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ERPとCRMはどう違う?その違いとそれぞれの強みを解説

ERP(基幹業務システム)

2023.07.06

2023.07.06

ERPとCRM、混同してしまって違いが分からないという方も多いでしょう。ERPとは「基幹業務システム」のこと、CRMとは「顧客管理システム」のことです。ERPでは経営全体の効率化や業務改善、CRMでは顧客情報の管理をすることができます。今回は、混同しやすいERPとCRMの違いを詳しく解説します。

ERPとCRM

混同しやすいERPとCRM、両者は具体的にどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、ERPとCRMをそれぞれ説明したうえで両者の違いを確認していきます。

ERPとは?

「基幹業務を効率化させたい…」「営業部門と生産部門との連携がうまくいっておらず、無駄に工数がかかる…」といった問題を抱えている企業は多くあるでしょう。ERPシステムは経営における多くの業務を統合することで、こうした経営の非効率を解消するようなシステムです。ここでは、そもそもERPとは具体的にどのようなシステムなのか、どういった機能を持っているのか、解説します。

 

ERPとは、統合基幹業務システムのこと

ERP(Enterprise Resource Plannnign)とは、統合基幹業務システムのことです。ERPでは、企業内のヒト・モノ・カネ・情報といったリソースを管理し、適切に配分するための計画を立てることができます。

このシステムを導入することで、各部署それぞれで運用しているシステムと、それに基づくデータを統合して管理することができるようになります。したがって、業務を改善することができると同時に、経営効率を向上させることもできます。 ERPについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

ERPの機能

ERPはさまざまな業務のデータを包括的に、リアルタイムで管理できるシステムです。具体的には以下のような機能が搭載されています。

  • 営業管理
  • 顧客管理
  • 販売管理
  • 生産管理
  • 在庫管理
  • 会計管理
  • 物流管理
  • 人事管理

CRMとは?

続いて、CRMについて紹介します。ERPと似ているようで実は異なるCRMシステム。ERPとの違いを理解するためにも、まずはCRMとは何なのか、ここで押さえておきましょう。

 

CRMとは、顧客管理システムのこと

CRM(Customer Relationship Management)とは、顧客管理システムのことです。広い意味でのCRMは、顧客情報を管理するシステムのことだけでなく、顧客との良好な関係を築くための活動や仕組みのことも表します。

例えば、顧客との良好な関係を築くため、問い合わせをした顧客に対してセミナーへ案内するメールを送信したり、一度商品を購入した顧客にはサポートの連絡をしたりするなど、顧客の状態やタイミングに合わせたアプローチをします。

こうした活動を効率的におこなうために顧客情報を一元管理し、それぞれの顧客に合わせたアプローチや戦略立案を自動的におこなえるシステムのことをCRMと呼びます。 

CRMの機能

CRMは、顧客情報を管理し、顧客とより良好な関係を築くためさまざまな機能を備えています。多くの場合、CRMシステムは以下の機能を搭載されています。

  • 顧客情報管理
  • マーケティング業務支援
  • 顧客サポート機能
  • 顧客情報管理機能
  • 営業支援機能

ERP、CRMと混同されがちなSFA

ERP、CRMの違いを比較する前に、SFAというシステムついて解説します。SFAはCRMやERPと混同されやすいシステムです。SFAについても把握しておくことで、より自社に適したシステムを探すヒントになるのではないでしょうか。

SFAとは

SFA(Sales Force Automation)とは、営業支援システムのことです。SFAはCRMと同じく営業活動を支援するシステムですが、それぞれその性質が異なります。 SFAでは、顧客情報や顧客との接触履歴などを組織全体で共有することができます。また、営業活動で得たナレッジを営業組織に共有することができるものもあります。

このような機能を備えたSFAを用いることで、これまで個々で管理していた営業活動を組織全体で管理できるようになるため、企業の営業効率を上げることができ、結果として生産性を向上させることにもつながります。

SFAについてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

関連記事:SFAとは?注目されている理由や導入による失敗パターン、おすすめのシステムを紹介

SFAの機能

営業活動を組織全体で管理することで営業効率を上げることができるSFAシステムには多くの場合、以下のようなシステムが搭載されています。

  • 顧客情報管理
  • 営業プロセス管理
  • ドキュメント管理
  • 売上情報管理

ERPとCRM、SFAの違い

ERPシステムは、社内の異なる部署で管理されているさまざまなデータを統合して管理することで経営効率の向上、基幹業務の改善に役立てることができるシステムです。

CRMシステムは、顧客情報を管理して適切なアプローチをすることで顧客と良好な関係を築くことができるシステムです。

SFAシステムは営業活動を組織全体で管理することで営業活動を効率化するシステムです。

ERPシステムは経営にまつわるあらゆる業務を統合して管理することができるシステムで、CRMやSFAはERPの機能の一部であると考えると良いでしょう。

比較項目 ERP CRM SFA
目的 経営の効率化 顧客との良好な関係を構築 営業活動を効率化
機能 顧客管理 営業管理 販売管理 生産管理…etc 顧客情報管理 マーケティング業務支援 顧客サポート機能 営業支援機能…etc 顧客情報管理 営業プロセス管理 ドキュメント管理 売上情報管理…etc

 

