法人向けクラウド型会計ソフトとは?インストール型との違いやメリットを解説!
会計ソフト(財務会計)
2023.06.12
2023.06.12
決算書の作成や会計データの入力など、煩雑な経理業務を効率化するために欠かせないシステムが、クラウド型会計ソフトです。クラウド型会計ソフトを活用することによって、これまでよりも効率よく経理業務を進めることができます。この記事では、クラウド型会計ソフトについてだけでなく、導入するメリットやデメリットも合わせて紹介します。
クラウド型会計ソフトとは?
クラウド型会計ソフトとは、パッケージとしてソフトウェアを購入してそれぞれのパソコンにインストールするのではなく、インターネット経由で利用することができる会計ソフトのことです。
会計ソフトでは、取引データや会計データといった収支に関わる情報をクラウド上で管理することできるため、業務を大幅に効率化することができます。 クラウド型の会計ソフトでは、デバイスとインターネット環境があればどの端末からでもアクセスすることができるため、出先でも利用することができます。
このような利便性が評価され、近年はクラウド型の会計ソフトが選ばれるようになってきています。
クラウド型とインストール型の違い
関連記事:【初心者向け】クラウドとは?身近なサービスを例にわかりやすく解説
クラウド型とインストール型のシェア状況
クラウド型会計ソフトのシェア状況
MM総研社がおこなった2017年8月におこなった「クラウド会計ソフトの法人導入実態調査」によると、クラウド型会計ソフトの導入シェアにおいてはfreee社が提供するfreeeが32.3%でシェアトップを獲得しました。次いでマネーフォワード社が提供するMFクラウドが19.2%、弥生社が提供する弥生会計オンラインが15.4%となっています。
クラウド型会計ソフトを導入するメリット
クラウド型会計ソフトは近年多くの企業に導入されているサービスです。ここでは、クラウド型会計ソフトを導入することでどのようなメリットがあるのかを紹介します。
アップデートせずに最新のソフトを利用できる
クラウド型会計ソフトは自動でアップデートがされるため、常に最新のソフトを利用することができます。
パッケージで購入するタイプの会計ソフトは、パソコンを買い替えたり新しいバージョンが出たら、そのつどダウンロードやアップデートをする必要がありましたが、クラウド型会計ソフトの場合はそうした手間を省くことができます。あわせて、ベンダー側が自動で最新のものにアップデートしてくれるので、消費税率の変更のような法改正にも問題なく対応することができます。
銀行口座やカードが自動で連携できる
クラウド型会計ソフトの中には、会計データを自動連携できるものもあります。そのため、銀行口座からの入出金履歴や、カードの使用履歴などを手作業で打ち込む必要がありません。会計データを自動連係することで業務工数を大幅に削減することができます。これまで取引データや決算書類など、さまざまなデータを手入力して入力していた企業とっては、多くの業務工数を削減することができるでしょう。
コミュニケーションコストを削減できる
クラウド型会計ソフトはインターネット上で利用できるため、他部署の人たちや社外の人たちとの情報共有がしやすくなります。
会計ソフトを見るだけで他部署や社外の人たちと情報を共有することができるので、会計に関して問い合わせる際に発生するコミュニケーションコストを削減することができます。従来のようにわざわざメールで情報をやり取りする必要がなくなるため、より正確かつ手間のかからない情報共有ができるようになります。
クラウド型会計ソフトを導入するデメリット
自社に合わせたカスタマイズができない
クラウド型の会計ソフトを利用するデメリットとして、自社の会計業務に合わせたカスタマイズが出来ないということが挙げられます。 クラウド型はインターネット上で多くの顧客に対してサービスを提供しているため、個別の顧客に合わせてカスタマイズすることができません。クラウド型会計ソフトを導入する場合、自社の会計業務に適したサービスを選ぶようにしましょう。
セキュリティ面での不安
クラウド型会計ソフトはクラウド上で利用され、運営主体はベンダー側であるため、外部からの攻撃によるセキュリティ対策を完全に自社内で施せず、不安が残ってしまうというデメリットがあります。 クラウド型会計ソフトを提供する事業者はそれぞれセキュリティ対策をおこなっていますが、会計情報を扱うこともあって不安に感じる方もいるでしょう。
クラウド型会計ソフトを利用する場合、IPアドレス制限やユーザーの権限設定など、どのようなセキュリティ対策機能を備えているのかを導入前に確認しておきましょう。
クラウド型会計ソフトを導入して、会計業務を効率化させよう
クラウド型会計システムを導入することで、今よりも会計業務を効率化させることができるでしょう。クラウド型会計システムは数多くの種類があるので、どのサービスにすればいいかわからなくなることもあるでしょう。そのような場合、一度無料トライアルを試してみて、自社に合うかどうかを試してみてください。
関連記事:インストール型会計ソフトとは?会計ソフトを導入するメリット・デメリットを紹介!
関連記事:中小企業向け会計ソフトを導入するメリットとは?選ぶときに必要不可欠な基礎知識を身に付けよう
関連記事:Mac対応の会計ソフト9選!無料プランや無料期間のあるサービスの比較もあり!
関連記事:個人事業主必見!確定申告に便利な会計ソフトの基本情報について紹介!
企業のみなさまへ
あなたもDXログにサービスを掲載しませんか?
あなたもDXログに
サービスを掲載しませんか?