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BOMとは?BOMの種類や管理方法、ERPとの関係性までご紹介

ERP(基幹業務システム)

2023.06.12

2023.06.12

BOMは製造業を中心に利用されており、部品や原材料を正しく把握するために欠かせません。また、ERPとBOMとを組み合わせて活用すれば、生産性の向上が期待できます。 今回は、そんなBOMの意味や種類、管理方法、ERPとの関係性をわかりやすく紹介していきます。 ぜひ参考にしてみてください。

BOMとは

近年では、顧客ニーズの多様化に伴い、多種多様な製品を製造することも多くなってきています。部品構成の管理を徹底しておこなうことで、効率的に多種多様な製品を生産することができるようになります。
そんな部品構成の管理に欠かせないのがBOM(Bill of Materials)です。
BOMは日本語で部品表という意味であり、製品の製造に必要な部品一覧のことを指します。このBOMを適切に管理することで、調達部門や設計部門と製造部門とが連携して効率的な生産計画を実現することが可能になります。

BOMには複数の種類がある

BOMには複数の種類があり、それぞれが示す対象や必要とする部門は異なります。ここでは、部門や用途で異なるBOMの特徴を紹介していきます。

E-BOM(設計BOM)

E-BOMはEngenieering BOMの略称で、主に開発・設計部門で利用されます。
E-BOMは完成までに必要な部品の種類や数量などを示しており、部品の仕様や図面、技術情報などを提供します。

M-BOM(製造BOM)

M-BOMはManufacturing BOMの略称で、主に製造部門や調達部門、生産管理部門で利用されるBOMです。
M-BOMでは、実際に製品を組み立てるため必要な部品の情報や組み立ての手順が示されており、材料の調達や生産管理などに利用されます。

S-BOM(販売部品表)

S-BOMはSales BOMの略で、営業や販売で利用されるBOMです。販売支援システムと連携して利用することができます。

購買BOM

購買BOMは購買部門で使用される部品表です。
見積・発注作業に必要とされる購入単位数量や仕入先ごとの価格リストなどの情報をリスト化することで、適切な調達先を判断する際に役立ちます。

サービスBOM

製品のメンテナンスや保守サービスに必要な部品を管理するBOMです。
アフターサービスや製品の保守を効率化するために役立ちます。

マスターBOM

E-BOMやM-BOM、購買BOM、サービスBOMなど、すべてのBOMの情報を統合しているBOMです。設計・開発から、製造・調達部門、購買部門、保守・メンテナンス部門まで一連のBOMを管理することができます。

ERPとの関係性

かつて、製造業ではMRP(資材所要量計画)によって生産工程の管理がおこなわれていました。これは在庫を適正量に保てるよう資材調達を最適化する手法で、適正な資材の数量の割り出しにはBOMを活用した生産計画がベースとなっていました。

1980年代に入ると、MRPは在庫だけでなくヒト・モノ・カネにまで管理対象を拡大し、製造能力を考慮した生産計画を立てるようになります。これはMRP2(製造資源計画)と呼ばれ、より生産性が高く利益を生み出すことから広く普及しました。

そして、1990年代に登場したのがERPと呼ばれる企業の経営資源を総合的に管理する基幹システムです。MRP2からさらに発展したものがERPであり、受発注や出荷、会計など会社全体の経営資源の情報を一元化して取り扱うことができるようになりました。

MRPから発展により生まれたのがERPであるため、BOMの情報はERPが一元管理している情報に含まれます。BOMは、設計・開発から製造・調達、購買、販売、メンテナンスと幅広く利用されるため、ERPで社内の経営情報を一元管理したい場合は欠かせないものであるといえます。

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BOMの管理方法

BOMの管理方法は大きくストラクチャ型とサマリ型の2つに分けられます。ここでは、それぞれの特徴を紹介していきます。

ストラクチャ型

ストラクチャ型のBOMは、製品の作成に必要な一連の階層を総じて管理できます。

例えば、製品Aの完成には、部品Bと部品Cが必要で、部品Bを作るのにはさらに部品B-1や部品B-2が必要となるとします。
そういった場合に、製品Aの完成納期から逆算して部品Bや部品C、さらにその下の階層の部品B-1や部品B-2を準備するためのリードタイムを算出することも可能です。

このように、部品ごとの工数やリードタイムを把握するためにストラクチャ型BOMは役立ちます。

サマリ型

サマリ型のBOMは、製造に必要な部品や原材料の量が一覧で管理できます。

例えば、製品Aを制作する場合、部品B、部品Cが必要だとします。サマリ型のBOMでは、製品Aの完成に部品B、部品Cがいくつ必要か、製品の完成に応じて必要な部品の総数がわかります。

したがって、サマリ型BOMを利用することで過不足なく材料を調達することが可能になります。

BOMの活用で業務を効率化しよう!

効率の良い生産計画を立てるためにBOMは欠かせません。BOMは部品表であり、生産計画を構築する根源になるものです。
そしてERPと合わせて総合的に情報を管理することで、より効率的な生産管理が可能となります。この機会にBOMを活用して自社の業務を効率化させてみてはいかがでしょうか。

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