ERPの強み

会社全体の業務効率化をしたいと考えている場合、ERPシステムを導入すると良いでしょう。ここでは、ERPシステムの強みを紹介します。

ERPの強み①:統合して管理することによる情報の可視化

ERPを導入することで、これまで別の部署にばらばらで存在していた情報を1つのデータベース上で一元管理することができます。顧客情報や在庫データ、会計データなどの情報を1つのデータベース上で管理できるようになり、各部署はシステムにアクセスするだけで必要な情報を取得できるようになります。

また、これらのデータはどこかの部署がデータを入力するとリアルタイムで反映されます。したがって、これまで別の部署に連絡して得る必要があった情報や、手に入れるのに工数がかかっていた社内の情報を簡単に手に入れられるようになります。

ERPの強み②:業務の最適化・効率化

ERPを導入することでさまざまな業務のフローが可視化され、部署のデータを一元管理できるようになります。そのため、各部署にまたがる業務のフローをシステム上で可視化し、リアルタイムで確認することができ、そうすることで業務を最適化していくことができます。

また、これまで会計データや顧客データなど、各部署が別々のシステムに入力していたものも1つのデータベース上で管理できるようになるため、業務の効率化も同時に実現することができます。

ERPの強み③:経営意思決定の迅速化

経営者や役員陣が経営方針のかじ取りをおこなうとき、各部署のデータを用いて議論することが多いでしょう。その際、各部署のデータを一元管理できていないと、各部署に問い合わせをしてデータが上がってくるのを待つ時間が生じます。組織が細分化されるにつれ、データ収集に要する時間はさらに長くなります。

また、部署によって必要なデータを納期ぎりぎりに提出してきたり遅れてきたり、部署間のデータの整合性が取れていなかったりなど、さまざまな不備がある可能性があります。

しかし、多くのERPには経営分析機能が搭載されているので、システム上のデータを管理して分析して経営者や役員陣が求めているデータを抽出することができ、迅速に意思決定することができます。

CRMの強み

経営全体の効率化というよりも、顧客との関係構築にフォーカスして営業活動を改善していきたいと考えている場合、CRMシステムを導入すると良いでしょう。ここでは、CRMシステムの強みを紹介します。

CRMの強み①:あらゆる顧客情報を一元管理

CRMを導入することで、個人情報や与信、購入金額などさまざまな顧客情報を一元管理することができます。顧客情報を一元管理することで顧客との接触情報や最新履歴などのずれを解消することができ、顧客に対して適切なアプローチをすることができるようになります。

CRMの強み②:業務の効率化

CRMを導入することでさまざまな業務を効率化することができます。CRMでは顧客情報を一元管理することができるため、営業・マーケティング問わずさまざまな部署から顧客データを確認することができます。それにより、見込み顧客のなかで購入意欲が高まっている顧客に対してリソースを割いてアプローチすることが可能になります。

この結果、これまでおこなっていた「無駄な」業務を削減することができ、業務を効率化することができます。

CRMの強み③:戦略的な顧客関係構築が可能になる

CRMには、顧客の情報や接触履歴、購買履歴、メールやアンケートの反応などのデータが蓄積されていきます。それらのデータを集積し、分析することで顧客に合わせた訴求、戦略を打ち出すことができるようになります。その結果、それぞれの顧客に合わせた良好な関係を構築できるようになるでしょう。

SFAの強み

経営全体の効率化というよりも、営業活動にフォーカスして効率化していきたいと考えている方はSFAシステムの導入を考えてみると良いでしょう。ここでは、SFAシステムの強みを紹介します。

SFAの強み①:メンバーの営業活動を可視化

SFAではメンバーの営業活動を管理するために「顧客管理機能」「案件管理機能」「商談管理機能」「行動管理機能」の4つの機能を搭載されています。

マネージャー層はSFAを活用してメンバーの営業活動を一元管理することで、これまでブラックボックス化していた営業活動を可視化することができます。 それにより、個々のメンバーに対して適切なフィードバックができるようになるため、営業組織の強化にもつながります。

SFAの強み②:営業活動の効率化

「顧客管理機能」「案件管理機能」「商談管理機能」「行動管理機能」を利用することで、これまで手間のかかっていた報告書の作成にかかる時間を削減できたり、過去の営業活動を記録していることで適切なアプローチをすることができたり、案件の受け渡しがスムーズになったりします。

SFAの強み③:トップ営業のナレッジをシェアできる

SFAではメンバーの営業活動を管理・分析できるため、成果を出しているトップ営業がほかの営業とどのように違うのか、データを基に洗い出すことができます。そうして洗い出した違いをほかの営業メンバーにも共有することで、営業組織全体の能力の底上げにもつながります。

ERPやCRMを導入して業務を効率化しよう

ERPとCRMの違いを理解できたでしょうか。 CRMを統合したERPシステムを導入することで、これまで多くの時間を要していた業務や意思決定を大幅に効率化させることができます。ERPやCRMを活用して日々の業務を効率化していきましょう。

関連記事:ERPパッケージの導入手順・特徴・メリットなどを徹底解説!3種類のERPパッケージも紹介

関連記事:クラウド型ERPが注目される理由とは?メリット・種類・特徴など

関連記事:ERPは中小企業でも使えるの?中小企業がERPを導入するメリットとは

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