードの読み取りに対応していて、かつ在庫管理システムと連携できるアプリを利用すれば、スキャンしたデータをリアルタイムでシステムに反映させることができるため、迅速かつ正確に在庫データを入力できます。
在庫管理アプリの機能はアプリによって異なるため、自社の業種や業務と照らし合わせて、ニーズや目的に沿ったものを選ぶようにしましょう。
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