「ApeosPlus Cards R(アぺオスプラス カーズ アール)」は富士フイルム社が提供する名刺管理サービスです。PCとスマートフォンの両方から利用でき、シンプルかつ簡単に利用できる機能が魅力です。
今回はApeosPlus Cards R(アぺオスプラス カーズ アール)の特徴や料金プラン、各種機能を紹介します。
目次
ApeosPlus Cards Rとは
ApeosPlus Cards R(アぺオスプラス カーズ アール)は法人向けの名刺管理サービスで、利用するユーザー単位に合わせて契約できます。
取り込んだ名刺はチーム間で共有できるだけでなく、検索したり、関連ファイルやメモを添付したりなど、情報を社内で一元管理できるのがポイントです。
またほかの名刺管理サービスにはあまりない、名刺取り込みの代行サービスや高速取り込みオプションなどは富士フイルムならではの機能で、名刺取り込みの手間を少しでも減らしたい人におすすめです。
ApeosPlus Cards Rの特徴
ApeosPlus Cards Rの主な特徴として、名刺の取り込みが手軽かつ簡単、情報を一元管理できる、という2点があります。
名刺の登録からデータ活用まで、シンプルで使いやすいのもApeosPlus Cards Rの特徴のひとつです。
名刺の取り込みが簡単
ApeosPlus Cards Rには基本機能として画像からの取り込みと複合機からの取り込みがあります。
オプションサービスとして、OCRを利用して画像取り込みの精度を上げたり、両面一括高速スキャン機能で複数の名刺を一気に登録したり、名刺取り込みにかかる時間を大幅に削減できます。
またオペレーターによる取り込み代行も購入できるので、多くの名刺を管理する場合にも活用できます。
取り込んだ名刺は重複を排除して一元管理できる
ApeosPlus Cards Rに取り込んだ名刺は、自動的に重複がないか過去のデータを網羅します。重複の可能性があるものは確認し、状況に応じて登録内容の変更が可能です。
更新前の名刺データは過去データとしてしっかり残るので、いつでも過去の情報を呼び出せます。
また名刺と一緒にメモや添付ファイルも記録可能です。優れた検索機能や、グループ分割、社内共有の機能もあり、名刺の情報を社内で最大限活用できます。
価格・料金プラン
ApeosPlus Cards Rの料金はユーザー数によって変動します。
基本プランは登録上限数が1組織あたり10万枚となっており、スマートフォン専用アプリと検索・グルーピング機能、画像取り込み(OCR)、2チームまでの共有設定、CSVファイル入出力の機能を利用することが可能です。
以下は基本プランの料金です。ユーザー数5、10、15、20、25、30、50、300、3000、5000ごとに料金が異なり、ユーザー追加は30ユーザー以上のプランから可能です。
料金プランは以下の通りです。(※税込価格)
プラン名 | ApeosPlus Cards R 5ユーザー |
---|---|
初期費用 | 問い合わせ |
月額費用 | 3,300円(※ 5ユーザーの場合) |
補足 | ・OCR精度向上+会社名 ・姓名ふりがな:110円/月 ・名刺取り込み高速化:107,800円/複合機1台あたり ・IPアドレス設定:6,600円/月 ・人事異動情報:30ユーザーまで6,600円/月(1ユーザー220円/月で追加可能) ・登録上限数10万枚追加:11,000円/月 ・共有範囲の上限10チーム:3,300円/月(100チームは11,000円/月) ・CRM連携:110円/月 ・オペレーター入力:24,750円~38万5,000円(500枚・1000枚・10000枚) |
機能一覧
ApeosPlus Cards Rには名刺管理システムとしての基本的な機能のほかに、情報の一元管理を実現させるメモや添付ファイルとの管理、社内共有、検索、重複チェックなどさまざまな機能が搭載されています。
また取り込んだ名刺データはCSV形式で出力できるので、さまざまなシステムで情報が活用できます。
名刺を取り込む時間が無い企業にはオプションで、名刺の高速取り込みや、OCR機能の高性能化、オペレーターによる入力代行なども利用可能です。
名刺データ化・OCR | ○ | オンライン名刺 | ○ |
名刺検索 | ○ | メール送信 | – |
社内共有機能 | ○ | 名寄せ機能 | ○ |
SNS機能(つながり機能) | – | 名刺データ自動更新 | – |
データインポート(ローカルファイル) | – | API連携 | – |
SFA連携 | – | CRM連携 | – |
企業データベース連携 | – | – | – |
提供環境・技術情報
ApeosPlus Cards RはPCでればWebブラウザ、スマートフォンであればスマートフォンアプリケーションから利用できます。
提供形態
- クラウド
OS
- Windows
- Android
- iOS
ブラウザ
- Internet Explorer
- Microsoft Edge
- Google Chrome
- Firefox
アプリ
- スマホ – Android
- スマホ – iPhone
- スマホ – iPad
API連携・サービス連携
ApeosPlus Cards RのAPI連携・サービス連携に関する情報は2021年9月時点で公式HPに記載がありませんでした。
連携させたいサービスがある場合は、導入前に問い合わせましょう。
セキュリティ
ApeosPlus Cards Rは取り込んだデータが流出しないよう、ユーザーやアクセスの管理や二段階認証、操作ログの取得などのセキュリティ対策が施されています。
パスワードに有効期限を設定できるので、ユーザーに対して自動的にパスワード変更を促し、パスワード流出を防ぎます。
暗号化通信 | – | データバックアップ | – |
ユーザー管理 | ○ | シングルサインオン(SSO) | – |
操作ログ管理 | ○ | 二段階認証 | ○ |
アクセスログ管理 | ○ | ワンタイムパスワード | ○ |
デバイス管理 | ○ | IPアドレス制限 | ○ |
プライバシーマーク | – | VPN接続 | – |
ISO/IEC 27001(情報セキュリティ) | – | BCP対策 | – |
ISO/IEC 27017(クラウドサービスセキュリティ) | – | SLA(サービス水準合意) | – |
ISO/IEC 27701(プライバシー情報) | – | GDPR | – |
JIS Q 15001(個人情報保護) | – | CCPA | – |
CSMS(IEC 6244321)(制御システムセキュリティ) | – | ダブルオプトイン | – |
ISO/IEC 20000(ITサービス) | – | データ閲覧制限 | – |
情報セキュリティ安全対策適合証明 | – | データエクスポート制限 | – |
24時間365日監視 | – | AD連携 | – |
サポート
ApeosPlus Cards Rのサポートはメールもしくは問い合わせフォームから可能です。サポートサイトでは詳しいマニュアルが閲覧できるので、マニュアルの確認もおすすめです。
電話 | – |
メール | ○ |
チャット | – |
運用コンサルティング | – |
サポートサイト | ○ |
ユーザーコミュニティ | – |
セミナー | – |